報道ステーション 2016.01.15


当番組は同時入力の為、誤字脱字が発生する場合があります。
≫こんばんは。
≫今日のゲストコメンテーターのご紹介です。
地域エコノミスト今日、バングラデシュから戻ってきたばかりの藻谷浩介さんにお越しいただきました。
よろしくお願いします。
お疲れのところ、すみません。
≫無事に戻ってきました。
≫藻谷さん朝日新聞に出てましたけど「里山資本主義」韓国でも大注目ですね。
≫ありがとうございます。
韓国でも知事の方にお会いしましてやはり向こうでも同じようなことが起きているんですね。
≫マネー資本主義の問題点新たなるテーゼがこの中にたっぷり入っているわけですね。
さて、なんとしてもこれをお伝えするのはつらいんですが白銀のゲレンデのあのイメージを抱きながらバスに揺られていた若者が命を落としました。
12人の若者そして乗員は2人。
14人の命を奪ったスキーバスの転落事故ですが取材の中でこれからお伝えしますが1つ新たにわかってきたのがどうして高速道を一部使わないで碓氷バイパスを使ったかということが取材の中で見えてきました。
≫曲がりくねった峠道の先にそのバスはあった。
≫跡が地面につき始めているんですね。
ずっとタイヤの跡がありますね。
≫多くの大学生たちが犠牲になったバス事故。
≫不可思議なルート変更。
≫真っ暗な山道の中警察や消防の赤色灯が並んでいた。
事故と表示された電光掲示板。
救急車が頻繁に出入りする。
事故から2時間経っても現場では救助活動が続いていた。
飲み物を片手に放心状態で歩き回る男性。
女性は毛布に包まりうずくまっていた。
≫ガードレールの奥に崖に落ち横転した白いバスの車体が見えた。
≫バスは道路脇に横転しています。
立ち木に衝突した衝撃でしょうか。
天井部分が大きくつぶれゆがんでいます。
左側がバスの先頭フロント部分です。
≫午前2時ごろ長野県軽井沢町の国道で大型観光バスの事故が起きた。
バスは対向車線にはみ出てからガードレールを突き破りおよそ3m下に転落。
車体は大破していた。
≫完全に折れ曲がっています。
そして右側の窓が初めて見えました。
外にカーテンなど飛び出しています。
車体ももはや剥がれ落ちていますね。
運転席の部分が押しつぶされて何もない状態になっています。
フレームも残っていませんし座席すら見えませんね。
ハンドルもありません。
運転席の部分、全てなくなっているような状況です。
≫このバスには当時乗客・乗員41人が乗っていた。
運転手が交代要員も含めて2人。
39人の乗客はスキーツアーの客だった。
バスの運行を担っていたのはイーエスピーという会社。
スキーツアーを企画したのは渋谷にあるキースツアーという会社だ。
ツアー参加者の大半が大学生だったという。
≫スキーツアーはホテル1泊つきで1万3000円から。
昨夜11時に東京を出発し長野県の斑尾高原などを目指す予定でその行きがけに事故は起きたのだ。
入院中の大学2年生のこちらの男性。
≫男性は事故当時、バスの一番後ろの席に座っていた。
体はバスの外に投げ出されたという。
≫事故での死亡者は2人の運転手と乗客の合わせて14人に上った。
現段階では10人の身元がわかっているが、乗客の死者のほとんどが大学生とみられる。
また重体2人重軽傷者は24人。
集中治療室に入っている人もいる。
≫当時、現場付近で道路の凍結などは報告されていない。
雪や雨もなく霧も発生していなかった。
なぜこんな大惨事が起きたのか。
事故が起きたのは群馬県と長野県にまたがる碓氷バイパスと呼ばれる峠道だ。
この碓氷バイパスは群馬県側から向かうと急カーブが連続する上り坂になる。
峠を越え、長野県側に入ると緩やかなカーブが続く下り坂に変わる。
制限速度は50キロだ。
暗くなってから同じルートを走ってみた。
≫ここから一気に下っていきます。
しかも結構急ですね。
ただ、見通しは非常によくなりましたね。
100mほど先のトラックがまだ見えています。
再三、エンジンブレーキを併用するようにという看板がありますね。
ここが、まさに事故現場ですね。
こちら、スピードが出てしまう緩やかなカーブの先に事故現場があります。
しかも、当時は路面は凍結していなかったということですね。
≫夜でも特に運転が難しい道には見えない。
しかし助かった乗客の話ではバスは事故直前蛇行しながら走行していたという。
この男性は前から6番目の一番左の席だった。
≫現場を詳しく見てみるとバスが転落した場所の手前のガードレールにも新しい傷があった。
≫事故現場の100mほど手前です。
実は、この辺りにもバスのものと思われるタイヤの跡がずっとこの路肩に残っているんですね。
この辺りは側面にも黒い跡がずっと残っていましてすったような跡が5mほど続いているんですね。
この上のガードレールもご覧のように比較的新しい傷すったような跡があります。
つまり、転落事故の直前にもバスはバランスを崩してガードレールなどに接触していた可能性があります。
≫前から7番目の右から2番目に座っていた女性の話では大きな揺れが2回あったという。
≫そしてバスが転落した現場には路面にくっきりとタイヤ痕があった。
しかし、1本だけ。
これは何を意味するのか。
≫車体の総重量1.6トン。
更に、41人分の重さが加わった大型バスがなんと片輪走行していた可能性があるという。
なぜそのような状態に陥ったのか。
専門家は…。
≫では、運転手が危険な運転に至っていたとしたらその背景には何があるのか。
今回のスキーツアーはイーエスピーのバス2台で行われた。
事故を起こしたバスを先頭に午後11時に東京・原宿を出発。
行程表では2台とも関越道を通りいったん東松山インターチェンジで国道に降りる。
これは、ホテル到着を遅らせるよう時間を調節するため一般道を通るという。
そして再度、高速道路に乗り佐久インターチェンジで降りて最終的に斑尾高原に向かうものだった。
2台目はこのルートを走ったが事故を起こした1台目のバスは運転手の同僚が確認したETCの記録によると、なぜか降りるはずだった東松山を越え藤岡インターチェンジで降りているという。
その後、上信越道を使わず本来なら通るはずのない国道18号の碓氷バイパスを走行していた。
同僚の運転手によると碓氷バイパスはベテランでも使わないという。
≫なぜ違うルートを使ったのか。
別の同僚がある可能性を口にした。
≫行程表では関越道の練馬で乗り高坂サービスエリアで休憩をとり東松山で降りる。
しかし、同僚の説明によると高坂サービスエリアが混んでいるため上里サービスエリアで休憩をとることが多いという。
その場合降りるのは藤岡になる。
そうすると行程表より長く高速道路を走るため料金が多くかかる。
高速料金には3000円という上限があるためその先は一般道を使ったのではないかというのだ。
キースツアーはルート変更を知っていたのか。
≫本来、運転手がルートを変える場合にはバス会社の運行管理者に報告する義務が生じるはずだ。
ルートを変えたことが事故につながったのか。
同僚は、事故を起こしたバスを運転していた土屋広さんについてこう話す。
≫同僚によるとルートに関しては同乗していたもう1人の運転手が決めていたという。
事故を起こした土屋さんは去年12月、イーエスピーに入社したばかりだった。
その前に所属していたバス会社によるとここ5年、土屋さんは長距離運転をしたことがなく運転は7mのバスばかりだったという。
これほどの大惨事となったバス。
座席の配置はどうなっていたのか。
≫事故を起こしたバスと同型のイーエスピーのバスに許可をいただいて乗らせていただきます。
まず、3段階段を上ると正面に運転席があります。
そして、客席ですが1列が4人がけ。
最後部だけが5人がけになっていて全部で11列あります。
通路の幅は十分にとられていてまた、天井が高いので中の空間は比較的広く感じます。
≫当該のバスはこの同型車より古いものの走行距離も10万km程度でまだまだ使用可能だった。
同じバス会社のドライバーは車体トラブルの可能性を否定している。
≫イーエスピーは2014年にバス業務の認可を受けた。
ただ、ドライバーの健康診断などが不十分だとして2日前に国交省から処分を受けたばかり。
亡くなった運転手の土屋さんも健康診断を受けていなかった。
≫今日午後6時、警察はバスの運行をしていたイーエスピーに家宅捜索に入った。
容疑は過失運転致死傷だ。
≫午後9時過ぎです。
警察による家宅捜索は現在も続いています。
≫またツアーを企画したキースツアーには東京都と国交省が立ち入り検査に入った。
どこまで運行を把握し指示が守られていたのかが目的だ。
≫事故の真相解明はこれからだ。
専門家は、近年頻発する長距離バスの事故について運転手不足を指摘した。
≫改めていうが、今回の事故では14人が犠牲になった。
その多くは大学生だ。
≫公民館に隣接する遺体安置所。
≫午後2時半です。
遺体が安置所へと運び込まれていきます。
≫遺族とみられる方たちが遺体との対面を終え出てくる。
今回の事故では14人が犠牲になった。
失われた多くは若い命。
運転手を除き現在わかっている8人は全て大学生だった。
阿部真理絵さん、22歳。
≫午後8時過ぎです。
阿部真理絵さんのご遺体が今、自宅へと戻ってきました。
≫同じく22歳の早稲田大学の学生田端勇登さんも無言の帰宅となった。
≫ショックなんですけど。
みんなそれぞれ頑張っていて特に今の時期は就活とかそれぞれみんな頑張っていたと思うので。
≫法政大学では事故を起こしたバスに10人の学生が乗っていてキャリアデザイン学部3年の林晃孝さんと西原季輝さん、21歳が亡くなった。
西原さんを知る人は…。
≫首都大学東京では5人の学生がこのツアーに参加していた。
そのうち2年生が1人死亡。
大学はセンター試験を明日に控え今日は休み。
3連休だったという。
東京農工大学の学生4人も事故に巻き込まれ小嶋亮太さん、大谷陸人さん1年生2人の死亡が確認された。
運転手2人も亡くなった。
運転していた土屋広さんは運転席で挟まれるようにして死亡していたという。
≫土屋さんとは別の場所で亡くなっていたもう1人の運転手勝原恵造さん。
妻は今朝、会社からの電話で夫が事故で亡くなったことを知らされた。
≫今、ご覧いただいたVTRの中で1つ、訂正がございます。
事故の際にバスが片輪で走行した可能性が高いという説明をするパートでバスの車体の総重量を1.6トンとしていたんですけど正しくは16トンの間違いでした。
大変失礼いたしました。
≫申し訳ありませんでした。
事故現場付近に富川悠太アナウンサーがいます。
中継です。
富川さん、そちらから伝えてもらえますか。
≫現場の雰囲気をより正確に知っていただくためにあえてライトは消しています。
今、赤と緑のライトが点滅していますがこちらは今日仮設されたガードレールの位置を示すものです。
普段はありません。
周りを見てみましてもこの現場近く街灯は一切ありません。
いかに現場付近が暗いかというのがわかると思います。
ではライトをつけてください。
バスは、あちらの方向群馬側から国道18号を走ってきました。
この辺りはずっと下り坂になっていまして今もトラックが通りましたけど大型トラック、トレーラーなどが通るときにはなかなかスピードを落としづらそうな印象も受けます。
私がいる場所から100mほど先の場所今、ライトを照らしていますがあのガードレールの位置が100m手前のガードレールにすったような跡があった場所です。
事故調査委員会の方に話を聞きますと今回のバスによるものの可能性があるということなんですね。
とするならばバスは手前で接触をしてバランスを崩したということが考えられます。
バスはそのままセンターラインを越えましてこちらの方向へと突っ込んできました。
路面を見てみますと黒い線、タイヤの跡がずっと走っています。
これも事故調の方に聞いたんですがこの跡はブレーキをかけたときにつく跡ではないというんです。
しかも右側のみ、片方だけついていて左側はついていない。
つまり、左側が浮いたまま右側がついて走ったために圧力がかかってこのような跡ができたのではないかと話していました。
この跡をたどっていきますとガードレールが崖に倒れていえるのが見えます。
ここからバスは転落したということがわかります。
ただ、バスがぶつかって止まっていたのはこの先です。
木の皮が剥がれています。
あの木の場所なんです。
今一度、位置関係を見ていただきたいのですがバスはこちらのガードレールに突っ込んであちらの木のところで止まった。
ということはバスはここから転落したというよりも飛び出したという表現が正しいかもしれません。
かなりスピードが出ていたということが想像できます。
≫富川さんは夜その現場を車で走った。
そのときの感触としてかなり下り坂だというのもポイントの1つですね。
≫群馬側を走っているときはもっと急カーブなんですけど上り坂なのでスピードは出なくて恐怖感はありませんでした。
ただ長野県側に入りますとカーブは緩やかなのですがずっと下り坂が続いているので遠心力も体で感じるんですね。
そのためエンジンブレーキなどをうまく使わないとこれは、制御するのがなかなか難しいのではないかなという印象を受けました。
≫ありがとうございました。
続いてやはり中継です。
軽井沢町の中央公民館の隣が遺体が安置されているところなのですがそこに長野朝日放送の金子律人記者がいます。
金子さん、そちらからお願いいたします。
≫私の後方にある建物あの明かりのついた建物が事故の犠牲者のご遺体の安置所です。
つい先ほども犠牲者のご遺体を乗せた棺その棺を載せた車がここをあとにしたところです。
ここは、事故の現場から車で20分ほど離れた場所です。
建物はブルーシートで覆われているため中の様子をうかがい知ることはできません。
ご遺体は、午後1時ごろからこちらに運び込まれています。
これまでに13人のご遺体がここへ運ばれました。
事故で亡くなったのは14人ですからあと1人まだここへ運ばれていない方がいるんです。
その方というのがバスの運転手の男性です。
警察がこれから運転手の男性の司法解剖を行って男性の健康状態に問題がなかったかといったことを調べることにしているんです。
私たちが確認した範囲ではこれまで7人の犠牲者の方がここでご遺族との面会を果たしてこの場所をあとにしました。
ですからここには今残る6人の方のご遺体が安置されているとみられます。
今回の事故では亡くなった方の多くが10代20代の若者でした。
ですから、ここを訪れるご遺族の中には犠牲者の両親とみられる世代の方も多くいらっしゃいます。
皆さん、無言のまま沈痛な表情を浮かべてこの安置所へいらっしゃいます。
我が子を失ったその現実を受け止め切れないそんな様子でした。
≫金子記者が伝えました。
亡くなられておりますが今もなお安置されている方々冷たいだろうな寒いだろうなと思ってしまいます。
そして、もう1つ中継です。
武内絵美さんがバス会社イーエスピーの前にいます。
武内さん、そちらからお願いします。
≫午後6時20分に始まりました警察による家宅捜索は今現在も続いていてあちらの建物の2階が事務所なんですが時折、人影が動いたりフラッシュがたかれる様子が見受けられます。
今日は何度もこの場所でバスの運行会社イーエスピーによる会見、取材が行われました。
しかし、事故当時運転をしていた土屋さんは入社して時間も短く土屋さんについての詳しい情報や、またなぜ行程表と違ったルートを走行したのかなど明確な理由を聞くことはできませんでした。
一方で、土屋さんをよく知る現職ドライバーの方に話を聞きますと違ったルートを走行したことについてお客さんたちにスムーズにトイレ休憩をとらせてあげたかったのではないかという話を聞くことができました。
現職ドライバーの皆さんの間では当日の道路状況やパーキングエリアの混み具合によって柔軟にルートを変更することがあったようです。
しかし、それを会社に報告するということはあまりなかったようなんです。
これが、本当のことですと道路運送法に違反する可能性があります。
今日は双方、取材してみてドライバーの皆さんの健康や走行を管理する会社側と実際に走行しているドライバーの皆さんとの間で認識が大きく違っていると感じました。
≫どうしてそういうことになってしまうのかという背景にあるように強く、武内さん、思いますし1つの情報としては断定はできませんがドライブレコーダーを積んでいなかったんじゃないかという情報も入ってきていますのでその辺りも含めて本当の事故原因というものが明確に見えてくるまではちょっと時間がかかりそうな。
どうなんだろうという気がしますね。
≫また会社がドライバーの皆さんの健康ですとかどういった走行をしているのかということを逐一報告し合う話をし合うということがより必要なのではないかと感じました。
≫ありがとうございました。
藻谷さん、藻谷さんは学生時代からこのルートを使ってバスに乗ってスキーに行かれたりもしているということでいろんなことを伺いたいんですがやはり問題点が見えてきますね。
≫これ自体は直接的にはドライバーの方のあそこでブレーキがかかっていないとすると何か運転ミスなり体調不良ということが個人的にまずある。
それと同時に走っていた箇所は本来の運行計画になかった場所ですから考えようによってはドライバーの方が間違った運転をしたのだという話で片付けられるかもしれないですけどものすごく今の日本の世相を代表する点が2つあります。
まず、ドライバーの方が12月採用、先月採用された。
12m車を運転したことがない65歳。
いわゆる定義によってはぎりぎり団塊の世代にあたる方なんですね。
この方が新人として12m車を運転して深夜の峠道を走る。
これは本人の事情ではなく日本全体の事情ですね。
団塊の世代、昭和20年代前半に生まれた方がみんな65を超えまして数え方によりますけど700万から1000万人いらっしゃる方々が正規に退職されました。
その結果、今日本では大変な人手不足が起きています。
なんとかミスは関係なく誰が何をしていても起きることです。
結局、人手不足を補う方法は辞めたはずの団塊の世代の方が再就職するしかない。
本当は多分年金ももらえる年だしリタイアされるということもあり得ると思うんですけど不安だから働こう。
世の中全体そうだと思うんですが…。
≫圧倒的に非正規という形での再就職が多いですね。
≫毎日働けませんので非正規という形で運転したことがない大型車を運転せざるを得なかった。
こういったことがなければ多分この問題はずっと形が違っていたはず。
世の中全体の人手不足、みんなが年をとって若い人が足りない。
おまけにそこに爆買いの外国人の方がたまたま殺到しているのでドライバー不足なんですよ。
≫バスもドライバー不足でもあるんですね。
≫いつまでも続くとは思えないので新しく若い人をドライバーに養成するということは鈍いです。
ここは、年寄りの人に頑張ってもらってつなごうということなんだけどその狭間で運転したことのない大きな車を運転しなきゃいけない人が出てきてしまった。
もう1点、なぜ違うルートを通ったのか。
この番組で分析したということだと予定より長く乗ったと。
その分埋め合わせるために下を通りました。
いくら違うのか。
もし東松山で降りずに藤岡まで行ってしまうと深夜のETC料金で1800円高くなると。
それを碓氷峠じゃなくて高速道路を通るとこんなカーブありません。
高速道路を通ると1840円かかります。
つまり、1800円余計に高速代がかかってしまったので碓氷峠を越えることで1800円をセーブして帳尻を合わせた可能性がある。
仮にそうだとすると40人で割ってみると1人あたり50円いかない話です。
それをいうならそもそももともとの運行計画はどうして東松山で降りてまた、もう1回松井田にいって佐久で降りる計画になるか。
最後、佐久まで高速で行ったら、いくら違うのか。
4000円ちょっとしか違わない。
1人あたりで100円ですね。
つまり1人あたり100円のコストをダウンするために高速を1回降りる計画だったということは違法じゃないんだけどそういう計画にしなきゃいけないぐらい4000円を節約しなきゃいけないというこの現実。
またそれで1人あたり100円くらい安くなっているバスツアーに僕も学生なら多分行ったと思います。
これはどうでしょうか。
安全というものに対してもう少し業者側もお客さん側も世の中全体もお金を払うぞとしないとやっぱり先進国といえないと思う。
特に業者の方こういうことがあるとお客が減る可能性があります。
これが1万円、2万円ならともかく1人あたり100円という話についてそこを削らなきゃいけないのか僕らは考え直さなきゃいけないと思うんです。
≫課題、見えてきますね。
新たに情報が入ってきているようです。
≫今、お伝えします。
この事故で亡くなった14人の方のうち新たに3人の方のご遺体の身元が確認されました。
お伝えします。
千葉市の大学生西堀響さん、19歳。
広島市の大学生山田萌さん、19歳。
そして、川崎市の大学生小室結さん、21歳です。
≫冷凍ビーフカツが不正に横流しされていた問題で新たにわかったことがあります。
カレーチェーンのCoCo壱番屋を展開する壱番屋は愛知県の産廃業者に廃棄を依頼したのはこのビーフカツ以外にも5種類ありましてこうしたものも不正に転売されている可能性が出てきました。
≫横流しされていた廃棄品はビーフカツだけではなかった。
産廃業者と取引をしていた会社が今日になって明らかにしたこと。
≫今回の横流しの流れを改めて整理する。
カレーチェーンCoCo壱番屋を展開する壱番屋が工場の製造過程で異物の混入した冷凍のビーフカツ4万枚の廃棄を産廃業者ダイコーに依頼。
ダイコーは7000枚を堆肥にし残りの3万3000枚をみのりフーズに転売した。
それを、みのりフーズや仲介業者がスーパーや弁当店などに販売していたのだ。
しかし、その後の岐阜県の調査でビーフカツだけでなく賞味期限がおととしから去年のチキンカツがみのりフーズや取引先の弁当店の冷凍庫に保管されていたことが明らかになった。
昨日、みのりフーズは我々の取材に…。
≫しかし、今日…。
≫愛知県によると13日に聞き取りをして以後ダイコーとは連絡が取れていないという。
こうした流れを追うように壱番屋は今日ビーフカツやチキンカツなど6種類の業務用冷凍食材の廃棄をダイコーに依頼していたと発表した。
これらが壱番屋のチェーン店以外で売られていたら不正転売の可能性がある。
また、保存方法の問題が考えられるため絶対に食べないよう呼びかけている。
2001年からカツの廃棄をダイコーに依頼していた壱番屋。
食品廃棄の決まりは今回のような異物混入のほか器具の汚れがついたりした場合で去年は1年間で今回の4万枚を含む10万3000枚が廃棄されていた。
≫横流しは今回だけではない。
愛知県内の精肉店で今回とは別のビーフカツ750枚が売られていたことが県の調査で新たにわかった。
≫廃棄されるはずだったビーフカツはこれまでに愛知や三重などの30軒のスーパーや弁当店に流通したことがわかっている。
≫中国の食品管理のずさんさを我々も伝えてきましたけどひどいですね、これも。
≫これは一度、廃棄物になっているものですから廃棄物になっているものを食品として勝手に再利用してしまうというのはこれは本当にやってはいけないこと。
ましてや日本が俺たちは先進国だぞというのであればこういうことはあってはいけない。
ただ背景にあるものとしてやっぱり、結局本来捨てるものに比べて売り直せばもうかる人がいるということですよね。
また、被害者のように皆さんおっしゃってるけど逆にいうと普通より安い材料として買っている人がもしいたとしたら当然、それは自分がそのお金をなんか怪しいと思わなくてはいけない。
安いものには必ず裏があるわけですね。
これが一般の消費者がそれで被害に遭うのはかわいそうなんだけどプロの集まりなわけだからプロ同士はちゃんと見なきゃいけない。
更にいうと廃棄物捨てられるものの中には食べられるものもあるんだと思うんです。
だからといって一度、廃棄物と業者が認定したものを廃棄物業者が食品に戻すというのはルール違反でしょう。
ルールは守らなきゃいけないし逆に捨てなくていいものを捨ててるということがあるんだったら逆にそれは捨てなくていいように食品事業者がルールを変えなくてはいけない。
ルールを守ってちゃんとやる。
逆に、実際はルールどおりにやらなくても実際は害はねえよというすごくよくないこと。
ルールを解釈で運用を変えちゃいけないんです。
先進国はルールを守らなきゃいけないしルールがおかしかったら変えなきゃいけない。
それを現場にいる人が特に廃棄物の資格のない人は言語道断。
僕ら同じようなことが起きていないかを考えて自分の考え方を直さなきゃいけない。
≫なんで起きているのかといえば私たちの心の中にも人に対しては厳しく自己責任を追及し自分に対しては甘い弁護士になっているようなところもこういうことが起きてしまう原因の1つかもしれないとみないとそれが一つ一つ怒っても始まらなくなってくるくらいですよね。
≫今日の国会についてですが日銀の総裁が語っています。
どうぞ。
≫株価は今日も下落した。
年明け2週間で値上がりしたのは1日だけ。
その原因の1つが原油安だ。
日銀の黒田総裁は金融緩和で2%の物価目標を達成しようとしているが原油安は物価の押し下げ要因となる。
≫問題は2%の物価目標が達成できないまま年間80兆円のペースで日本国債の購入を続けることだ。
日銀にはすでにおよそ328兆円もの国債が積み上がっている。
≫日銀が国債を買い続ける副作用についても≫金曜日の夜ではあるんですがこの時間の六本木人は少ないですね。
ほとんど見当たりません。
この寒さのせいもあるんでしょうか。
今も5.4度まで下がっています。
明日からのセンター試験も寒さ対策は欠かせません。
天気が崩れる原因は南岸低気圧なんです。
今ちょうど光っていますね。
このあとの動きを見ていきますと月曜日にかけて急速に発達しながら三陸沖へと進んでいきます。
このため、太平洋側を中心に荒れた天気となりそうです。
各地の警戒ポイントをまとめました。
西日本から東日本の太平洋側を中心に午前中は雨や風が強まりそうです。
特に関東北部や甲信地方朝から雪で市街地でも積もる恐れがあります。
更に、午後には北日本で大荒れとなります。
夜には猛吹雪となる恐れもありますので十分ご注意ください。
≫ここからスポーツまいりましょう。
青山さん、お願いします。
≫お伝えします。
まずこちらのニュースからです。
なでしこジャパンのゴールキーパーとして活躍した海堀あゆみ選手が現役引退を発表しました。
海堀選手はオリンピックとワールドカップそれぞれ2大会でメンバー入り。
2011年には正ゴールキーパーとして初のワールドカップ優勝に貢献しました。
引退する理由については体のパフォーマンスが以前に比べて上がらなくなり日々、一番のライバルである自分自身に勝てなくなったとコメントしています。
突然の発表でしたけれども本当にお疲れさまでした。
続いてなんですけども男子サッカーです。
リオオリンピック出場を目指す日本代表。
明日、アジア最終予選のタイ戦です。
早速現地カタールから伝えてもらいましょう。
澤登さん、中山さんお願いします。
≫明日のタイとの一戦も前回と同じこのアルアラビスタジアムで行われます。
日本は前回、初戦ということもあって、非常に硬かったです。
ですから、日本らしいサッカーができませんでしたけれども次は初戦ほど緊張しないと思いますので大丈夫だと思います。
≫明日の第2戦勝てば決勝トーナメント進出。
負ければ大混戦。
ただ、その相手、タイは予想以上に強敵です。
≫監督自らが弱者と語っていた日本第2戦の相手、タイ。
ところが、優勝候補の一角サウジアラビアとの初戦では相手ゴールを脅かすプレーを連発。
強豪を相手に予想を覆し引き分けに持ち込んだ。
ワールドカップ出場経験なし。
かつてサッカー不毛の地と呼ばれた、タイだが…。
ここ数年サッカー人気が急上昇。
タイ最大のスポーツメディアの記者にその注目度を聞いた。
≫そんな絶大な人気とともに成長を遂げてきたタイの選手たち。
実はそんな背景には日本人の存在があった。
今回の代表メンバーが普段プレーするタイの国内リーグ。
ここで昨シーズン8人の日本人が監督として選手たちを指導した。
更にJリーグで活躍した選手など33人もの日本人がプレー。
タイサッカーのレベルの底上げにつながっている。
そして、この選手も。
元日本代表、岩政大樹。
2010年のワールドカップメンバーで翌年のアジアカップでも優勝に貢献したディフェンダー。
おととし、タイのサーサナというチームでプレーしていた。
そのときのチームメートが今回6人、代表に入っている。
≫日本のサッカーを学んでいるというタイの選手に岩政はどんなことを教えたのか。
≫これまでの個に日本の規律を備えたタイ代表。
初戦で優勝候補と互角の戦いを見せた。
≫正直、僕はタイをなめていました。
≫このグループの中では一番格下なのかなという感じは我々もしてましたよね。
≫ただ、試合を見て体は小さいんですけど当たり負けはしない。
そして、以前は個人技だけで戦っていたという印象があったんですけれどもおとといの試合を見たときに、非常に組織化されているなって感じたんですね。
≫システムをうまく使いながら全体が連動するようなサッカーをしてましたよね。
≫このグループで一番勢いがあるんじゃないかなと感じられますね。
≫その中で少し注目してほしいのがキャプテン18番のチャナティップ選手なんですね。
タイのメッシと呼ばれているんですけど身長が158cmと非常に小さいんですけれども非常にテクニックがあります。
特にタイの攻撃というのはチャナティップを経由して組み立てられていくので非常に厄介ですね。
その中で常に動いてボールを触る触ったあとにすぐさばいて、もう一度もらうようなことをするのでなかなかつかまえきれないんですよね。
ですから本当に曲者だと思いますね。
≫日本でマッチアップするのはボランチの遠藤選手なんですけどドリブルして、ボールをキープしている相手ではないのでなかなか対応しづらいとは思うんですけども出して走る、出して走る。
その選手にボールウォッチャーになることなく、体を寄せて寄せて抑えてもらいたいという思いはありますよね。
≫フリーにさせないことが大事ですよね。
≫非常に強敵ですよね、タイ。
≫強いと思いますね。
どうですか、古舘さん。
≫当たり負けしないって小兵でありながら当たり負けしないというのはどうみたらいいんですか?≫体幹がしっかりしているのではないかと。
体のバランスがいいんじゃないかと感じましたね。
芯がしっかりしてるから相手のバランスに自分を預けることなく自分で剥がれるんですよね。
それが当たり負けないところに至ってるのかなという感じますね。
≫澤登さん精神的な面というのはものすごく強いとVTRでわかりましたけどそういう選手たちと当たるというのもなかなか面白いと思うんですよね。
≫精神的な部分の強さもありますけども日本も精神的な強さを持っているので大丈夫だと思いますけどね。
≫相手に翻弄されることなく自分たちのやるべきことをグラウンドで表現してもらいたいですね。
≫なるほど。
楽しみになってきましたね。
≫ありがとうございました。
続いてなんですが今日、そうそうたるメンバーが。
≫司会やったんじゃないですか。
≫そうなんですよ。
去年活躍したアスリートの皆さんを表彰するビッグスポーツ賞です。
僭越ながら司会を担当させていただきました。
≫この和服だったから、青山さんその流れで、今日。
ちょっと水っぽいなと思ってさっきから見てたんですけどこの流れですか。
≫そのまま来ました。
早速お伝えしていきます。
≫ビッグスポーツ賞。
体操男子日本代表。
≫ビッグスポーツ賞は体操男子日本代表そして競泳の瀬戸大也選手などが受賞しました。
そして、注目が集まったのがこちらの2人。
1994年生まれ同学年の大谷翔平選手と羽生結弦選手。
今日がお二人、実は初対面ということだったんですね。
≫はじめまして。
よろしくお願いします。
≫バス事故に関して先ほど新たに身元がわかったとお伝えした犠牲者のお一人山田萌さん、19歳の住所について広島市としていましたが長野県警が東広島市だと訂正しました。
事故で亡くなった14人の方のうちこれまで13人の方の身元がわかっています。
≫もうお一人の身元がまだわかっていないということですね。
2016/01/15(金) 21:54〜23:10
ABCテレビ1
報道ステーション[デ][字]

長野・軽井沢でスキーツアーのバスが転落…多数の死傷者▽ジャカルタで連続爆発…犯行グループの背景と狙いは?▽チキンカツも転売か?深まる謎

詳細情報
◇番組内容
緊迫感や速報性を重視したニュースと元気で明るいスポーツ、硬軟取り混ぜた時代を映し出す特集に季節感あふれる天気予報と情報満載です。
◇出演者
【メインキャスター】
古舘伊知郎
【サブキャスター】
小川彩佳
【コメンテーター】
立野純二(朝日新聞論説副主幹)、ショーン・マクアードル川上(経営コンサルタント)、中島岳志(北海道大学公共政策大学院准教授)、木村草太(首都大学東京准教授)
【スポーツ】
松岡修造、澤登正朗、中山雅史、稲葉篤紀
【特別リポーター】
長野智子
【スポーツアナウンサー】
青山愛
【天気予報】
林美沙希
◇おしらせ
☆番組HP
 http://www.tv-asahi.co.jp/hst/

※放送内容が変更になる場合があります。あらかじめご了承ください。

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
ニュース/報道 – 経済・市況

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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