トップページ政治ニュース一覧領海侵入初確認の船は中国海軍の艦を改修
ニュース詳細

領海侵入初確認の船は中国海軍の艦を改修
1月12日 4時59分

領海侵入初確認の船は中国海軍の艦を改修
k10010368081_201601120527_201601120529.mp4
沖縄県の尖閣諸島の沖合で領海侵入を繰り返している中国海警局の船のうち、先月下旬に初めて確認された船が、中国海軍のフリゲート艦を改修したものであることが分かり、政府は中国側に厳重に抗議するとともに、警戒を強めています。
沖縄県の尖閣諸島の沖合では、4年前の国有化以来、中国海警局が日本の領海への侵入を繰り返しており、去年は、月にほぼ3日のペースで、1年間に合わせて35日侵入しました。
こうしたなか、先月26日には、甲板上に4本の砲とみられる装備を搭載した船が領海に侵入しているのが初めて確認されました。
政府関係者によりますと、政府の分析で、この船は中国海軍のフリゲート艦を改修したものであることが分かったということです。
船の船体には海警局の所属を示すペイントが施されていますが、政府内からは「実際には中国海軍が運用している可能性もある」という指摘が出ており、政府は、船の装備を含めて、引き続き分析を進めることにしています。
外務省関係者は、「南シナ海での中国の海洋進出の動きに、日本がアメリカなどとともにけん制を強めていることへの、対抗措置の側面もあるのではないか」と話しており、政府は中国側に厳重に抗議するとともに、警戒を強めています。

関連ニュース

k10010368081000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ