≫今日午前2時にありましたスキーバス事故、転落現場です。
国道18号線、今長野県にいます。
私たちの目の前にあるのがレッカー車です。
その後ろに先ほど国道につり上げられました事故を起こしましたバスがあります。
お昼までは伝えられていませんでしたが今、右側の側面が私たちの前にあります。
今、レッカー車が動き出しました。
私たちの目の前を今レッカー車が動いて、これからもしかしたらそのバスをこの場所から移動させるのかもしれません。
今、また少しずつその姿が見えています。
今、運転席から人が降りたのでレッカー車まだしばらくこの場所にとどまると思われます。
バスの運転席を見ますと、かなりへこんでいます。
こちらから見ますと手前側がバスの前方奥側が後部というふうになっています。
ですからこの左側私たちの一番手前に見えているのが運転席なんですけれどもこちらから見て左側からかなり強い圧力がかかっているとみられます。
運転席が完全にスペースを失っているのがわかります。
先ほど私たちが目で見たところではエアーバッグも破裂しているという状況でした。
その運転席から後ろを見てみますとかなり泥がついていますしそして側面剥離している箇所があるわけなんですね。
更には、窓枠などもこれは、ひしゃげている状況。
そして窓ガラスというのが粉々になっていてまだ窓枠にくっついているものもあるんですがそれはもう奥を見通せないような状況になっている窓ガラスというのがありました。
更には外れかかっている窓ガラス。
あるいはボディーを見ますと車体の脇、もうめくれ上がっているんですね。
何か部品がワイヤ、あるいは配管か支柱かそういったものが左側飛び出ているのがわかりますがそういったものから剥離した車体を先ほど撤去するという作業が行われていました。
そして、上空から昼までのニュースでお伝えしている中で屋根の部分、天井部分に立ち木がめり込んでいるというのがありましたけれどもそれがこのバスの真ん中よりも後ろ部分になります。
そこが大きくへこんでいるのがわかると思います。
車体の高さでいうと3分の1ほどめり込んでいるという状況。
大破したバスがまもなく現場から運び出されることになっております。
それでは今日午前2時にありましたこの事故VTRにまとめてあります。
ご覧ください。
≫今、午前11時30分を過ぎました。
横転しましたバスをこれから移動させるためのレッカー車が私たちの目の前を通って現場に向かっています。
≫少しずつ後部のほうからゆっくりと持ち上げている感じでしょうか。
がたんがたんと動こうというふうにしているんですけれども…。
今、一気にきました。
作業開始から30分近くが経とうとしているところ。
今、かなり車体が持ち上がり始めています。
引き上げました。
ガードレール方向に引き寄せて持ち上げようというところ。
そして運転席はめちゃめちゃですね。
右側からかなりの衝撃があったんでしょうか。
運転席へこんでいます。
もう、いびつな形になっています。
ドライバーが座るようなスペースがなくなっていますね。
完全にフロント部分、右半分がなくなっています。
壁、そして天井によってひしゃげて、いびつな形になってそして座るスペースすらもなくなっています。
ハンドルがどこかなのかもわかりませんし、配管、ワイヤそういったものが露出しています。
支柱となっている柱そういったものが全部曲がってへし折れていると状況になっています。
≫スキー客と運転手合わせて14人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故。
つい先ほどバスの引き上げ作業が行われた。
更に、このバスの運行会社について安全に関わるある情報が明らかになった。
それが…。
≫バスを運行していた会社イーエスピーは運転手の健康状態を把握していないなどとしておととい、国土交通省の関東運輸局から行政処分を受けたばかりだった。
この事故で、バスを運転していた土谷廣さん、65歳と運転を補助していた勝原恵造さん、57歳が死亡した。
2人は、きちんとした健康管理を受けていたのだろうか。
≫ご覧ください。
バスが前方部分フロントガラスが粉々に砕けています。
バスの部品であったりあるいはシートが散乱していますね。
青いのがシートですね。
更にはバスの左側を見ますとミラーなどが散乱、砕け散っているのがわかります。
恐らく、乗客の持ち物でしょうか。
ホッカイロそして空き缶そしてヨーグルトなどの入れ物も飛び出して、散乱していますね。
バスの車体、手前側赤いものこれは床なのかあるいは天井なのかわかりませんけれどもめくれ上がってしまったものがなぜか、バスの外まで出てしまっているんですね。
何かしらの衝撃が加えられてそしてめくれて剥がれてしまったものこの車体の外に出ています。
後ろ、向かっていきましょう。
このようにして、この場所でここに来ますとはっきりとその左側の車体が見えます。
左側の窓ガラスが完全に割れていますね。
原形をとどめていません。
そして天井部分に立ち木が食い込んでいます。
全体的に押しつぶされていて湾曲していますね。
バス自体が湾曲しています。
≫今日午前2時ごろ長野県の軽井沢町でスキー客39人を乗せたバスが崖下に転落。
乗客・乗員41人のうちこれまでに14人が死亡27人が怪我をしているという。
≫車体が後方から少し手前のところで木でくの字に曲がっているのが確認できます。
前方から後方に向けて崖に落ちかかっているような状況です。
ですから、木によってくの字には曲がっているもののこの木によって車体がこれ以上落ちるのが防ぐことができたということがいえるかもしれません。
突然、ガードレールを突き破ってこの状態、横転するような形で天井から木によって押しつぶされたのではないかとそういったことが画面から推測できます。
車体の周りまださまざまなものが散乱しているんですが今、画面で捉えているこちらが突き破ったガードレールです。
これよりももっと手前の下り車線から対向車線をはみ出しガードレールを突き破ってこのような状態に横転そして大破しました。
≫道路から、崖下に落ちた白いバス。
フロントガラスは粉々になり天井部分は押しつぶされたように大きく破損している。
事故の衝撃を、物語るようにバスの車体はくの字に曲がっている。
深夜2時という乗客が眠っている時間帯に突如として起きた悲劇。
事故当時、一体車内はどんな状況だったのか。
バスに乗っていた19歳の女子大学生が事故当時の状況を生々しく語った。
≫キャーっていうのが最後の記憶?≫そうですね。
≫女子学生が座っていたのはバスの進行方向右側の真ん中ほど。
友人と2人でスノーボードをするため乗っていたという。
≫気づいたときはどうなってました?≫女子学生の頭には切り傷。
頬には、擦り傷が。
首には痛みを和らげるための湿布が貼ってあった。
揺れる車内で傷を負ったのか唇には乾いた血の痕が残っていた。
更に、首にコルセットをつけた男性は…。
≫バスの最後列に座っていたという男性はこんなことを覚えていた。
≫死者14人を出すという凄惨な事故。
菅義偉官房長官は記者会見で…。
≫このように述べ速やかな原因究明と安全対策を実施する方針を示した。
スキーを楽しもうとしていた若者たちが犠牲となった今回の事故。
当時、何があったのか。
今日午前9時ごろバスツアーを主催したキースツアーが会見を開き事故の状況について説明した。
≫取材の最中も鳴り止まない電話。
事故に巻き込まれたのは10代から20代前半の若者が中心だった。
会社のホームページを見ると…。
≫格安、直売という文字が躍り安さを売りにしたツアー会社ということがわかる。
≫今日ツアー出る予定はあるんですか?≫予定はしております。
≫通常どおり?≫そうです。
≫ツアー会社によると今日も予定どおりバスツアーを運行するとしていたが午後には方針を一転。
≫今日はツアーは運行されるんですか?≫それは今、早急に検討してツアーは今日以降全部、催行中止にする可能性は今の時点で高いということになっていますのでこのあと確定はさせます。
≫一方、バスを運行していた会社については…。
≫ツアー会社側も当時、バスには運転手が2人乗車していて勤務体制に不備は絶対ないと強調した。
実際にバスを運行していた会社イーエスピーは…。
≫こちらも勤務状況に問題はないとの考えを示した。
これは視聴者から寄せられた事故直後の映像。
暗闇の中、崖下で横倒しになった白いスキーバス。
多くの救急隊員がバスを囲み救助活動を行っている。
バスは昨日夜11時ごろJR原宿駅前を出発し長野県の斑尾高原のスキー場に向かっていた。
乗っていたのは運転手2人と39人のスキー客。
出発からおよそ3時間後の午前2時。
多くの乗客が眠りについたと思われる時間帯に事故は発生する。
現場は軽井沢町の国道18号線。
碓氷バイパスの入山峠付近の下り坂。
バスは対向車線を横切りガードレールを突き破って5mの崖下に転落した。
≫県警に入った事故の一報は女性乗客からの110番通報だった。
事故が起きた午前2時ごろの現場の気温はマイナス4.2度。
しかし、道路は乾燥していて凍結はしていなかったという。
崖の高さはわずか5m。
なぜ、死者14人を出すという大事故につながってしまったのか。
乗客の1人はこう語る。
≫事故のときについてお伺いします。
何がきっかけでお気づきになりました?≫スピードの出しすぎが事故原因なのか。
現場からの最新情報と同型のバスで事故を徹底検証する。
≫こんにちは。
≫今日の未明に起きた軽井沢のバス転落事故をお伝えしておりますけどこれ、原因がまだ全然わかりませんね。
運転手の方2人とも亡くなっていますけれども。
≫ただ、怪我を負われた乗客の方でもいろいろな証言をしてくださっている方がいますのでいろいろバスが右に左にいっていたりしたとか相当、スピードが出ていたとかいろんな証言が出ています。
今日はこの番組の内容を変更しましてこのバス転落事故について詳しくお伝えしてまいろうと思います。
土田さん、野田さんよろしくお願いします。
≫スタジオには専門家をお呼びしております。
≫交通事故に関する専門家日本交通事故調査機構の佐々木尋貴さんです。
よろしくお願いいたします。
≫今までの映像を見てどんなふうに思いましたか?どんな事故だと直感されました?≫スピードの出しすぎ。
道路状況に応じた適切なスピードをコントロールできてなかったのかなというのは率直な感想としてうかがえますね。
≫そうするともしかしたら運転ミスの可能性が考えられると。
≫そうですね。
ヒューマンエラーな部分は多々あると思います。
≫それでは更に詳しく見てまいりたいと思います。
大村さん。
≫今、新たな映像が入ってきまして想像以上にバスの車体へのダメージが大きかったことがわかりました。
そしてドライバー2人とも亡くなっていたということで残った乗客の証言というのが大変重要になってくるわけですね。
場所を確認しておきましょう。
バスは、昨日の夜11時に東京の代々木、原宿駅周辺を出て今朝8時ごろいくつかのスキー場で乗客を降ろしたあと最終的に斑尾高原に向かう途中。
その道の途中群馬県から長野県に向かう途中…。
≫代々木、東京を出発したのが午後11時ということですよね昨日の。
そして夜通しずっと走っていって事故があったということになるんですがこの間に休憩とかもきちっととっていた?≫はい。
休憩は何回かある予定だったそうですけどこの事故までの間恐らくどこかで1回だけ休憩したという話があります。
45人乗りのバスの中で乗客は39人そしてドライバー2人含めて41人が乗っていました。
そして今の段階で亡くなった方が14人。
生存者は27人となっています。
場所を拡大しましょう。
軽井沢方面に行きますと基本的には上信越道を利用される方が多いと思いますけれどもかつて碓氷バイパスというメインルートがありました。
ここは15年ほど前まで有料道路だったんですが碓氷バイパスのつづら折れのくねくね道を過ぎたあと、長野県に入りますと比較的緩やかな下り坂が始まります。
そこを数キロいったところが事故現場になります。
≫大村さん、私たち、碓氷峠と通称で言ってきたんですがとにかくくねくね曲がりカーブがずっと続くある意味難所の峠とも関東近在の人だったら誰もが知っている場所なんですけれどもその下り坂に差し掛かったところで事故が起きました。
現場からです。
≫現場から現在の状況伝えてもらいます。
広瀬キャスターです。
≫まだバスは国道にとどまったままです。
先ほどとは逆側の位置が見える場所へと移動してきました。
このように見ますと運転席にどれだけの衝撃が加わっていたのかがわかります。
半分くらい、右側ですから運転席にとっては右手側のほうから壁が押し寄せてきてそして、車体が半分ぐらいになっているのがわかります。
窓ガラスはありません。
そしてシートが白く見えるのがヘッドレストだと思うんですけれどもこれも右前から恐らく力、加わっているので左後ろのほうに座席が傾いているわけですね。
窓ガラスがない中奥を見ていきますと更にくの字になっているのがわかると思います。
これも、右上方向から恐らく、立ち木にぶつかったということでこちら側、屋根が曲がってはみ出ています。
そして、窓枠の部分も折れ曲がってこちら側に出ているということがわかります。
この左側、私たちがいる手前が前方なんですが左側の車体というのは泥はついていないわけなんですね。
ですから、直接1回転などしないでガードレールにぶつかってそのまま立ち木などに衝突したんじゃないかと思われます。
この場所なんですけれども奥が群馬県方向です。
なだらかな坂になっているのがわかりますし、そしてカーブがあるんですね。
私たちの方向に向かって走ってくるバスだったと思われますね。
今度、先ほどの場所へとまた戻ってみたいと思うんですがこのバスは、左側を上にして落下していました。
そして、右側を下にして今、捜査員などがたくさんいるんですけどその奥にあるガードレールのその下、5〜6mほど下に転落していたわけなんです。
現在の作業の段階としましてはその崖下にありましたバスの剥離した車体白いボディー、あるいはまだ下敷きになっていました乗客の荷物などを今、拾って荷物の格納場所に今入れているという様子もありました。
それで、ここから出発する段階準備ができ次第恐らく、この場所から離れていくというふうに思われます。
やはり右側が大きく汚れていまして損傷、こっち側が激しいのがわかりますよね。
右上の天井部分ここが大きくえぐれています。
車体が3分の2ぐらいに縮まっているんですがそのうち、そもそも乗客が座る場所に関していえばあのつぶれた天井でそのスペースが完全に押しつぶされてしまっているわけなんですよ。
ですから、あの辺に座っていらっしゃった方というのはダメージも大きかったでしょうしそのバスへの衝撃の大きさそういったものを本当に大きく物語っていると思います。
≫まもなく、この事故を起こしましたバスの車両が軽井沢警察署のほうに移送されるということです。
広瀬さんが現場から伝えました。
さて、今もありましたけれどもこのバス1回もしかしたらくるんと横転したじゃないかと私たち、思ったんですが今、現場からの報告ですと反対車線に飛び出してそのままガードレールを突き破った形で右側を下にして横転した形で崖下にいったとこういうことのようです。
それでは、更に中継をつないでまいりましょう。
≫このツアーを企画した旅行会社では宮本キャスターが取材しています。
宮本さん。
≫東京・渋谷区のキースツアーの本社前に来ています。
こちらの建物の10階部分の一室にキースツアーの本社があります。
看板、見ていただきますとわかるように10階、国内企画旅行キースツアーとありますがインターネットを中心に格安、激安の国内ツアーを企画していました。
事故を受けて私たち、こちらに詰め掛けていたんですけれども朝から電話がひっきりなしに鳴っていまして社長、従業員合わせて14人がその対応、そして安否確認に追われていました。
そして正午過ぎに社長が取材に応じたんですけれどもまず、今回の事故の被害者に深々と頭を下げ、謝罪をしました。
責任についてもキースツアーそしてバスを運行していたイーエスピーともに大きな責任がある。
誠意を持って対応させていただきたいと話していました。
そして、午前9時ごろの段階では運行自体は問題ないため今日のスキーツアーは決行すると話していたんですけれども徐々に事故の重大さが明らかになるにつれ先ほど昼の取材では今日以降のツアーは中止の方向で検討すると話していました。
そして、このあと3時から社長が会見に応じ、新たな情報を伝える予定となっています。
そして、4時から東京都の立ち入りがあるということです。
≫宮本さん、今回乗っていられた乗客の方たちは皆さん、お若い10代、20代の学生の方が中心だったようなんですね。
ご家族の方たちは大変心配されているんですがそうした乗客の方たちのお名前、そうしたものそれから怪我の程度といったものについての具体的な詳細な発表というのはないんでしょうか?≫具体的な情報というのは入ってきておりません。
18歳から32歳までの男性25人女性14人そして男性乗務員の2人合わせて41人が乗車していたという話は聞こえてきたんですけれども個人情報などのこともありまだ細かい情報まではお伝えできないということでした。
≫午後3時から、そちらの会見でもしかしたら具体的なお名前が発表される可能性もあるということなんでしょうか。
≫その辺り、また3時からの社長の話に注目したいと思います。
≫キースツアーの前では宮本さんが取材をしております。
≫このあとちょっと、驚くような情報なんですが≫この事故については一体なぜそれから、どうしてといろんな疑問があるんですがここでは、どうしてこのような事故に至ってしまったのかについてこれまでわかっている情報をまとめて整理しながらお伝えしてまいろうと思います。
≫ルートの行程表が入ってきました。
行程なんですけど一般的に考えると関越自動車道の練馬から乗ってゲレンデ近くで降りるというのが一番早いと思いますけどやっぱり深夜です。
あまり早く着きすぎてもしょうがないので時間調整が必要になってきます。
会社のほうもそういう行程を組んでいたんですが具体的な行程はこうなっていました。
実は、関越練馬から乗ったらすぐ東松山で降りて国道などを通って松井田妙義つまり碓氷峠は上信越道、高速道路で回避してまた一般道、国道18号線でゲレンデを目指すというルートで本来、行程表では難所と呼ばれるくねくね道は高速道路を使うことになっていたんです。
ところが、どうも現場の判断でこの碓氷バイパスを利用してこの佐久方面に向かっていたとみられていることがわかりました。
≫つまり高速に乗ったのは代々木を出てから関越の東松山インターチェンジまでと。
これは佐々木さんどうご覧になりますか?こういうルートを。
≫やっぱりルートの選択というのは大前提は交通事故を未然に防止しないといけないという一番最も安全で乗客を輸送できるという選択のもとでやってますのでこれを現場の判断で勝手にルートを変える時間調整のために少し遠回りするとかそういったことというのは事故と直結する行為ですので大変危険な行為なんですよね。
≫東松山から先というのは決まっていたんですよね。
それは多分、高速代とかっていうこともあると…。
≫もちろんそういうものが出てくると思いますね。
≫とにかく、このツアーは激安のツアーなので高速道路代を浮かしたんだと思いますけど今、大村さんも言ったけれども難所なわけですよね。
そこは安全性を求めて上信越道に乗りましょうという指示だったはずですよね。
≫その松井田妙義から一般道を使っちゃったのは現場の判断と。
予定されてなかったルートを使ったと。
≫それは早く着いたからとかですか?≫今、時間調整という判断も現場ではあり得るということだったんです。
ただ、やっぱりここは安全なところを通ってもらいたいなというのが乗客の感覚だと思いますが。
そこをちゃんと上信越道を通っていればこんなことにはならなかったかもしれないと。
≫その可能性は高いです。
もちろんこのルートは通りませんから。
ただしばらく雪が降っていないとかいろんな条件を加味してみると言ってみようかと思ったんじゃないですか。
≫違法じゃないんですか?≫違法ではないんです。
注目したいのは安さなんです。
うちにも大学生がいるんですけどこのツアーで長野に行くんです。
関東周辺の学生の間ではここが一番安いよねと有名でチラシはネットだけです。
ネットで申し込んで銀行で振り込むという非常に手軽に申し込めるということで激安を売りにしていて今回の場合はこちらに行程1泊3日昨日の夜車中泊滑ってる時間帯です。
今日、ホテルに泊まって明日の夕方まで滑って明日は全部高速で東京に戻るというルートで1泊3日で1万3300円から。
しかもリフト券が1日4500円相当がつきスキーのレンタルウェアなどのレンタルもついていますから。
すごい安いですよね。
≫ごはんはついてるんですか?≫食事もついています。
≫結局、この安さの裏側に佐々木さん、こうして一般道を優先、お金を少しでも浮かせようという工夫といっちゃ工夫ですけれども実情があったということは否めませんよね。
≫そうですね。
それを企業努力というものなのかちょっと難しいところなんでしょうけれども、これだけ費用を抑えるためには抑えられるところは抑えたいと思うのが会社を運営する者だと思いますね。
≫克実さん、絶対お金のない学生にとっては恵みのツアーですよね。
≫僕も学生時代は新宿からバスに乗ってたほうですから。
でも、ルートをそこで自分で運転手さんの判断で選ぶというのはその辺はどういうことなのか…。
≫この辺りが今一番、新しい情報でルートを外れていたというのが大きな今、出来事ですね。
≫本来であれば乗るべき高速に乗っていなかったと。
≫その外れたルートなんですけど極端にくねくね道です。
本来の碓氷峠はここです。
ここは180以上のカーブといわれ最大の難所だったんですがここは何十年も前から碓氷バイパスができてから比較的使われにくくなっていましたね。
ただここは上信越道ができるまでの軽井沢へのメインルートだったわけです。
通られた方も多いと思います。
じゃあ、群馬側は極端なくねくね道なんですが長野に入ると比較的、カーブは少ないです。
碓氷バイパスは45のカーブのうち現場のカーブは43個目。
まもなく、おしまいというところだったんですね。
ここでどういうことが起きたのか。
今日は具体的にこの映像ですね。
ストリートビューの映像で見ていきたいと思いますが佐々木さん、ここは比較的、碓氷バイパス上り坂なんですね、しばらく。
そして現場になると下り坂となっています。
≫ここから考えられる、例えば下りのカーブだとエンジンブレーキを使わなくちゃいけない。
つまり、足で踏むフットブレーキを使いすぎると事故につながったりするわけですよね。
ブレーキが利かなくなったりとか。
でも、上り坂だと…。
≫そうはならないですのでアクセルを踏み続けなければなりませんのでこの、くねくねしたカーブが終わってやはり運転手もスピードを出したくなったというところ…。
≫緩やかな下りですもんね。
ということは知らぬ間に、速度上がりますものね。
大体、高速の事故現場とかって緩やかな下りだったりしますもんね。
≫ブレーキの使いすぎのはああいうのも起きたということはないんですか。
≫ないですね。
≫ポイントは今までのくねくねカーブが上り坂だったのでブレーキの必要性はほぼないと考えられますよね。
そうなってくると下り坂にかかって、あんなふうに右往左往したという証言があるのはどういうことなんでしょうか?≫スピードが出てきて運転手として車の制御が難しくなったときにやはり、精いっぱい事故は回避しようとする努力はすると思うんですね。
それがハンドルを右に切ったり左に切ったりという結果となって表れるのが乗客にとって見れば揺さぶられるような形になって感じるのかなと思いますね。
≫もう1つ心配なのは時間が午前2時ということで居眠りなんですけれどもこれについてはどういうふうに…。
≫実際、直前にこれだけの急カーブを曲がっていますので本当に寝ていたということではないと思うんですね。
むしろ、カーブが終わって安心した気の緩みとかこれから速度が少し出せるなと思った運転手の心理のほうが大きく働いていたので直接、今の段階から居眠りというのはなかなか難しいと思います。
≫結局、直前までくねくね道ですから眠っている暇はないということですよね。
かなり緊張したドライビングを求められるわけですからここでやっぱり居眠りは考えにくいと。
≫でも、そこまで緊張して上ってきて上ってきて下りに差しかかってスピード出しちゃったということともう1つは、身体的な具合が突然悪くなってブレーキ痕とかは一応あるんですよね。
どうなんでしょうかこの辺りについては。
割と直線的にガードレールを突っ切ったような跡が残ってるんですけど。
≫その映像私もよく見てないんですけど居眠りとか病的なことですとほとんど直線状に入っていくんですよね。
危険回避をするためにハンドルを切るとかそういった操作ができないまま転落していってしまいますのでもし、その道路の直前に直線上に入っていくようなスリップ痕とか跡があるのであれば運転手として直前まで、意識があったと考えられると思われるんですね。
≫引き続き、バス転落事故の検証をしてまいろうと思います。
≫事故の原因はなんなのか。
バスに一体、何があったのか。
番組では事故とほぼ同じ形のバスをお借りしました。
大村さん、お願いします。
≫幅が2.5m。
高さが3.6m、長さが12mという大型のバス。
事故を起こしたバスとほぼ同じ型のバスになります。
3.6mですね。
こちら、座席が見えていますけど非常に高い場所に座席があることがわかると思います。
こういう荷物は大型のトランクがありますからこういうところに入るわけですね。
こういったことも含めて高いポジションに座席がついているということになります。
引き上げられたバスを見ますとこの辺りが一番、ダメージが激しかったのでかなり、くの字に曲がっているような印象でした。
実際、あの引き上げられたバスの映像と照らし合わせると車内はどういう状況であったのか。
バスの中にお邪魔して見ていきたいと思います。
それから、くねくね道を上りきって下り坂に差しかかりますドライバーの方なんですけれど下り坂に差し掛かるということで例えばブレーキの不具合とか想像はできますか?まずあり得ないと思います。
≫そういう場合ブレーキはフットブレーキ以外にエンジンブレーキですとかどういうシステムがありますか?≫補助ブレーキというのがありましてあくまでも補助ですね。
フットブレーキと併用していつも使っています。
この国産車だとワイパーにあたる部分なんですがワイパースイッチのところがこれが補助ブレーキ。
≫そうです。
≫こういうものがあるとブレーキはかかりやすい?今回のブレーキは事故の可能性というのはどうですか?≫あり得ないと思います。
≫車内を見ていきたいと思います。
このバス、事故を起こしたバスと同じ45人乗りになっています。
実際、今回のバスは乗務員が2人。
そして、乗客が39人。
運転席のすぐ後ろはサブドライバーが乗っていたとみられますので2列目以降に39人のお客さんが乗っていたというふうにみられています。
実際こういうバスの使い方とするとサブドライバーはこの辺りに?≫一番前です。
≫実際バスのダメージを見ると車内はどういう状況になったと思われますか。
≫大体、この辺りから緩やかにこの辺まできていると思います。
≫この辺りが一番ダメージが。
≫また、更に極端に上がったような感じ。
≫となると、この辺りの乗客というのは天井はどの辺まで…。
≫天井は、首辺りまできちゃうと思います。
≫この辺りまでくるわけですか。
≫もっと、この辺りまではきちゃうと思います。
≫実際、被害に遭った方はダメージは頭部に集中していたそうなんですがお客さんというのはシートベルトがついてますけど皆さん、どうされています?≫必ずするようにはしてます。
≫なかなか、そこはどうですか?実際、装着率というのは…。
≫詳しくは確認できてませんけど必ずしてくださいとは言ってあります。
≫ドライバーのほうからはアナウンスはするわけですね。
≫必ずします。
≫深夜のバスの場合はいかがでしょうか?≫特に、深夜のときはしてもらうようにはしています。
≫2時の時間帯というのは大体、どうですか?お客さんというのは。
≫最初はシートベルトをするんですけれども休憩のあとはしないお客さんが多いと思います。
≫起きている方の割合というのはどれくらいでしょうか?≫半分くらいです。
≫半分は起きて半分は眠ってる。
峠道になると目を覚ますお客さんなんかはどうですか?≫それは気を使って運転しているので車は揺らさないようには運転しています。
≫じゃあ、やはり本当に眠っている時間帯に起きた事故と。
≫そうですね。
≫大村さん交代要員の方っていうのはどこら辺に座っているものなんでしょうか。
通常。
≫運転席の一番前ですね。
≫運転席サイドの真後ろですね。
今そちらに移動します。
ちょうど、ここになるわけですね。
この座席になります。
ちょっと今、こちらに照明さんのスタッフがいらっしゃるので映像が撮りづらいんですけどここが真後ろですね。
ここで、例えばドライバーの健康状態に何か不具合が生じた場合。
≫気づかないですね。
交代の運転手も休まれています。
寝ています。
≫車内はこのように非常に最近のバス、ゆったりと作られているんですけれども天井がやはり、座席の真上まで迫ってくるという状況を見ると相当の状態であったことが乗ってみても容易に想像ができてしまいます。
≫大村さん、よくわかりました。
スタジオにはバス専門誌の編集長。
ジャーナリストの和田由貴夫さんに来ていただいています。
よろしくお願いいたします。
今、あったんですけれどもやっぱりブレーキの不具合は考えにくいと運転手さんはおっしゃっていたんですが。
≫時間とか状況からすると乗務員さんに関わる部分というのが大きかったような気がします。
≫乗務員の方に何かがあったのではないかということなんですが。
≫先ほど、正午過ぎ事故を起こした運行会社が取材に応じました。
実はこの会社おととい、行政処分を受けていたばかりでした。
≫今回、事故を起こしたバスの運行会社東京・羽村市のイーエスピーが取材に応じた。
運転手2人はともに死亡。
交代で運転していて事故当時ハンドルを握っていたのは土屋廣さん、65歳だった。
その土屋さんについて会社は…。
≫もう1人の運転手は勝原恵造さん、57歳。
≫今日、事故を起こしたこの運行会社では驚きの情報が明らかになった。
イーエスピーでは運転手の健康状態を把握していなかったことがわかったほか運転手のアルコール検査など点呼実施業務違反や国が定める適性診断の受診を怠っていたという。
国土交通省の関東運輸局はおととい、イーエスピーに対し保有するバス1台を20日間の営業停止にする行政処分を下した。
そして今日ナンバープレートを外し没収する予定だったのだ。
≫ずさんと指摘されたチェック体制が今回の事故と関連しているのか。
バス事故といえば…。
2007年2月18日。
長野から大阪に向かっていたスキーバスが大阪府吹田市でモノレールの高架支柱に激突。
1人が死亡し乗客・乗員25人が負傷した。
このとき、運転手はこのところ忙しかった一瞬、うとうとしたと語り貸し切りバス事業者の過酷な労働実態が明らかになった。
そして、2012年4月29日。
≫壁に激突したバス。
ゴールデンウィークのさなか石川県金沢市を出発した大型バスが東京ディズニーランドに向かう途中群馬県藤岡市の関越自動車道で防音壁に激突。
7人が死亡。
39人が重軽傷を負った。
このとき、運転手は居眠りをしてしまったと供述した。
≫今回、事故の運転手さん2人についても情報が出てきています。
今回、運転手さん2人も亡くなっているんですけれども土屋廣さん、この方は65歳。
そして勝原恵造さんこの方は57歳で今回、事故が発生したときは大村さん、土屋さんがハンドルを握っていたということがわかっています。
2016/01/15(金) 13:55〜14:55
関西テレビ1
直撃LIVE グッディ![字]
池袋暴走男に判決…女性1人死亡6人ケガ危険ドラッグ常習も明らかに▽ジャパネット高田氏きょう最後のCM出演!哲学を語る▽3000万円超か…結婚詐欺男
詳細情報
番組内容
個性派人気俳優・高橋克実と報道キャスター・安藤優子がお届けする「フツーのニッポン人の見たい情報に日本一寄り添う“ちょっと硬派な、どワイドショー”」。事件、事故、政治、経済、芸能、スポーツ、グルメ、健康…、視聴者が見たい、知りたいと思うあらゆる情報を、視聴者が知りたいように、知りたいだけ伝える番組です。
番組内容2
午後の時間帯は、ニュースがまさに動いている時間帯。その「現場の今」を徹底的にLIVEで伝え、曜日ごとに登場する日替わりの芸能人パネラー、各分野で活躍する専門家ゲストが、様々なニュースに斬り込みます。
そして、ニュースだけでなく流行、グルメ、趣味、健康などの生活情報も、テーマの新鮮さ、情報量の多さで、視聴者の知りたい欲求に応えていきます。
番組内容3
『直撃LIVE グッディ!』は、そんな「視聴者ファースト(第一)」な番組です。
出演者
【キャスター】
高橋克実
安藤優子
【進行アナウンサー】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)
【情報キャスター】
倉田大誠(フジテレビアナウンサー)
【パネラー】
〈月〉 マキタスポーツ
〈火〉 高橋茂雄(サバンナ)
〈水〉 カンニング竹山
〈木〉 川島明(麒麟)
〈金〉 土田晃之
ご案内
※放送内容が変更になる可能性があります。
ジャンル :
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音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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