ニュース 2016.01.15


こんにちは。
正午のニュースです。
長野県軽井沢町でスキー客を乗せたバスが道路から転落し、乗っていた41人のうち乗員2人を含む14人が死亡しました。
27人が病院で手当てを受けていて意識がない人もいるということです。
現場は緩やかなカーブで当時、路面は凍結などはしていませんでした。
警察は、過失運転致死傷の疑いでバスの運行会社を捜索する方針です。
では現場から中継です。
軽井沢町の現場です。
現場では、警察による現場検証が終わり、さきほどからレッカー車による、バスの引き上げ作業が始まりました。
現場は、緩やかな左カーブになっていますがバスはそのまま対向車線のガードレールを乗り越えておよそ3メートル下に転落しました。
バスは車体の右側部分を下に横転していて天井部分は木にぶつかって大きくえぐられるようにへこんでいました。
その衝撃で天井と座席の隙間もほとんどない状態です。
座席の窓も粉々に壊れ、車体も大きくゆがんでいて事故の衝撃の大きさがうかがえました。
地元の人によりますとこの辺りは例年、雪が積もっているということですが事故当時は雪や雨は降っておらず積雪や路面の凍結もありませんでした。
警察は、このあとバスを軽井沢警察署に移動させて詳しく調べることにしています。
軽井沢町でした。
次に東京都羽村市にあるバスを運行していた会社の前から中継でお伝えします。
バスを運行していた東京羽村市の会社です。
まもなく国土交通省の担当者が到着する予定で特別監査を始めることになっています。
また警察も社員から任意で事情を聴いたほか労働基準監督署の職員も運転手の健康管理の状況などを調べました。
会社によりますと2人の運転手は少なくとも10年から15年ほどの運転の経験がありバスに乗る前の点呼では健康状態に問題はないと答えアルコールの検査でも問題はなかったということです。
会社は本当に申し訳ありません。
遺族に対しては誠心誠意を持って対応したいと話しています。
バス会社からお伝えしました。
きょう午前2時ごろ、長野県軽井沢町の国道18号の碓氷バイパスで、スキーツアーの客を乗せて群馬方面から長野方面に向かっていたバスが反対車線に出てガードレールを乗り越え道路の下に転落しました。
バスには乗客39人と乗員2人の合わせて41人が乗っていて、警察によりますと乗客12人と乗員2人の合わせて14人の死亡が確認されました。
14人のうち、男性が9人で女性が5人だということです。
また27人が病院に搬送されて手当てを受けていて、病院によりますと、この中には意識がない人もいるということです。
遺体の死亡確認にあたった病院の医師は。
ツアーを企画した東京渋谷区のキースツアーによりますと、バスは昨夜、東京を出発して長野県の北志賀高原に向かっていたということです。
バスを運行していた東京都羽村市に本社があるイーエスピーによりますと、2人のドライバーが乗車していたということです。
国土交通省によりますとイーエスピーは、おととい、関東運輸局から運転手の健康状態を把握していなかったなどとして、所有するバスのうち1台について運行停止の行政処分を受けていたということです。
警察はバス運行会社を過失運転致死傷の疑いで会社を捜索する方針で、事故が起きた原因について、調べを進めることにしています。
それでは、けがをした人が運ばれた長野県の佐久医療センターから中継です。
長野県佐久市の佐久医療センターです。
こちらには男性6人が搬送され午前11時からは治療にあたった医師が容体を説明しました。
このうち川崎市の22歳の男性が頭を強く打っていて、午前5時半ごろに死亡が確認されたということです。
また20歳の男性と20歳前後とみられる男性の2人が頭や肺などを損傷していて意識不明の重体だということです。
医師は頭を打っている人が多いことから車内で寝ているときに不意に事故に遭い投げ出されたのではないかと話しています。
骨折する大けがをした21歳の大学生の父親は息子は寝ていたときに突然バスがひっくり返った、みんなが痛い痛いと言っていたと話していた。
友達の無事が確認できないようだと心配そうに話していました。
佐久医療センターからお伝えしました。
今回のバスを組んだ旅行会社の入っているビルの前から中継でお伝えします。
東京渋谷区の旅行会社キースツアーが入ったビルです。
午前9時ごろ、会社の代表が報道陣の取材に応じ陳謝しました。
会社によりますとバスの乗客は39人。
把握している情報では乗客は18歳から24歳ですべて若者だということです。
午前10時前には労働基準監督署の職員が事実関係を確認するため、会社に入る姿も見られました。
会社にはツアーの名簿に家族がいないか問い合わせも入っています。
会社側のフロアには今も多くの報道関係者が集まり、会社は午後、改めて取材対応を行うとしています。
旅行会社が入るビルの前からお伝えしました。
NHKは事故を起こしたバスが走る予定だったルートを示す行程表を入手しました。
それによりますと長野県に向かうバスは昨夜遅く東京を出発し、関越自動車道東松山インターチェンジまで走って、いったん一般道に降りる予定でした。
行程表ではその後、上信越自動車道の松井田妙義インターチェンジから再び高速道路に乗ることになっていました。
しかしバスは行程表に書かれた上信越自動車道ではなく国道18号線で事故を起こしています。
事故が起きた場所からみますと行程表とは異なるルートを通っていたとみられます。
バスの乗客の1人はこう話しています。
事故が起きた場所は群馬県と長野県の境です。
バスは国道18号線、碓氷バイパスの曲がりくねった道を越え長野県側に下りました。
そして、峠をおよそ1キロ下った、緩やかな左カーブでセンターラインを越えて道路から転落しました。
ツイッターに午前4時ごろに投稿された事故現場の写真です。
撮影したトラック運転手の男性によりますと現場の見通しはよく、当時路面の凍結などはなかったということです。
気象庁によりますと午前2時の長野県軽井沢町の気温は氷点下3度、風速は3メートル前後で、レーダーによる観測では当時、雪や雨は降っていなかったとみられるということです。
高速バスの事故など交通機関の安全対策に詳しい専門家はこう指摘します。
では、軽井沢警察署から中継でお伝えします。
軽井沢警察署です。
こちらには乗客の家族とみられる人たちが訪れ身元の確認が進められています。
これまでの調べでバスは下りの車線を走行中に反対車線のガードレールを乗り越えおよそ3メートル下に転落したということです。
現場はカーブが続く区間で、群馬県側から数えて43か所目のカーブだったということです。
ただ、現場のカーブは緩やかで当時、雪は降っておらず路面も凍結していませんでした。
遺体の確認にあたった医師は頭や首などを強く打っていて瞬間的な衝撃が体にかかった状態だったと事故の衝撃が激しかったとみられると話していました。
警察は捜査員を東京に派遣してバス運行会社の関係者から事情を聴いています。
今後、捜査本部を設置し、過失運転致死傷の疑いで会社を捜索する方針で事故が起きた原因について調べることにしています。
軽井沢警察署でした。
次のニュースです。
カレー専門店のCoCo壱番屋を展開する壱番屋が廃棄処分にしたはずのビーフカツが横流しされていた問題で、ほかにも別のビーフカツやチキンカツが精肉店などから見つかったことから、愛知県と岐阜県は横流しが繰り返し行われていた可能性もあるとみて改めて関係先に立ち入り調査を行うなどして実態の把握を急いでいます。
この問題では、愛知県一宮市に本社がある壱番屋が冷凍のビーフカツに異物が混入したおそれがあるとして、およそ4万枚の廃棄処分を依頼したのに、稲沢市の廃棄物処理業者ダイコーが横流しして、愛知県内のスーパーマーケットで販売されているのが見つかりました。
愛知県などのその後の調べで愛西市の精肉店の在庫の中から問題のビーフカツのほかに別の賞味期限が記されたビーフカツが見つかったほか、ダイコーからビーフカツを購入した岐阜県羽島市の食品関連会社、みのりフーズの冷凍庫から壱番屋が廃棄処分を依頼されたとみられるチキンカツが見つかりました。
愛知県や岐阜県などは、横流しが繰り返し行われていた可能性もあるとみてきょうもみのりフーズに改めて立ち入り調査を行うなどして実態の把握を急いでいます。
きのうインドネシアの首都ジャカルタで起きたテロ事件で現場となった複数の日系企業が入居するオフィスビルは、立ち入りが禁止されているほか、現地の日本人学校が臨時休校となるなど事件を受けて、企業や日本人社会にも影響が出ています。
あちらが爆発のあったコーヒーショップです。
同じビルには多くの日系企業も入居していますが、きょうはこのように封鎖され、立ち入りが禁止されています。
事件から一夜明けた現場では、増員された警察官が警備にあたるなどものものしい雰囲気が続いています。
きのうジャカルタの中心部で起きたテロ事件では、男らが爆弾を爆発させたあと、市民を銃撃し外国人を含む2人が死亡、20人がけがをしました。
事件について過激派組織ISイスラミックステートのインドネシア支部を名乗る組織が犯行を認め、警察はISの支持者による外国人などを狙ったテロと断定し捜査を進めています。
ジャカルタには企業の駐在員など1万人以上の日本人が暮らしていますが、現地の日本人学校も臨時休校となるなど、日本人社会にも影響が出ています。
おととし、危険ドラッグを吸って車を運転し東京池袋の繁華街で歩行者7人を死傷させた罪に問われた被告に対し、東京地方裁判所は、走る凶器と化した車を暴走させた極めて危険で悪質な犯行だとして、懲役8年の判決を言い渡しました。
埼玉県吉川市の名倉佳司被告はおととし6月、危険ドラッグを吸って車を運転し、東京池袋の繁華街で歩行者を次々とはねて30歳の女性を死亡させ6人にけがをさせたとして危険運転致死傷の罪に問われました。
きょうの判決で東京地方裁判所の安東章裁判長は、被告は事故の前に少なくとも数十回は危険ドラッグを使用した経験があり使用すれば体に異常をもたらし運転に支障が生じるおそれを認識していたと指摘し、危険運転にあたると認定しました。
そのうえで、多くの歩行者が行き交う道路で制御を失い走る凶器と化した車を暴走させた極めて危険で悪質な犯行で、被告には真摯な反省も見られないとして、懲役8年の判決を言い渡しました。
国会は参議院予算委員会で基本的質疑が始まりました。
安倍総理大臣は一億総活躍社会の実現に向けて人口問題に正面から取り組むための施策を進めていく必要があるとして、補正予算案の早期成立を改めて求めました。
民主党の長浜元環境大臣は野党側が求めていた臨時国会の召集に応じなかったことを批判しました。
また安倍総理大臣は慰安婦問題を巡り自民党の櫻田義孝元文部科学副大臣が、職業としての仕事をしていたんだなどと述べたあと発言を撤回したことについて、日本にも韓国にも、さまざまな意見があることは事実であり、これを乗り越えて、今般、日韓両政府は最終的かつ不可逆的に解決することに合意した、このことに尽きる。
さまざまな発言そのものを封じることはできないが政府関係者や与党の関係者は、このことを踏まえて今後は発言していただきたいと述べました。
大相撲の大関・照ノ富士が右肩の骨折で初場所6日目のきょうから休場することになりました。
照ノ富士は今場所、ここまで3勝2敗でしたが、きのう、平幕の旭秀鵬に寄り切りで敗れた際、最後は力を抜いて土俵を割り、右肩が痛そうなしぐさを見せ取組後の支度部屋では右肩を氷で冷やしていました。
照ノ富士は、きょう右の鎖骨の骨折と診断され、日本相撲協会に休場を届け出ました。
照ノ富士の休場は初土俵以来、初めてで、きょう対戦する予定だった関脇・栃煌山は不戦勝となります。
師匠の伊勢ヶ濱親方によりますと、おとといの碧山との対戦で痛めたということでこのまま再出場せず負け越せば、来場所は大関になって初めての角番となります。
では為替と株の値動きです。
2016/01/15(金) 12:00〜12:25
NHK総合1・神戸
ニュース[字]

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ニュース/報道 – 定時・総合

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