これはラノベだけだろとかいう人がいるが、普通の文芸書でもごく当然にあるし、どうやらニュースとかいう「物語」もそのようなものらしい。
ひどい扱いの差である。
死んだ中で階級がトップだった人間というのは、おそらく某私大の容姿が良い女だろう。
報道されているどうでもいい経歴や顔写真を見ると何も苦労していないと感じる。
丸の内で綺麗なお顔で闊歩するOLになる予定だったし、産休育休万端だろうから勝ち組妊婦になるはずだったのだ。
それに比べて、おそらく薄給で良い扱いを受けていない運転手は遺体を引き取る人間すらいないのだ。
それを各マスコミは未来に充ちた大学生の命が奪われただの言うのだ。
運転手と客である大学生たちの格差と言うものについては問題にして報道できないのなら、大学生の経歴やらを垂れ流すのはやめろ。
安全運行だの待遇改善だのというのを全面に問題にして報道したほうが建設的である。
顔写真や経歴の報道は自分より恵まれている大学生を見ていると、こちらとしては別にスキーなんてどうでもよくて、自分を普段ゴミ扱いするであろう人間が死んだことに対して色々と喜んだりしないといけなくなる。
というのも、性的にも、学習面でも経済的にも苦労せず死んで、勝ち逃げじゃないかと。
こんなに汚い肌だと何やっても無駄だと感じていたし、まぁ本当に無駄なのだ。
まぁ、あの女はそうではなくて、明るいキャンパスライフが送れるから某私大に入れるほどやる気もあったのだろう。
自分は容姿が酷く醜いし、運動神経がとても悪くて、チーム分けでは自分がいると舌打ちが聞こえてきたりと体育の時は恐ろしかった。
主治医にお願いして、なんとか体育をでなくて済むように診断書を書いてもらったり、肌はどうにかなるのかと聞いてあまり歯切れの良くない回答を何度もいただいた。
何が言いたいかというと、スキーなんて誘われないし、行きたくもない。
試験勉強に追われる中、「ビューティフルピープル・パーフェクトワールド」を読んでいる。
現実は良くならない。