(東京 17日 中央社)16日投開票の総統選挙を最大野党・民進党の蔡英文主席が制したのを受け、日米両国は同日、それぞれ声明を発表し、同氏の初当選に祝意を示した。
米国務省のカービー報道官は、蔡氏の勝利を祝福するとともに、「台湾の人々が再び民主主義の強い力を発揮し、平和的な政権交代を実現させた」と賛辞を送った。
また、同氏をはじめ、台湾の全ての政党の指導者と手を携え、米台間の非公式関係の強化に取り組むことに期待を表明した。
一方、日本の岸田文雄外相も16日夜、談話を発表し、選挙の円滑な実施を評価。今後の日台関係については、基本的な価値観を共有する双方の協力と交流のさらなる深化を図っていく考えを明らかにした。
今回の総統選挙では、蔡氏は689万4744票(56.1%)を獲得し、与党・国民党の朱立倫主席(381万3365票、31.0%)、野党・親民党の宋楚瑜主席(157万6861票、12.8%)を破り、8年ぶりで史上3度目の政権交代を果たした。
(楊明珠、鄭崇生/編集:羅友辰)