自分の大嫌いなブログにこのような記事があがっていました。
意識高い高い系クソ拝金ブログ絶対殺すマン - 今日も得る物なしZ
私のブログにもアフィリエイトと呼ばれるインターネット上の広告が貼られています。amazonやグーグルの広告です。そういう広告からの収入でこのブログは運営されています。
勿論、そのお金を自分の趣味に使ったりすることもあります。「広告収入の全てをブログ運営に還元する」なんていう綺麗事を言う気はありません。ただ、私の中でブログというのは、インターネット上で何らかの特技、芸などを披露して、その対価としてお金を得る場所だと思っています。
・相手を罵倒する罵倒芸
・わざとに炎上させる炎上芸
・文章の上手さで人を惹きつけ、ファンを作る
・人を感動させる
このような感じのものを披露して、その対価を得る為に広告を張るなどして自分のモチベーションを上げてブログ運営を続けていく、というようなものがブログだと思っています。勿論、将来的にブログの広告収入でご飯を食べられるようになりたい、という願望もライターや作家になりたい、という欲求と同じ、上記であげた例でいうと3番目の、
「文章の上手さで人を惹きつけ、ファンを作る」
というものにあたると思うので、ありでしょう。
しかし、最近ではブログがただの情報を売るツール、になりさがりつつあるように思えるのです。
トップブロガーが情報を売って金儲けを企んでいる
例えば、日本のミュージシャンでお金をかなり稼いでいるグループにMr Childrenが挙げられると思っているのですが、彼らが、
「音楽を使ってお金を儲ける方法」
というようなことをやったとします。するとかなりの売れないミュージシャンが殺到すると思うのです。今でも十分にお金を稼いでいるけれど、もっともっとお金を稼ぐことが出来ると思うのです。でも、彼らはそういったことを絶対にしません。それはブランドイメージが傷つくということも勿論あるのでしょうけれど、それは本来の音楽のありかたでは無い、と考えているからだと思います。(そういった意味ではAKB商法なども本来の音楽の在り方ではないと思っています。)
絵画などもそうですが、結構最近の話題ではクリスチャン・R・ラッセンのビジネスのやり方が問題になりました。
本来、絵画というものは書き手がいて、それを売る画商がいる。書き手が商売を考えてしまうと良い作品が出来ない。そういう考えが一般的でした。しかしラッセンは自分の絵が売れること、もうすでにファンが沢山いることを知っているから、似たような絵を量産してビジネスに走り出したのです。
正直、小室哲哉全盛期に小室哲哉が同じような方法で似たような音楽を量産していました。結果どうなったか。彼の音楽は廃れて飽きられてしまいました。
小室哲哉は今でこそエイベックスに拾われて、音楽界のカリスマのような扱いですが、エイベックスに拾われるまで、廃れてしまった後の生活は借金まみれの悲惨なものだったことはニュースなどでご存知の方も多いかと思います。
今、ブログの業界ではトップブロガーと呼ばれている人が同じようなことをしています。似たような面白くもない文章を量産し、もうすでに自分にファンがついていることを知っているから、そういったしょうもない文章を有料で販売しています。
お金に目がくらんだ、特に文章を書くのが好きでも無さそうな人達がそこに集ってちょっとしたビジネスになってしまっている。
迷惑なんですよ、文章を書く事が単純に好きな人間にとってそういう人間たちは。
私はわざとに炎上をさせるような記事を書いたりします。勿論、お金の為という面もあります。障害者は貧乏ですからね、どうしてもお金は欲しいのです。でもそれは単純に生活の為というよりは、文章を書く事が好きで、書く事でお金になることで更なるモチベーションに繋がる。まず、どんなに良い文章でも人に読まれないと話にならないから、私は炎上するような記事を書き、そして自分の書きたいような文章を好き勝手に書いています。
社会人ですからね。ある程度、そういった金銭的な計算もしないとブログ運営なんてやってられません。私のような貧乏人は特にね。
でも、そこは将来的に本を出版したいという目標があるからです。今の時代、本を出版してもお金にならないと思います。でも、私は本を出版したいのです。それは何故か。単純に昔からの夢だからです。
そういったこともあってブログを炎上させたりしています。それが良いのか悪いのか、という評価はそれぞれの読み手に任せたいと思います。
そして話を戻しますが、文章を書く事が好きなわけではなく、お金儲けが好きな人達がブログ運営をするのは、なんか違うなと思っているわけです。別にそこは考え方の違いなのでそういう人達がいてもいい。ただ、そういった人達と文章を書く事が単純に好きな人達が全て同じ括りである「ブロガー」と呼ばれるのは、文章を書く事が好きな人は嫌なんじゃないかな。私は嫌ですね。
そういった人達の中にはメディアクリエイターなどと名乗っている人もいるようですが、まずクリエイターを名乗って欲しくないと思います。単純にお金儲けが好きな人は「商人」だったり「経営者」ですよね。
勿論、Mr Childrenなどにしても経営者の面もある。そういうところに考えがいかない、作品だけを綺麗事で作っている人達は結局、音楽で飯を食えなくなっている。Mr Childrenなどはそういうお金の部分を見せないようにしているのだけだとは思います。でも、ブログ界隈などでは、
「ブログでお金をいくら儲けました!」
というようなことがおおっぴらにされています。そういう記事を単純に喜ぶ人、文章を書く事が好きなわけではなく、単純にお金儲けが好きな人達が喜んでこぞって読むから、ブログとはそういうものだ、というイメージを受け付けられている。
単純に迷惑なんですよ。文章を書くことが好きな人間にとってそういう存在って。
綺麗事だけではブログ運営はやっていけません。マネタイズ(お金を稼ぐ仕組み)が上手い人がいても全然いい。でも、お金というものを大きく全面に出すな!!
はてな界隈でも広がる新興宗教
私が運営しているこのブログは「はてなブログ」というブログを使って運営しています。このブログ界隈は、「はてな村」と呼ばれるような一種のコミュニティが出来上がっています。このコミュニティは「村」と言われるだけあって狭いコミュニティで、時には新参者が邪魔者扱いされたり、差別などもあったり、罵詈雑言が飛び交っています。でも、住めば都というもので、今では私にとっては生まれ故郷のような場所になっています。
実際の私の生まれ故郷である修羅の国、北九州は治安は悪いけれど、やっぱり生まれ育った場所。大好きな場所です。
そんな「はてな」界隈も今では大きく変わりつつあります。そういった狭いコミュニティうだからこそ、新興宗教のようなものが流行りやすいのか、お金儲けの場所になりつつあるのです。
実際、はてなブロガーのオフ会に参加した人もこういっています。
ブロガー新年会に参加して「【はてな】はもう死んだ。」と思った話 - かくいう私も青二才でね
ブログのタイトルだけでも察することが出来ますよね。実際、このオフ会を開いた人のブログを読んでみたら、
「お金を稼ぎたい人は私の有料サロンに入ってね!」
というような宣伝文が書いてありました。これはもう、人を狭い場所に集めて洗脳してお金儲けを企む、新興宗教のようなものだと私は感じてしまいました。本人達にその気がなくても、悪気がなくてもそうですよ。
何度も言いますけど、迷惑なんですよ。文章を書くことが単純に好きな人間にとって。
はてなブログはお金になる! だとかの偏向情報が実際に広まっているわけです。確かにSEOには強いですけど、本来ならこの記事の最初の方に書いたように、文章で何かしらを提供して、その対価として広告料なりなんなりを受け取る、というのが本来のブログの在り方だと思っています。別に違うやり方があってもいいですよ。ただ、お金儲けをするのが本来のブログ運営の在り方で、文章を単純に書くのが好きな人が運営するほうがマイナー、という様なイメージを植え付けないで欲しいのです。
最後に
つい熱が入って長文になってしまいました。この文章に反論したい人は山ほどいるでしょう。でも、私なりに炎上狙いではなく真面目に書きました。なんか、ブログ運営をしている人は胡散臭い人が多いよね、というようなイメージになって欲しくないからです。
お金は大切ですよ。だからお金儲け自体を否定はしません。ただ、トップブロガーがお金を全面に出して、「ブログとはこういうものだ!」というイメージを植え付けている。子供はお金を嫌うものです。例え、お金が汚いものでないとしても。(私は大人なのでお金が汚いとは思っていません。ただ、ブロガーになりたいという子供達がいたとして、そういう子達の夢を壊して欲しく無いのです。)そういった大人の事情的な部分は大きく表に出して欲しくない。だから、そういった大人な部分もなるべくオブラートに包む。
それが本来のクリエイターの在り方ではないでしょうか?
少なくとも、金儲けを全面に出す人間はクリエイターやらブロガーやらと名乗るな!!
だいちゃん(∀)