カレーチェーン店「CoCo壱番屋」が廃棄した冷凍カツが横流しされた事件で、廃棄を請け負った「ダイコー」(愛知県稲沢市)と取引していた岐阜県の製麺業者が15日、既に横流しが発覚しているビーフカツ以外に壱番屋のチキンカツ、メンチカツ、豚のロースカツもダイコーから仕入れ、販売していたと明らかにした。
この製麺業者「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)に立ち入り調査をした岐阜県も確認。みのりフーズとダイコーを介した壱番屋製品の横流しが常態化していた疑いが強まり、愛知、岐阜両県が実態を調べている。
岐阜、三重両県は15日、県内のスーパーと弁当店で廃棄ビーフカツが流通していたと発表した。
壱番屋は同日、ダイコーに廃棄委託したのはカツ類、ナポリタンソース、ラーメンスープの計6品目と公表するとともに「廃棄物なので温度管理など保存方法に問題がある」として、流通していても食べないよう呼びかけた。壱番屋は平成22年からダイコーに廃棄委託している。
みのりフーズの実質的経営者の男性(78)は「ビーフの横流しが公になった後、ダイコー側から他のカツの仕入れを隠すよう連絡があった」と証言。これまでの取引でも帳簿を残さず、段ボールは詰め替えるように指示されていたという。
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