(母)ああ大変!今月のローンの返済が遅れそうだわ!
(父)どのローンだ?車のローンか?子供たちの教育ローンか?それとも母さんが買った真珠のネックレスのローンか?
(妹)ええ!?うちってそんなにローンを借りてて大丈夫なの?
(兄)大丈夫さ。
「オイコノミア」の先生がローンを借りるといい事もあるって言ってたし。
そうだろ?父さん。
(父)見るか…「オイコノミア」。
(テーマ音楽)
(大竹)ダイニング。
(又吉)あ〜!ダイニングとキッチン。
そうですね。
とリビング。
はい。
住宅展示場を見学しにやってきた又吉さんと大竹先生。
もしかして又吉さんついにマイホームを買う気になったんですか?いやこんなの最高ですよ。
ねえ。
マイホームの夢を形にしたモデルルーム。
うわ〜!広い!メチャクチャ広いリビングですよ。
何人座れるんですか?茶室があるんですね。
うん。
こんくらい広かったらいいですね。
布団。
ねえ。
3人ぐらい寝れますよ。
うん。
やっぱり欲しいですね。
そうですね。
欲しいっすね。
あのあと問題はですね。
はい。
これなんですよ。
金額。
えっ!ここの金額ですか?はい。
一十百千万10万100万…1,000万1億円!はい。
えっ!?土地なしです。
土地なしで1億円ですか?はい。
ここですか?はい。
それは駄目ですよ。
ローン?はい。
あまり…うん。
やっぱりねじゃあ…分かりました。
はい。
書斎か。
ということで今回のテーマは「ローン」!住宅ローンから身近なローンまでローンに関する疑問をあっ経済学で〜読み解きます。
先生。
はい。
今日はですねあのう住宅ローンの大先輩がいらしてるらしいんですよ。
そうなんですか。
じゃあ話を聞いてみたいですね。
ちょっと行ってみましょうか。
はい。
ゲストは住宅ローンの大先輩?一体誰なんでしょう?あっ!このお方。
(ラサール石井)ああどうも。
こんにちは。
ラサールさんよろしくお願いします。
お願いします。
お願いします。
あのうラサールさんも住宅ローンを組まれてるんですよね。
そうなんですよ。
80までのローンですね。
80までですか?ええ。
2013年に…都内に…でも誰もが疑問に思うと思うんですけど僕も後輩として思うのはラサールさんもうずっとテレビ出続けてるじゃないですか。
ず〜っとお仕事を。
してますね。
だからそれでも何ていうんですか一気に買えなかったんですか?買えない。
俺ねものすごい浪費家なのよ。
(笑い声)あっそうなんすか。
でもう貯金なんか全然しないでえ〜離婚したじゃないですか。
その時に半分なくなるわけでしょ。
ところがね俺の場合は「半分で済むと思わないでね」と言われて。
なるほどいろいろあるんですね。
いろいろあるんです。
世のね俺ぐらいテレビ出てた人はみんなお金持ってると思うよ。
いやイメージ…。
俺堅実なイメージあるでしょ?あります。
世の中にあるんですけど全然堅実じゃない。
意外っすね。
うん。
僕ずっと…これは今は怖いって感じるようになりましたけど僕はバブルを経験してるじゃないですか。
はいはい。
あのころはねみんなちょっとおかしかったんですね。
借りなきゃ損だと…。
はいはい。
言われる。
銀行の人に言われるんですよ。
石井さん借りたほうが得なんですよと。
どうせすぐもうかって返せますよと。
返せますよと。
毎日もうけ話が。
ありました?うん例えば今の又吉君だったらもう1日に2回ぐらいもうけ話来るよ。
こんな話ありますよと。
うん。
バリ島に別荘買わないかとか。
なるほどね。
まあいろんなじゃあ商品の取り引きの話が来ると。
はい。
だけどそれに伴ってローンもいろいろ申しつけられたりとかというのもあるんですよね。
そうですね。
あのローンってあのまあ貸す側がもうけるだけのように。
そんな印象ありますよね。
借金をして何か得があるのかと思ったりはしますけど。
でも……人っているじゃないですか。
はいはい。
だから例えば……っていうのは全然合理的ですよね。
はい。
だから逆に今お金あるけど今使いたくないって人もいる。
うん。
その人は今使いたい人にお金を貸してあげればいい。
まあね。
う〜ん。
そう言えば話はうまくまとまるような気もしますけどね。
あっそうですか。
はい。
お金があるとすぐ使っちゃうじゃないですか。
そうですね。
現金はね目減りするんですよね。
そうですよ。
使いすぎちゃう。
だから…こういうのを経済学でこれなんですよ。
「コミットメント」。
コミットメント。
ローンを組むことは毎月の返済を約束することです。
つまり無駄遣いをやめるという目標が達成しやすくなるのです。
ああそうか。
ダイエットする時とかに。
ダイエットするときに1か月後には何kg痩せるっていう事を宣言して痩せなかったらねえ坊主になるとかっていう約束をする。
なるほど。
これでもいいのが今僕そういうふうに本が売れてるっつって皆さん先輩も後輩もこうお祝いしてくれるからそんとき僕も後輩とかに振る舞わなって。
こういうめでたい時やからって思うじゃないですか。
でも家を買ったっていう事実がみんな分かるとみんなもちょっとこう。
遠慮して…。
遠慮するというか。
ダイエットの時もそうやったんですよ。
僕みんなに言ったんですよ。
ちょっと仕事で何kg痩せないと駄目だって言ったらやっぱ飲みの誘いが減るんですよね。
はいはい。
みんなが一緒になってそのダイエットを応援してくれると。
そういうあの利点はあると思いますね。
ありますよね。
家買いますって公言するっていうのは。
いや僕も確かに今はすごく無駄遣いしてないです。
そうですよね。
もうほとんど飲みにも行ってないですし。
はい。
やっぱり80歳までローンを返し続けなきゃいけないっていう。
そうです。
でも80までローンを組むっていうのは健康のためにはラサールさんにとってもすごくいいんじゃないですか?そのゴールをはるか上に想定してたほうが。
そうだね。
もう一回ブレイクですか?ずっと出続けてるじゃないですか。
いやいや。
もうどこをつけてもラサール出てるみたいな。
(笑い声)すごい!すごいっすね。
ラサールさんがここからもう一回ブレイクしようとしてる。
(笑い声)みんなもういいじゃないですかって思ってますよ。
いやいや。
ちょっとローンのためにね。
嫁にも残さなきゃいけないしね。
うん。
ローンというと住宅ローンのほかにもまあ服を買ったりとか車を買ったりとかいろんなローンがあるじゃないですか。
どれも何か怖いなっていう気がするんですけど。
はい。
はい。
ちょっとねそのことについていろいろやってみたんですよ。
ローンを組むとき最も気になるのが「金利」。
しかし「金利」について意外と理解していない人が多いんです。
そこで!問題。
どれ?街の皆さんに答えてもらいました。
これですね。
返済額は…。
(取材者)何番ですか?
(取材者)何番ですか?
(取材者)どうして1番?
(笑い声)
(取材者)なんとなく。
(取材者)ピッタリ110万円。
(取材者)110万円。
はい。
(取材者)という事は?何番?
(取材者)ピッタリか多いか少ないか。
何となく多そうな気が…。
(取材者)計算でいくと110ですけどね。
多そうな気がしますね。
(取材者)じゃあ何番を選ぶ?
(取材者)1番で。
はい。
実は同じ問題をドイツとイギリスで出題したところ日本の正答率が一番低かったそうなんです。
皆さんの答えはどうでしたか?え〜どれだと思いますか?110万円より…俺は1かな。
又吉さんは?1じゃないですか?正解は…。
1の「110万円より多い」。
お二人ともお見事!答えは1番の「110万円より多い」。
ではなぜ110万円より多くなるのでしょうか?これがもともとの100万円に対する2%なのかっていうので変わってきますよね。
はい。
…も分かんないってことですよねこれ。
あっ複利ですか。
ほとんどの金利は複利ってこと。
そうです。
さすがローンの先輩石井さん。
金利には大きく2種類「単利」と「複利」があるんですねえ。
又吉さん。
はい。
まずこれはこの金額ですね。
この金額借りたと。
で1年たったら金利がこれだけつくという場合。
単利の場合だったらあとどんなふうに増えていきます?一括返済するとすると…。
こうですね。
いやまずここはこの金額借りたんです。
はい。
ここでいいですか?いやここにもう一個つけてください。
いいですか?あっこうなるんですか?はい。
又吉さんがよく分かっていないようなので代わりに説明しましょう〜。
単利の場合は元金に対して毎年同じ利息分だけ増えていきます。
分かりますか?一方複利の場合は1年目に元金に利息がつくと2年目には元金の利息だけでなく利息にも更に利息がつくんです。
こうして年を追うごとに利息が更に利息を生んでいきます。
先ほどの問題も単利で計算すれば5年後の返済額は110万円になります。
しかし世の中にあるローンはほとんど複利で計算されるので返済額は110万円より多くなるのです。
世の中のそのローンはなぜ単利じゃなくて複利なんですか?はい。
例えば5年貸したとか4年貸したっていうときにまだ返してもらってない部分にはやっぱり金利分も貸してるんでその金利からもまた金利を取らないと割に合わない。
借りる側からしたらなんか落とし穴みたいなふうにも見えたりしますよね。
足し算は分かりやすいんですけど掛け算って弱いじゃないですか。
はい。
気をつけないといけないのはね…あの例えばね…結構危険なことですけど。
フフフッ。
するとしますよ。
はい。
返済額いくらぐらいになると思います?え〜と…。
1,000万。
はい。
ちょっともう諦めてしまってます。
(笑い声)ちょっと分かんないですか?もう倍になっちゃう。
いい線いってますね。
あのうこれが1,000万借りて25年後にどうなってるかっていうと2,000万円超えることになるんですよ。
そうですよね。
25年後の返済額は2倍の2,000万円を超えています!じゃあこれが3%ですよね。
はい。
次は3%から2%だけ金利が上がって5%になると同じ25年間。
5%。
はい。
どうだろう。
3倍はいくのかな?こうなるんですよ。
うわっ!う〜わ。
うわわわわっ。
あっもう出だしから上がっちゃってる。
出だしから違いますけどドンドンドンドン差が大っきくなって。
たった2%上がっただけで。
そうなんです。
25年後には約3.4倍。
3.4倍!はい3,400万返さなきゃいけない。
うわ〜!えっ!?
(笑い声)これって僕ローンした事ないんであれなんですけど金利2%とかその5%とかっていうのは3%とか5%ってのはよくあることなんですか?住宅ローンではもうちょっと低いのもありますけどでも消費者ローンだと。
このくらいは。
もっと高いですよ。
もっと高いか。
はい。
こういう仕組みやったんですね。
そうですね。
現実にはね元本少しずつ返しますからこんなに一括返済って普通しませんからね。
こんなには増えていかない。
ちょっとずつ返していく。
はい。
でも金利っていうのはかなり大きな速いスピードで上がっていくっていうのはこれで理解いただけたんじゃないでしょうか。
すごい。
なるほど。
実際のローンのように毎月返済して1,000万円を25年間で返す場合…。
1万1,000円ほど違いがあります。
更に…金利が2%増えると総返済額は300万円以上も変わってくるのです。
まあ複利計算っていうのは学びましたけれどももうちょっと分かりやすい方法あったらいいと思いません?はい。
実はいい方法があるんですよ。
こちらです。
「72の法則」。
「72÷金利」を計算することで複利計算のときお金が何年で2倍になるかおよその年数が分かるんです。
ちなみに金利が5%以下の場合は70で計算するとより正確な年数が分かりま〜す。
例えば金利が6%の場合っていうのを考えると「72÷6」は12ですから12年で借りたお金が倍になるということなんです。
メチャクチャ便利ですね。
そうでしょ。
街でよく看板見かけるのだとカードローンってあるじゃないですか。
あれ金利18%とかっていうのが時々あるんですけど何年で2倍になるっていうことになります?え〜っと4年?そうですね。
4年で2倍になるんですよ。
現金で買ったほうが…。
だけど今お金が欲しいとなったら絶対18%だったら借りちゃうんじゃないですか?どうかな?18っていう数字はでかいですよね。
僕ね家も買ったくせにこの間クルマも買ったんですね。
(笑い声)そうなんすか?はい。
クルマのローンは家のローンと比べて簡単ですよね。
はい。
それは多分すぐクルマ売れるからですよね。
返さなかったら。
あっそういう事か。
家はそんなに売れないけどクルマだったらその会社が引き取ればいいっていう考え方なんですね。
そうです。
ラサールさん。
住宅ローンのときの審査って厳しくなかったですか?メチャクチャ厳しいです。
僕も以前クレジットカードの審査を受けたときに全然作れなかったんですよ。
ああ!芸人だといろいろ厳しいというの先輩からも聞くんですけど。
芸能人はまず信用がない。
あしたがどうなるか分かんない職業だからね。
プラス私はですね年でしょ。
ごまかしてやろうと思って「伊東四朗さんを見てください。
77歳であんだけ頑張ってらっしゃいますよ」と言ったら「うん。
あなたは伊東さんじゃないですよね」って。
(笑い声)メチャクチャ冷静に言われたんですね。
全然ごまかされない。
はぁ〜。
ええ。
有名な銀行が駄目で。
で外資系のところでなんとか通りました。
又吉さん調べてきたんでしょ?はい。
僕もどうやったら通りやすいのかってのを調べてきました。
はい。
どうしたら住宅ローンの審査が通りやすくなるのか?又吉さんある人物を訪ねました。
かつて大手銀行でローンを担当し現在は不動産投資を行っている岡本公男さん。
ローンを貸す側と借りる側両方の経験から審査のアドバイスを頂きます。
(岡本)それは実際そうだと思います。
ああ!やっぱりそうなんですか。
銀行が住宅ローンを貸し出すときにいい属性というのはですねまあ上の方から公務員の方とかですね。
あと大手上場企業の方とかあとはお医者さん弁護士など「サムライ業」の方ですね。
収入が安定している職業ほど住宅ローンの審査に通りやすくなるといいます。
自営業と見なされる芸人は一番通りにくいそうです。
その中でも少しでも審査が通りやすくなるようなそういうものってあるんですかね?岡本さんによるスペシャルクイズ!ローン審査に通りやすくなるポイントを教えてもらいます。
まずですね審査に通りやすい服装ですね。
芸人をアピールする。
要はテレビに出てるときあとは舞台に出てる時のような衣装で行ったほうがいいのか?またはきちんとした身なりですね。
これについてはどちらがよろしいと?審査ですからねBのきちんとした身なりじゃないですか?そうですね。
これはあの確かにそうです。
芸人の方ですからこのようにスーツを着る必要はないんですけどまあ普通にジャケットを着るとかですね。
まあ普通の身なりで行くほうがいいかと。
派手なキンキラとかだとやはりちょっと場所が…。
イメージが…。
イメージが合わないですね。
今日の僕ぐらいの服装だとどうでしょうか?はい。
え〜今日の服装でしたらさっぱりしていますしそれほど全く派手ではないのでそれで全然全く問題ないと思います。
きちんとした身なりが好印象。
ブランド物や派手なアクセサリーは浪費家に見られるのでNGですよ。
続いての問題。
審査に通りやすい時期は?A4月。
B3月。
さあどっち?どうなの?その1年でこれぐらいは融資していいっていう額が決まってるとしたらBですかね。
Bの3月のほうが通りやすいんじゃないですかね。
正解です。
これはあの芸人さんというポジションでいうと多分AよりBのほうがBの3月のほうが融資しやすい銀行が多いと思います。
正解は3月。
期末の3月融資額が残っている銀行では何とかノルマを達成しようとします。
そのためふだんは審査に通りにくい人でも駆け込みで審査が通ることがあるんだそうです。
諦めないで!続いて審査でアピールするべき仕事は?A芸人としての受賞歴。
Bレギュラー番組の本数。
どちら?Aの受賞歴でその漫才コントで優勝してると劇場の出番はあるんじゃないかっていうふうに銀行は見るんじゃないですかね。
なるほど。
これはですね正解とするとどちらかと言えばBなんですね。
あっそうなんですか?じゃあ今まで受賞した方々がじゃあ5年後10年後安定しているかというとそうじゃないよねというのが結構銀行の審査のほうも見たりはしてると思います。
それよりはまあ安定した…レギュラー番組といってもまあ終わったりはしますけれどもそれが3年4年と続いてればこの人は安定してテレビにも出てるということで評価することができます。
なるほど。
この「オイコノミア」という番組はEテレで4年続いてるんですけど4年目なんですけどこれレギュラー番組として評価できますか?これは大いに評価できると思います。
やはりNHKさんでもう3年4年と長期に続いてる番組のレギュラーということですのであのうそれはもうあのテレビのそういうずっと続けてる中では一番評価されるんではないでしょうか。
へぇ〜!やりました!「オイコノミア」レギュラー番組としてこれからも頑張ります!ウフン!こちら受賞歴なんですけれども…ああそうですか。
それで言うとAのほうが優勢になります。
うん。
また次に出す新作とかもやはり芥川賞受賞作家というそういうネームバリューでですねある程度売れるというのがですね銀行のほうも大体分かっておりますのでそこはすごい有利になるアピールポイントになると思います。
じゃあ僕はこれAもBも今あるってことですね。
そうですね。
だからすごい今優位なポジションに今月からなられたと思います。
住宅ローンの審査が通りやすい芸人なんですね。
僕は今。
はい。
多分あの今の又吉さんでしたらということで多分すんなりローンが通るんではないかと。
へぇ〜!なるほど。
すごいですねやっぱり。
又吉さんは今銀行からの評価も高いですね。
絶対高いでしょ。
こちらの番組がやっぱりその評価が高かったですね。
4年続けれるんだというね。
経済学の番組だっていうのも高い評価だったってことはないんですか?経済学…あっそれもあると思いますよ。
なんか今無理に言ってませんか?
(笑い声)恐らくねローンの審査のところにすっごい芸能界詳しい人いると思うのよ。
いますかね?これ伸びますよ。
まだ行けますよ。
最近ねちょっとねこれレギュラーもやってないし。
います?ほら!ツイッターでこんなことつぶやいてますよ。
ほら〜。
これ駄目ですよ!そこまで?今はねレギュラーを持っていて賞も取ったということで一番。
考えんと駄目ですね。
考えてください。
どうなの?自分の将来の…。
自分の将来ですか?こうどのぐらいこう金がうわってなってるとかって考えてる?いやお金はあれですけどやっぱりそのもちろん先輩ですから分かると思いますけどリスクありますよね。
あります。
本書いていったとしてもそら今回たまたま読んでもらいましたけど次全然の可能性ももちろん…。
特に小説はね。
そんなもうかるもんじゃない。
純文学は特に。
文学もそうやしテレビもそうじゃないですか。
両方。
そうそう。
自分でも本当に分かんないです。
どうなるか分からない中でやってるなと。
うん。
お金貸すほうもそう思ってるでしょうし。
じゃあもう今しかないかもよ。
借りるならホント今ですよね。
全然いけますっていう顔でね。
そうそう。
いよいよ実際に住宅ローンを借りる段階になったとしましょうよ。
(2人)はい。
見てください。
これ全部住宅ローンのパンフレットなんですよ。
こんなにあるんですか!そうなんです。
うわ〜!俺を落とした銀行のもある。
ありますか。
いやまあこれね住宅ローンといっても百花繚乱で銀行からノンバンク系までもうこれだけの選択肢があるんですよ。
選べないですね。
これだけあったら。
そうなんですよ。
まあ一体この中から自分に合った住宅ローンをどうやって選んだらいいのか?はい。
アドバイスしてくださる方にお越しいただきました。
あっ!
(高田)こんにちは。
あっどうも。
こんにちは。
住宅ローンアドバイザーの高田晶子さん。
なんと人の性格に着目した「性格別!住宅ローン診断」を提唱しています。
その人のふだんの行動の傾向とか性格によってどの住宅ローンが金利タイプが向いているかという診断をするようにしてみたんですね。
それを皆さんがローンを選ぶ時のヒントにしていただいてます。
え〜っ!知りたいですね。
(高田)はい。
住宅ローンは大きく2つに分けられます。
「変動金利型」は金利が経済情勢によって常に変わっていくもの。
それに対し「固定金利型」は金利が一定に固定されているものです。
変動金利型のメリットは当初の金利が固定金利型よりも低いこと。
しかしデメリットとして将来的に金利が上昇するリスクがあります。
一方固定金利型のメリットは金利が一定なので上昇するおそれはないこと。
しかし当初の金利は変動金利型より高いというデメリットがあるのです。
これどっちが得か損かって事は一概には言えない。
そうですね。
石井さんはどのタイプを選ばれたんですか?私は固定ですね。
はい。
ここからアベノミクスとオリンピックによって金利が上がっていくのではないかということで固定のほうが得なんじゃないかなっていう判断をね僕1人でしたわけじゃないですけど。
不動産屋さんとしてそういう形になった。
でもまあ性格のほうが大事だっていう事なんですよね。
それがちょっと気になります。
知りたいですね。
では問題を出しますのでそれぞれ選択肢が3つありますので自分に一番近いものを選んでみてください。
じゃあ問題1問目。
異性との付き合い方に関する診断。
さああなたはどれですか?難しいけどなぁ。
僕はこれだな。
俺は1かな。
僕は3ですね。
分かれましたね。
(高田)分かれましたね。
これは一貫性を見ています。
付き合う異性のタイプはいつも同じという人はやっぱり一貫性が強い。
3番の好きになる相手も付き合うタイプも決まっていないという方は一貫性はあまりないタイプというふうに。
悪いように聞こえたんですけど…。
(高田)考えることができます。
例えば変動金利型を借りていて金利が途中で変わりました。
一貫性がある方はその辺は動揺しないで。
ということは変動に向いてる。
そうですね。
変動金利を使いこなすこともできると思います。
で動揺しがちな方については固定金利のほうが無難かなというふうに思います。
一喜一憂するってことですよね。
はい。
僕はどっちかっていうとこれは?
(高田)固定の方が向いてそう。
この診断で分かるのは一貫性があるかどうか。
一貫性がある1のタイプは自分の考えがブレないので「変動金利」でも大丈夫。
逆に一貫性がない3のタイプは考えがブレやすいので「固定金利」向きなんです。
お〜!意外ですね〜!じゃあ次いってみましょうか。
続いて「買い物」に関する診断。
どれに当てはまりますか?だとこうかな。
あっ2番。
はい。
1番ですね。
誰にも相談しません。
(笑い声)え〜これは決断力を見ています。
(石井)決断力かなぁ。
ハハハッ。
え〜なんでも自分で決断できる。
1番のような高価な買い物でも自分で決めることができるという方が決断力が強い方。
これは決断力に関する診断。
決断力がある1のタイプは金利が変化したときにすぐに自分の行動を決断できるので「変動金利」向き。
逆に決断力のない3のタイプは金利が変化しても決断の必要がない「固定金利」向きです。
僕はこれ2番てことは固定?え〜とどちらでも。
中間的な。
強さとしては中間的な。
僕は変動だ。
また変動になっちゃった。
僕はもう固定ですよ。
へぇ〜!これが個人の性格っていうことですよね。
はい。
こうした性格とか行動の方向行動の傾向というのに合わせて。
ただしもうひとつやはり住宅ローン選びをするときには金利がどう動いているのかということは知ってから選んでいただきたいと思います。
そうですね。
住宅ローンの金利の推移を見てみると1990年代の初めバブルの頃には変動金利が8.5%という時代がありました。
しかしその後金利は下がり2010年以降ほぼ横ばいの状態が続いているのです。
う〜ん。
でこれ以上もう金利は下がらないんではないかというほどの水準の低金利なんですけれども。
ということはまあ今後上がっていくというふうに考えるのが自然なんですがじゃあどのぐらい上がるのかとかいつ上がるのかとかその辺はあの誰にもなかなかハッキリしたことは分からないと思うんですね。
分かんないすよこれ。
どうなんやろ?これでもまたこう上がるってことは景気もよくなるってことでしょ。
そうですね。
そんなに景気よくなると思えないよね。
いや僕はもう固定で借りてるわけですから。
上がってくれたほうがいいってことですか?でも関係ないですよね。
上がろうが何しようが人が損するだけですよね。
そうです。
そうですね。
自分には関係がないこと。
変動にしてる人は上がると困る人が増えると。
そうですね。
ドキドキする方が増えると思います。
(石井)そうか。
これでも経済学者の方でも例えば30年の長いスパンで金利がどう動いていくかって予測すんのは難しいんじゃない?難しいですよ。
そうですよね。
難しいです。
あのもうちょっとね変動と固定金利の話しようと思うんですけども例えば「支払い額が50万円になるか100万円になるか半々の確率だった」っていう借金を抱えてたとしますよね。
でそう言われたときと例えば「80万円でその返済額は確定します」と言われたときとあのどっちを選びます?支払額が50万円になるか100万円になるか確率50%の借金と支払額が80万円で固定の借金2つの借金を選べる場合どちらを選びますか?うわっ難しいなこれ。
そうっすね。
それいつもそれ系迷うんですけどカメラ回ってたら50か100かみたいな。
アハハハッ。
答えたと。
そっちの方がなんか面白そうですよね。
はい。
僕でもリアルに考えても50の可能性にかけるかもしれないです。
ああ俺もそうかもしれないなぁ。
ギャンブルするんですね?いやなんか80って。
逆に80って固定して損しちゃう。
そうやって俺今固定ローンにしてるんですけど。
それが75やったら考え方変わりますね。
75だと確率的に同じですよね。
(2人)そうですよね。
まあ普通はですね安全策を取る人が多いんですよ。
でだからちょっと高い金額を払っても安全策を取りたいと。
だからその分「リスクプレミアム」って言うんですけどね。
つまりリスクに対して支払う保険料のようなものなのです。
だから安全の分で保険料をたくさん。
要するに保険に入るってことですよね。
はい。
金利返済を安定させたいっていう人はその80払っても確定したほうがうれしいっていう人。
だから保険料を払ったとしても今の支払い額を確定したい。
50万円か100万円か確率50%の借金の場合平均した期待値は中間の75万円。
つまり80万円で固定した借金には差額の5万円がリスクプレミアムとして上乗せされているのです。
この5万円をあなたは支払いますか?支払わずに50万円か100万円の借金を選ぶのは「変動金利」を選択することに当たり5万円のリスクプレミアムを支払うのは「固定金利」を選ぶことに相当しているのです。
お分かりになりましたか?個人の…これらについてよ〜くよ〜く考えてみてください。
ねぇ。
又吉さん。
まあ今や作家先生になりましたから。
いえいえ。
家を建てて住宅ローンを組んで無駄遣いから卒業すべきなんじゃないですか?そうですね。
無駄遣いはやめたいと思ってるんですけど。
ラサールさん例えば家を買うとしたらどれぐらいのタイミングがいいんですかね?いや今だと思うよ。
(笑い声)てかさ結婚とか子供を作るとかはどう思ってんの?いや興味ありますよ。
興味?
(笑い声)今もうあなたの年で興味の段階じゃないから。
そうですよね。
それは僕の目標でもあるんです。
あっそうなんですか?お子様も作りたいと?はい。
結婚して幸せな家庭を作るっていうのは目標なんですけどね。
でもね好感度はメッチャ上がってる。
今は「又吉さん」って絶対そう。
上がってきてます?メッチャ上がってると思う。
もう綾部とこんななってこう来てるもん。
抜いちゃうんじゃないかぐらい。
チャンスですね。
チャンス。
全てにおいて今チャンスなんですよ。
もう住宅ローンを組むにしても。
はい。
結婚するにしても今がチャンスってことですね。
いや将来メチャクチャ不安になってきましたよ。
(笑い声)「お前今やぞ」ってそんなに言われたら。
確かに。
ええ。
(母)あなたたちローンで物を買うのは大変なことなのよ!分かったの?
(妹)私英語の教材諦める。
(兄)そういえば押入れの中に豪華な化粧品のセットがあったよ。
(父)母さん…。
又吉さん今回のローンについて何を学びましたか?2016/01/15(金) 00:30〜01:15
NHKEテレ1大阪
オイコノミア「ローンの正体って…?」[字][再]
住宅をはじめ、ローンは人生の大きな買い物に付いてくる一大事。失敗したくないあなたに、金利の仕組み、審査の裏話、性格に合った選び方など「基本のキ」から教えます!
詳細情報
番組内容
相変わらず、家の購入を迷っている又吉さん。なんでも「ローンが怖い」のだとか。確かに住宅ローンは金額が大きく、知らなかったでは済まされない人生の一大事。そこで番組では、基本のキからローンを解説。80歳までローンの返済が残っているというラサール石井さんをパートナーに、ローンが何のためにあるのか?という素朴な疑問から、金利の計算の仕方、審査に通りやすくする方法、ローンの選び方まで、やさしく学びます。
出演者
【ゲスト】ラサール石井,【出演】又吉直樹,【解説】大阪大学教授…大竹文雄,【語り】朴ろ美
ジャンル :
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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