ぼくの影響元であるTwitterの知り合いが、バターコーヒー継続二週間目のレポを記事にしていたため、こちらもバターコーヒーについて何か書こうと思います。
文明のおこり
ぼくはそもそも、バターコーヒーという発想が、「なぜ、蕎麦にラー油を入れるのか*1」のような奇抜系グルメの延長にあると思っていたのですが、蓋を開けてみるとどうもバリバリに意識の高い最強ビジネス飲み物らしく、おまけに激ヤセできるとのこと。
二〇代も折り返し、集中力も落ち、腹回りの無常に精神を濁らされていたぼくにとって、光明のごとき飲料でした。ぼくは震える手で、コーヒーメーカーほか一式を注文します。
都市の発達
数日経ち、メンバーが揃いました。画像はこちらです。アフィリエイトは無常な叩きを誘発しそうなので、皆さんで検索してください。色々と最安値です。コーヒーの種類や豆の挽き方には特に指定はないので、好きな豆を選んで、機械でも手挽きでも好きな方でやれば良いと思います。
バターコーヒーの肝はバターとMCTオイルなのですが、バターについては推奨される激ヤバ高額バター*2がすぐに入手できないため、市販の国産無塩バターで代用しています。
これが二週間前のこと。ここから今日に至るまで、ぼくはバターコーヒーをせっせと毎日飲み続けました。
争いのはじまり
なぜ、珈琲にバターを入れるのか?痩せるだけならMCTオイルのみでも十分可能なのに?*3…実は上質バターを入れることにも理由があります。ざっくり言うと、腹持ちが違うんです。
朝にバターコーヒーを飲むと、食欲が抑えられ、昼ご飯を抜いてもあまり苦にならなくなる。昼を抜いているので、摂取カロリーも減っているし、満腹感がないためお昼過ぎに眠くもならない。夜に何か食べたとしても、実質一日一食ですから痩せますよね、と。
インターネットの情報の流し読みで恐縮ですが、どうやらバターは、この満腹感に大きく関わっているらしいのです。ですがぼくのバターは国産激安バター。少し嫌な予感はしていました。そして、それは的中します。
突然の滅亡
決してバターコーヒーに非はありません。きっと、内面まで醜く肥えたぼくの精神に問題があったのでしょう。計測開始から四日目まで、ぼくはきちんと昼食を抜きました。夕食も、あまり食べませんでした。体重・体脂肪率ともに、みるみる減っていきました。
これを見てぼくは考えたのです。「こんなに簡単に痩せるなら、もっと食べても大丈夫だな」と。その日から、ぼくは食べに食べました。ラーメン屋に入り、替え玉を三杯食べました。昼食もお腹いっぱい食べるようになりました。食欲は狂った獣のようでした。
そして、全てが元に戻りました。
歴史は繰り返す
V字回復した体重と体脂肪率を前に、ぼくもやはり危機感をおぼえ、再びしめやかな暮らしを始めました。するとやはり体重は落ち、それならばとまた食べ、また元に戻る。無限の木阿弥です。
恥ずかしいので、体重は公表しませんが、現在、開始から二週間で、なんとかマイナス二キロを維持しています。体脂肪率は前記のグラフの通りですが、食べると上がり、食べないと下がります。本当に単純な身体です。人間というよりは虫に近いのかもしれません。食べ物に寄り付く習性などは、とても良く似ています。
それもこれも、旺盛な食欲が悪いのです。これを抑えるには、やはりバター。ぼくは、最後の可能性、上質な高級バターにすべてを掛けます。己を賭して、戦うのです。本日、ようやく手元に上質なバターが届きました。これが最後のチャンスです。ガリガリに、ガリガリになって、軽やかな足取りでラーメン屋に入っていきたいのです。
続報は、二週間後を予定しています。それでは。