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  • 2015年のNZドル円の動きを復習しよう!
  • 政府はNZドル安誘導!?その結果は?
  • NZドル円は利下げに注意しながらトレードするべし!

ニュージーランドドル円(「ニュージーランド」は長いので、以降は「NZ」と書きます!)は2014年末まで強い上昇傾向が続いていました。
これに対してNZ準備銀行(RBNZ)は「NZドルが高すぎる」という声明を出していて、過去には実際に為替介入も行ったこともあり、NZドル安を誘導したいというスタンス。
こんな状態のなか、昨年2015年に突入したわけですが、NZドルには意外な波乱が待っていました。
僕、FX課長の相場観も交えながら2015年のNZドル円の相場について振り返っていきましょう!

上半期 NZドル円が上昇の限界を見せるなかRBNZがサプライズ利下げ!

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(1~3月)予想外に悪かった消費者物価指数で下げが加速!

2014年10月~12月に、NZドル円は実に10円以上も上昇するという大きな動きを見せていました。
2015年のスタートも93円前半という高値からスタートします。
しかし、さすがにスピードが早すぎたのか、いったんトリプルトップのような形を作って、年初はいったん頭打ちの値動きでした。

そんななか、1月21日に迎えたNZ消費者物価指数が下振れするという予想外の悪い結果となりました。
それまでの上昇の早さの反動であって、一気にトリプルトップのネックラインを下にブレイク、2014年10月の下値83円前半にまで迫ります。
2014年の末に3か月かけて上げたところを、1か月で下げてしまうという急落ぶり

この急落は2月に反転を迎えます。
2月4日のNZ雇用統計が良好な結果だったのをはじめ、堅調なNZ経済指標に支えられ上昇トレンドへ。
3月に入ってからも、19日のNZのGDPも予想を上回る結果となり、上昇トレンドは継続していきます。

(4~6月)戻りが限界を見せるなか、RBNZがサプライズ利下げ敢行

急落後の上昇トレンドは4月に入っても続き、92円前半まで値を戻します局面もありました。
この流れが変わる節目となったのは、再びNZ雇用統計。
5月6日に発表されたNZ雇用統計が悪い結果となり、それまで続けていた下値切り上げが崩れてしまいます。

そして、なんとも予想外のことが起こります。
6月11日にRBNZがサプライズで利下げを行ったんです。
これを受けて一気に下げが加速して、再び2014年10月の下値83円前半のラインに迫る勢いを見せます。

さらにこの流れのまま、6月末には欧州のギリシャ問題が顕在化。
リスク回避の流れにのまれて、年初来最安値を更新するとともに、一気に83円前半のラインを抜けた形で下半期に突入することになりました。

下半期 中国ショックで大暴落も底打ち感が出たか?

lab10853-2

(7~9月)細かくRBNZが利下げを行うなか中国ショックへ

ギリシャ問題で83円前半のラインを下抜けしたあとは、このラインがレジスタンスとして強く意識されるようになります。
一応の合意となってギリシャ問題が落ち着いても、83円前半のラインを上に抜いて戻すことができません。
また、それを誘導するようにRBNZは7月23日に追加で利下げを行っています。

そんななか、8月24日、中国株価の大暴落が起こります。
これを受けて世界市場がリスク回避に向かうなか、NZドル円も大暴落。
80円という節目を抜けるとストップロスを巻き込んで一気に下に加速
2013年にサポートとして強く意識されていた74円後半のラインも抜けて、一時は72円半ば(あまりに激しい勢いだったので、業者によってバラつきがあります)まで到達。

これが下押しのクライマックスとなって、この後は下方向ではこの価格が意識されるようになります。
また、戻りの上値は78円後半まで。
上値もこのラインが意識され、9月まではこの中国ショック後の上値と下値で挟まれたレンジのなか、いわゆる三角持ち合いの形を作りながらもみ合いが続くこととなりました。

ちなみに、こんな動きのなか、RBNZは9月10日に再び追加で利下げを行っています。
上になかなか戻せないのは、こういった施策も影響していたんですね。

(10~12月)上昇トレンドが出るも、レジスタンスを抜けることはできず

10月には三角持ち合いを上抜けして、強い上昇が始まります。
中国ショック後の上値もそのまま抜けて、中国ショック前の水準も回復します。
チャートも底打ち感が出てきていて、この水準でのレンジを作っていきます。

徐々に相場が落ち着いていくなか、12月10日にRBNZはさらに追加で利下げを敢行します。
市場はいったんは下落で反応しますが、予想されていたこともあり下げは11月の下値で支えられる形となりました。

下髭も出て、その後は上昇も見せますが、83円前半のラインは抜くほどの勢いは出ません。
結局、このラインで頭を押さえられている状態のまま、年末を迎えることとなりました。

2016年もRBNZに動向に注意しよう!

2015年、RBNZは実に4回の利下げを立て続けに行いました。
かなり積極的に動いてきているので、2016年もRBNZの動向から目が離せませんね。

また、円という面では、日銀の動きにも注意しておきましょう。
サプライズの追加緩和がまったくないというわけではないので、そのあたりの思惑が出てくると円主導で大きく動いてくる可能性もあります。

それぞれの国の金融当局の動きにも注目が集まりますが、目下の動きとしては83円前半のラインをめぐる攻防に注目したいところです。
波乱の2015年を通過して、2016年はどんな相場になっていくのか、楽しみですね!

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FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。兼業投資家。 主にスイングトレードを中心にトレードをして、年間通して勝てるようになってきました。 最初はボロ負けしてたので、そこからどうやってFXで勝てるようになったかやFXに関する情報を書いています。

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管理人:FX課長

少年の心を忘れないアラサーリーマンです。将来を考えて給料だけでは不安だ、収入源を増やそうと100万円でFXを始めました。しかし、3ヶ月持たずに100万⇒15万へ減らし(涙) そこからFXの手法研究の日々を過ごし、ひと通りチャート分析手法を身につけます。が、それでも勝てず。結局、シンプルイズベストにして、トレンドに順張りする事に集中したら勝てるように。昨年も月単位で負けたのは2ヶ月で年間では本業と同じくらいの利益を出せるレベルまで来ました。僕が負け組初心者トレーダーから月10万円突破するまでに注意したポイントも紹介していますので是非チェックして下さい!⇒こちら

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