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台湾 総統選で蔡氏が圧勝 議会選も民進党が過半数
1月17日 4時46分

台湾 総統選で蔡氏が圧勝 議会選も民進党が過半数
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16日に投票が行われた台湾の総統選挙は、民進党の蔡英文氏が圧勝し、初めての女性の総統が誕生することになりました。民進党は議会の選挙でも初めて単独で過半数を獲得しており、蔡氏が、中国と今後どのような関係を築いていくのかが焦点です。
3人が争った台湾の総統選挙は16日に投開票が行われた結果、民進党の蔡英文氏が689万4744票、国民党の朱立倫氏が381万3365票、親民党の宋楚瑜氏が157万6861票でした。投票率は過去最低の66.27%でした。
蔡氏は、得票率56%余りとほかの候補に大差をつけ圧勝し、民進党が8年ぶりに政権を奪還して、台湾初の女性の総統が誕生することになりました。
同時に行われた台湾の議会、立法院の選挙では、113議席のうち民進党が68議席と、改選前の40議席から躍進して、国民党にかわって第一党となり、初めて単独で過半数を獲得しました。
蔡氏としては総統選挙に圧勝し、議会でも民進党が過半数を確保したことで、安定した政権運営を実現できることになります。16日夜の記者会見で、蔡氏は「選挙の結果は、台湾の民意のあらわれだ。これに圧力をかけることは、両岸関係の安定を破壊するものだ」と述べ、選挙結果を尊重するよう中国をけん制しました。
独立志向が強いとされる民進党は、これまで中国に急速に接近した国民党を批判しており、ことし5月に総統に就任する蔡氏が、経済で密接になっている中国と、今後どのような関係を築いていくのかが焦点です。

専門家「中台関係安定させる政策を」

台湾の総統選挙について、アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所」のボニー・グレイザー氏は、「アメリカは、蔡氏が中台関係を安定させる政策を進めることを望む」と述べ、政権交代のあとも「平和で安定的な関係を構築する」という発言を守り、これまで国民党が続けてきた政策の継続を、アメリカ政府は望んでいると指摘しました。
また、蔡氏が勝利したことを受け、「中国が、台湾と外交関係のある国と国交を結ぶなど、蔡氏に強硬な姿勢を示すことをアメリカは懸念している。そうなれば、台湾の中で蔡氏への圧力が強まり、それに蔡氏が反発すれば、中国との関係は悪循環に陥るだろう」と述べ、今後の中国の出方を注視する必要があるとしています。
そのうえで、「中国と台湾の関係の安定や、台湾の民主主義、経済的繁栄の確保がアメリカの国益だ」と述べ、アメリカは国内法の「台湾関係法」に基づいて、台湾の防衛に対する義務を果たす一方、中国との関係については、一層の安定を望むという立場を強調しました。

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