映画「ダイ・ハード3」のあらすじ,ネタバレ,レビュー

ストーリー･ネタバレ

ニューヨークのデパートが爆破され多大な犠牲者が出るという悲劇が起きた。そして警察にサイモンと名乗る男の犯行声明が入った。彼は停職中のジョン・マクレーン警部補を名指しして、“サイモンは言ったとさ”の子供のゲームを使い、ハーレムのど真ん中でアフリカ系アメリカ人をののしる看板をもって立てといった。さもなくば、他の爆弾が爆発すると。

停職中だったマクレーンが呼び出される。二日酔いで、グデングデンの身体をアスピリンで誤魔化してサイモンの言われたとおりにハーレムのど真ん中に立つ。マクレーンのいる場所の近くの店の店主ゼウスがマクレーンに気づく。そして忠告しに来た。周りの男達に見つかったら殺されるぞと。案の定若い男達に見つかって殺されそうになるが、ゼウスに、“自分が何故こんな事をやっているか”の理由を話したマクレーンはゼウスの協力もあって、なんとか2人はタクシーを奪い警察署に戻る。

警察署に戻った2人。またサイモンから電話があり、彼の命令を聞くことになるマクレーン。ゼウスは嫌々だったがマクレーンは何とか引き込んだ。サイモンはマクレーンとゼウスの2人に命令したからだ。命令を聞かないと地下鉄を爆破すると言ってきた…。

彼らはまず街角の公衆電話に行かされて、そこにかかってきたサイモンからの電話で、今度は遠く離れた地下鉄の電話に出るようにと言われる。その場所には物理的にはほとんど不可能な距離であったが、公園を車で走るなどして近づく2人。途中、2人は別行動に出る。マクレーンは地下鉄に乗り込み爆弾の撤去を試み、ゼウスは電話に出るというために。

マクレーンは電車の中でなんとか爆弾を見つけた。そしてゼウスもなんとか地下鉄の公衆電話に出ることが出来た。だがマクレーンが爆弾を後ろの車両から投げ出したところで爆弾は爆発、電車が脱線するなどかなりの被害が出る。

生きていたマクレーンとゼウスは地下鉄の駅で再会する。外に出たところで、警察車両の中で、FBIとCIAの捜査官にサイモンに関して質問を受ける。マクレーンもゼウスもサイモンに心当たりがなかった。だがFBIの捜査官は、サイモンは、マクレーンがビルから落として殺したハンス・グルーバーの兄であることを告げた。一連の犯行は自分に対する恨みによるものだということを悟るマクレーン。

そこにまたサイモンから電話がかかってきた。今度は学校に時限爆弾を仕掛けたと言った。生徒を逃がしたらその場で爆発するとも。そしてまたマクレーンとゼウスに公園に行くように言う。2人は公園を目指した。一方サイモンは動き出した。彼の本当の目的は、地下鉄の爆破により壊れた連邦準備銀行のセキュリティを破っての銀行の金塊の強奪にあった。サイモンは部下と共に重機を使い、地下から銀行の金庫への道をつくり、金塊を運び出した。

公園に着いたマクレーンとゼウス。今度は電話で3ガロンと5ガロンの容器から、4ガロンきっかりの水を酌んで、それを爆弾解除に使えと言った。2人はなんとか爆弾解除に成功した。そんな2人に今度はヤンキー・スタジアムに行けと命令するサイモン。

そんな中、マクレーンは街中に警察官がいないことに気づいた。警察官は学校の爆弾探しに乗り出しているからだ。このことを悟ったマクレーンは連邦準備銀行へと行く。そこにはサイモンの部下が、待ち受けていた。彼らをやっつけたマクレーンは、サイモンの企みを知ったのであった。このことを電話で警察に告げるとともに、ダンプトラックが盗まれた事件から、マクレーンはダンプを探して追う。

マクレーンとゼウスはまた二手に別れる。ゼウスはヤンキー・スタジアムに行き、マクレーンはダンプを追って、地下水路の工事現場に来た。そこでもサイモンの部下が待ち伏せていたが倒すマクレーン。そして先に進むが、更にサイモンの企みがあり、せき止めていた水が地下水路に流れ出したのだ。おぼれる寸前で、水の圧力により外に吹き飛ばされたマクレーンの側に、ヤンキー・スタジアムに行ってきたゼウスの車が通りかかる。

スタジアムではサイモンの部下が待ちかまえていたが、ゼウス1人だったために手を出さなかった。だがゼウスをつけてきた敵達は2人揃ったマクレーン達を攻撃してくる。なんとか倒すマクレーン達。一方警察はマクレーンの突き止めた情報により、爆弾の仕掛けられた小学校を探し出し、爆弾の解除を試みる。

マクレーン達は橋の上で、サイモンの乗った船を発見する。橋から船までは何十メートルという距離だったが、頭と身体を使って船までなんとか無事に落ちるマクレーンとゼウス。だが巧みなサイモンに2人とも捕まってしまう。サイモンは、“金塊は船を爆発させて海に沈める”と言い、2人を爆弾の上に縛り付けて船から脱出する。

小学校の爆弾の“タイムリミット”が迫っていた。だが解除できずに時間が来た。しかしその爆弾はフェイクであり被害はなかった。サイモンはあくまで金塊強奪にこだわっていたのだ。

結末･ラスト

金塊と心中かと思っていたゼウスだったが、マクレーンは違っていた。サイモンの弟ハンス・グルーバーのことからして、サイモンは金塊を沈めたと思わせて、持ち逃げしていると思った。協力し合って、なんとか縛り付けられている場所から脱出して、船の爆発からも怪我をせずに逃れることが出来た。

警察に収容されるマクレーンとゼウス。そこでマクレーンはサイモンからもらったアスピリンのビンから、サイモンの行方をつかむ。そしてヘリでゼウスと一緒にカナダ国境に向かう。そこではサイモンは部下達と共に祝杯をあげていた。マクレーンに気づいたサイモンは、ヘリを出して、マクレーン達のヘリを撃つ。撃たれても何とか着陸をしたマクレーン達。

マクレーンの銃弾も残り少ない。彼はサイモンのヘリの上の電線を狙って撃って、見事ヘリを撃墜させてサイモン達をやっつけるのであった。