流石に独身生活の疲れが出た様で少し風邪気味です。
鼻汁は出るし(英語でランニング ノーズって言うのですよね)少しフラフラするのですよね。
まあ大事には至らないと思いますが少し今日はゆっくりします。

さていよいよアメリカへの第一歩です。
着いた日は1983年の7月4日でした。空港の外に出ると何と花火が上がっているのですよね。
あ～あこの国は私が来た事を祝ってくれるんだと思っていたら何とこの日はアメリカの建国記念日だったのですよね。

空港の近くのホテルに泊まり翌日からはいよいよ活動開始で地図を買いレンタカーで住む場所を探し回りました。
最初の予定と違い一人でなく彼女も一緒なので余り環境の悪いところには住めないのでどうしても家賃の高いところになってしまうのですよね。
家を探し回っている間に脳天気な私は家も決まっていない間に何とピアノを買ってしまったのです。
当然彼女には呆れ返られましたよ(笑)。

デュープレックスと言う2軒が一つになったアパートを見付けました、予算は倍でしたがひろい芝生のバックヤードがあり、第一歩としては最高のモノでしたね。
しかし契約となると保証人が必要なのですがそんなものは無いので弱っていたらオーナーが貴方達を信じて私が保証人になろうと言ってくれて無事この家を借りる事が出来ました。

ここで早くもアメリカ人の好意を知りました。
オーナーが紹介してくれた古道具屋でTVやダイニング テーブル、カウチ、チャイナ、冷蔵庫、それにベッドを買ってデリバリーを待っていたモノの結局は持って来なかったので最初の日は持って来た洋服などを掛けてフロアーに寝る事になりました。

ダイニング テーブルやチャイナは古い物と言えどがっちりした造りで値段も高かったのですが私がピアノ何か買ったもので駄目だとも言えず・・・・・・しかしこのテーブルとチャイナは今でも使っているから結果的には良いモノを買った事になりましたね。

さて、いよいよ車を買わなければなりません、いろいろ中古車屋を廻って年式は忘れましたがタイトル フォトにあるクライスラー コルドバを買いました。
実はこの車のデザインが好きだったのです、そして本当のアメリカンフルサイズカーでしたね。
これは当たり車で実に良く走ってくれましたね。
バハ半島の南端やコロラドやテキサスまで走り回りましたよ。
ガス喰い車でしたが当時はガロン90セントくらいでしたから気にならなかったですね。

ちょうどアメリカに着いてから1週間で全てを整えました。
昼間はアメリカのカルチャーになれる為に車で走り回り夜は原稿書きをしていました。
当時はワープロも無く原稿用紙に書き新聞社に送っていたのですよね。
今はこのみんカラみたいにコンピューターで打ち込んで直ぐに日本の人達に見て頂けるのですよね。