【巨人】菅野、開幕戦ヤクルト倒す!由伸監督の御誓文「順守します」

2016年1月17日6時0分  スポーツ報知
  • 自主トレ先のハワイから帰国した菅野は、重点的に鍛えたと語る真っ黒に日焼けした腕を見せる

 巨人の菅野智之投手(26)が16日、高橋由伸監督(40)が15日のスタッフ会議で掲げた“五箇条の御誓文”の順守を誓った。指揮官から苦手のヤクルト戦での奮起を促された菅野は、自主トレ先の米ハワイから帰国。力と技で圧倒し、ヤクルトとの開幕戦(3月25日・東京D)必勝を宣言した。

 真っ黒に日焼けし、引き締まった顔つきで帰国した。菅野は、プロ入り最高の仕上がりに声を弾ませた。「コンディションは(プロ)3年間で一番いい。開幕しか見ていない。開幕に最高の状態でいけるようにしたい」。現状では、開幕投手最有力。巨人では斎藤雅樹(現巨人2軍監督)以来、20年ぶりの3年連続開幕戦白星へ、自信と自覚を口にした。

 開幕戦は3月25日、東京D。相手は菅野が昨年、CSを含め5戦5敗だったヤクルトだ。神宮でもプロ通算7戦未勝利。前日15日、由伸監督はV奪回への「五箇条」に菅野の鬼門克服を挙げ、奮起を促した。菅野にも、猛ゲキはしっかり届いていた。

 「期待してもらっているということ。苦手意識というより、なんか勝てないなというモヤモヤ感は間違いなくある。開幕がヤクルト。そこで勝てれば違った印象を植え付けることができますし、チームの印象も変わってくると思います」

 防御率1・91ながら10勝11敗だった昨季から飛躍するため、12月中旬からハワイに滞在。100メートル以上の遠投で肩を作った。直球のスピン向上、変化球のキレを上げるため、握力を重点的に強化した。「平均で(直球の球速)147、148キロが目標。まだまだ進化できる」と伸びしろに期待感を示した。

 今年のテーマは「圧倒」だが、やみくもに力勝負するわけではない。変化球では、昨季までのスライダー中心から、高速カットボールを軸とするプランもある。「全ての部分でレベルアップして、打者が手も足も出ないような状態を目指したい」。目指すは力と技の融合。ヤクルトの開幕戦で、すごみを増した投球を披露する。(片岡 優帆)

 ◆由伸監督式「五箇条の御誓文」 日本一を目指す就任1年目のシーズンに向けて、15日のスタッフ会議で掲げた。チーム打率リーグ最下位と貧打に泣いた昨季を踏まえ、まずは〈1〉チーム打率2割6分以上〈2〉1試合平均4得点〈3〉バント成功率8割という数値目標を設定。投手陣に対しては、〈4〉マシソン、山口、沢村の失点及び負け数減〈5〉菅野のヤクルト戦、神宮克服―を厳命した。

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