ギターを弾き歌う金正恩第1書記

労働新聞報じる
時間、場所などは非公開
党大会控え「暴君」イメージを和らげる意図か

 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記が、自らギターを弾きながら歌を歌ったという。

 朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は15日、「同志愛の深い思いを刻みながら」という見出しの記事で「ある暑い夏の日、元帥様(金第1書記)がしばし休息を取りながら、労働者たちに『自分が一番好きな歌を歌おう』と切り出した。そして自らギターを抱え『同志愛の歌が一番好きだ』と言って、ギターに合わせて歌を歌った」と報じた。なお、同紙は金第1書記がギターを弾いた場所や時間、写真などについては公開していない。金第1書記は1990年代、スイスに留学していたとき、学校のミュージカルの舞台で演技をしたことが知られているが、ギターを習ったり、引いたりしたことが報じられたのは今回が初めてだ。韓国の政策研究所の関係者は「金第1書記が突然、ギターを弾いて同志愛の歌を歌ったという内容を報じたのは、党大会を前に『暴君』のイメージを和らげ、自分が同志を大切にする指導者だということを示そうという意図だと考えられる」と語った。

キム・ミョンソン記者
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