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台湾総統選 中国共産党系新聞は小さな扱い1月17日 15時19分
16日投票が行われた台湾の総統選挙で、民進党の蔡英文氏が圧勝したことについて、17日の中国の新聞各紙は小さな扱いにとどめていて、蔡氏に注目が集まりすぎないよう、中国共産党が警戒していることがうかがえます。
このうち、中国共産党の機関紙「人民日報」は1面トップで、16日に習近平国家主席が出席して開かれたAIIB=アジアインフラ投資銀行の開業を記念する式典を大きく取り上げ、台湾の総統選挙については、結果と、中国政府の短い談話を掲載するにとどめています。
また、「人民日報」傘下の新聞「環球時報」は、電子版の社説で、「台湾の民衆が蔡英文氏を選んだのは、台湾独立の路線を支持したからではない」と強調しています。そのうえで「台湾は世の人々が地球のどこにあるのかも知らないような小さな国と、かろうじて『国交』があるが、そうした小国の多くは中国との国交樹立を望んでいる。中国がその気になれば、『台湾への罰』として、いつでもこうした小国を取り上げることができるという見方がある」と述べ、今後の対応次第では、中国が外交力を行使して台湾の孤立化を図る可能性を示唆してけん制しました。
また、「人民日報」傘下の新聞「環球時報」は、電子版の社説で、「台湾の民衆が蔡英文氏を選んだのは、台湾独立の路線を支持したからではない」と強調しています。そのうえで「台湾は世の人々が地球のどこにあるのかも知らないような小さな国と、かろうじて『国交』があるが、そうした小国の多くは中国との国交樹立を望んでいる。中国がその気になれば、『台湾への罰』として、いつでもこうした小国を取り上げることができるという見方がある」と述べ、今後の対応次第では、中国が外交力を行使して台湾の孤立化を図る可能性を示唆してけん制しました。