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4K映像のVOD 次はIP放送。

2014-10-04 20:49:13 | 放送・通信
大容量のデータが必要な4K映像の配信にはインターネット網ではなく、別の回線が必要になります。それがフレッツひかりなどのフレッツ網です。他には衛星放送やケーブルテレビがあります。
4K映像をストリーミングで提供するのがVODビデオオンデマンド配信とIP放送があります。
今回商用サービスが始まるのがVODです。総務省はIP放送を2015年度から開始させたい意向です。

このIP放送が地デジでは不可能なクローズド手話放送や解説放送を可能にするものとして、注目を浴びています。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20141003_669787.html
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JR東日本が、字幕付きのテレビCMを放映。

2013-10-05 22:42:07 | 放送・通信
\ニューメディア誌吉井編集長より。
■字幕CMのトライアルに新しく参加する企業登場!
地上波放送で単独提供している番組において、ユニバーサルデザインの観点からクローズドキャプションによる字幕付きのテレビCM を放映します、というリリースが出ました。
JR東日本です。
JR北海道が保守問題で足元が揺れている中ですが、JR東日本「優しい鉄道」へ、また一歩前進です。

番組:「タビノイロ。〜旅美人への手紙〜」 ( フジテレビ 毎週火曜日 21:54〜22:00 )
トライアルの実施期間:2013 年10 月8 日(火)〜2014 年3 月末までを予定

これで現在、字幕CMのトライアル放送を実施しているスポンサーは、花王、ライオン、キヤノン、パナソニックに加わります。現在、中断しているのが、日立製作所です。
一歩ずつ進んできています。
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選挙番組に「同時入力のため誤字が発生する場合が」

2012-12-16 21:17:17 | 放送・通信

テレビ朝日で「2012選挙ステーション」が始まったが、番組暴騰に「同時入力のため誤字が発生する場合がある」と一瞬表示された。
リアルタイム字幕制作のことだと思うが、議員や政党名の誤表示があると言うことだろう。

当確候補者名を読み上げている間は字幕表示はない。

政見放送の字幕放送を早急に実施すること、聞こえない人の地域における政治参加を可能にするコミュニケーション支援が必要です。

ラビット 記
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えっ、生放送だから字幕がない?!差別だあ。

2012-11-12 21:19:41 | 放送・通信


テレビ朝日のTVタックル秋の3時間SP、緊急生放送!とビートたけしと大竹まことが引っ張るバラエティを見ていたら、20:30ころ緊急七放送、急に吹く解散風、になったら、ここからのコーナーは生放送なので字幕放送は行われませんと表示された。

緊急に、生放送になったのかも知れないが、それでも議員に連絡を取ったり、フリップを用意する時間はあったのだ。これでは、地震などの緊急・災害が起きたとき、生放送に切り替わっても字幕放送が行われないことになる。

東日本大震災の1年前、チリ大地震報道に字幕放送がなかったことが推進会議で取り上げた直後に大震災が起きた。それ以来、緊急時の放送については特別の取り組みをしてきたはずだ。

総選挙になるかも知れないという時の政治番組に一部の正当のみ出演させ、字幕放送も手話放送もしないことになにも感じないテレビ局の体質に驚く。

これが差別禁止法のある韓国では、字幕放送を行わないことが裁判で合理的配慮を怠ったと訴えられるだろう。

ラビット 記
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NHK「おかあさんといっしょ」字幕放送開始

2012-10-08 21:40:18 | 放送・通信
[ NHK「おかあさんといっしょ」字幕放送開始] by 大阪在住のDeaf ...
妻からの情報です。
10月1日からNHK「おかあさんといっしょ」に字幕がついたんだって !!
私たちの念願がひとつかないました。
子どもたちに見せてもそれなりの効果はあるのですが、やはり大人も内容を理解して、子どもと共有することがとっても大切です。
http://masaone.blog129.fc2.com/blog-entry-230.html
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総務省 字幕放送等行政指針見直しに関する意見募集の結果について

2012-10-03 19:29:41 | 放送・通信
総務省のガイドラインは放送事業者の了解の元、作成されている。いくら視聴覚障害者が要望しても、放送事業者が無理と言った場合は盛り込まれない。テレビ放送の手話放送は義務化どころか目標値すらない。
ローカル放送局では字幕放送を送出する設備そのものがないこと、地デジで手話放送のクローズド放送が出来ないこと、5.1チャンネルサラウンド放送時は解説放送の出来ないこと、生放送の字幕放送の出来ない理由に誤字等が放送事故扱いになる恐れがあることなど、しつこく再三問いただして認めるくらい、課題を共有して理解し合って問題解決する姿勢に乏しいのは悲しい。
ローカル放送局の字幕重畳設備の貸与など、政府としての積極的な施策がないことも問題だ。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーー
平成24年10月2日
総務省

視聴覚障害者向け放送普及行政の指針の見直し及び視聴覚障害者向け放送普及行政の指針見直し(案)に対する意見募集の結果

総務省は、視聴覚障害者向け放送の更なる普及拡大・充実に向けて、視聴覚障害者向け放送普及行政の指針見直し(案)について、平成24年6月28日(木)から同年7月27日(金)までの間、意見募集を行いました。今般、意見募集の結果等を踏まえ、新たな視聴覚障害者向け放送普及行政の指針を定めることとしましたので、意見募集の結果とともに公表します。

1 経緯
 平成20年度から平成29年度までの目標値を定めた、「視聴覚障害者向け放送普及行政の指針」(平成19年10月30日策定)(以下「行政指針」という。)については、技術動向等を踏まえて、策定から5年後を目途に見直しを行うこととされています。
 総務省においては、平成24年1月から同年4月まで「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会(座長:高橋紘士 国際医療福祉大学大学院医療福祉学分野教授)」を開催し、行政指針の見直しについて検討した結果、本年5月23日に報告書の取りまとめを行い公表したところであり、当該報告書の提言を踏まえ作成した行政指針見直し(案)について、平成24年6月28日(木)から同年7月27日(金)までの間、意見募集を行ったところ、11件のご意見をいただきました。
 今般、当該研究会の提言及び意見募集で頂いたご意見を踏まえ、新たな行政指針を定めることとしましたので、公表します。

2 行政指針見直しの内容
 行政指針見直しの概要は別紙1、見直し後の行政指針は別紙2のとおりです。

3 意見公募の結果
 頂いたご意見の一覧は別紙3、それらに対する総務省の考え方は別紙4のとおりです。

<関係報道資料>
・「デジタル放送時代の視聴覚障害者向け放送の充実に関する研究会」報告書の公表(平成24年
5月23日報道発表)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_02000022.html
・視聴覚障害者向け放送普及行政の指針見直し(案)に対する意見募集(平成24年6月27日報道発表)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu05_02000024.html

連絡先
総務省情報流通行政局地上放送課
(担当:梶田課長補佐、宮崎主査、津田官)
電話:03-5253-5792(直通)
FAX:03-5253-5794
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu09_02000044.html
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生放送字幕に関する研究

2012-09-22 23:35:04 | 放送・通信
○追手門大学国際教養学部紀要第5号抜刷2012年1月30日発行。東日本大震災に関するテレビ報道番組のリアルタイム字幕の分析。福島孝博

○電子情報通信学会 信学技報HCS2011-27、テレビ生放送番組の字幕の評価に向けての基本調査、福島孝博、fukushima@res.otemon.ac.jp

ラビット 記
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テレビの字幕制作者求人。

2012-09-12 11:56:33 | 放送・通信
TBSを中心に字幕制作しているジマックス。
東日本大震災の特には複数の局で、昼夜を分かたぬ字幕制作で奮闘された。感謝、感謝の一言。
ラビット 記
※昭島市役所の像「夢」
ーーーーーーーーーーーーー
テレビ番組の字幕制作スタッフ【正社員登用前提】 - マイナビ転職
転職・求人情報サイトのマイナビ転職。
株式会社ジマックス「テレビ番組の字幕制作スタッフ
【正社員登用前提】」:テレビ局の字幕放送番組の字幕を制作する専門職です。
まずはタッチタイピングの研修からスタート.
http://tenshoku.mynavi.jp/jobset/index.cfm?fuseaction=mrjt_NewJobinfo_form&client_id=97112&plan_id=4&contract_id=3&job_seq_no=1&ty=rss
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聴覚障害者にテレビ電話が普及しないのはなぜか?

2012-09-07 23:54:22 | 放送・通信
職場にテレビ電話を聞こえない人に使ってもらえるのではないかと思いついて、どのようにアプローチしたらよいかと、ベンチャーっぽい会社が訪ねてきた。
これは、IP回線を使った電話で・・・、ダイヤルするだけでかかります。世界中同じ値段で通話できます。聞こえない人に便利です。

映像を送受信できる電話ということで、手話を使う聴覚障害者にと考えたらしいが、無理ですと話した。
身体障害者手帳を持つ聴覚障害者は35万人、そのうち手話を言語として使う聴覚障害者は数万人しかいない。
聴覚障害者同士で電話するには対象は限られている。

聞こえない人が電話したいのは聞こえない人にではなく、一般社会に電話したいのに、そのことを誰も言わないし、気づかない。
テレビ電話が普及するには、数千万台の固定電話、携帯電話に電話できる仕組みがないと無理。
それは、電話リレーサービスだ。欧米では通信事業者に課せられているサービスが日本にないから、聴覚障害者にテレビ電話は普及しない。

もし、いつでも誰にでも電話できるなら、聴覚障害者は手話、文字でどんどん電話するだろう。便利だから。
1999年の段階で、アメリカのニューヨーク州だけで年間数百万コールあったそうだ。

聞こえない人が電話に馴れてないからとか、メールがあるからとかは増えたら困る人が作ったウソ。聞こえなくても普通に電話できる仕組みがあれば皆こぞって使う。諸外国の例を見れば明らか。
しかも聞こえる人から聞こえない人にも電話できる。

ベンチャーの会社が提供する電話はチップに最新のものが搭載されているという。7インチのモニターを三分割しても鮮明に映る。画像の応答性も格段に良い。これは、聞こえない人の電話リレーサービスにはメリットだ。

ラビット 記
※御成門近くの公園の樹。
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ロンドン五輪の生字幕に感謝。

2012-08-06 21:33:56 | 放送・通信
熱戦が繰り広げられるロンドン五輪。昨日の女子マラソンも速いスピードのレース展開に最後の息詰まるデッドヒートに汗を握った。
日本選手のインタビューもすぐ字幕で見られる。
これは少し前はインタビューは翌日の新聞を見るまで難聴者には分からなかったのだから、隔世の感がある。

十秒程度映像と字幕がずれているのは臨場感を妨げるが、市販の映像遅延装置(スピードワープロ社)を付ければ解消する。この程度映像が遅れても世の中に変わりはない。

NHKには生字幕制作にかかる努力に感謝したい。
この秋にも予想される解散、総選挙の報道にも如何なくその技術力、体制を発揮して欲しい。

ラビット 記
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生放送の字幕放送は難しいか。

2012-08-01 08:49:54 | 放送・通信
ツイッターに、ロンドン五輪の開会式の字幕放送のことが出ていた。
生放送の字幕放送は技術よりは費用の問題だろう。テレビ東京は12チャンネルだ。他のキー局より経営が厳しく字幕放送に金をかけられないのではないか。

NHKは音声認識の技術と高速日本語入力者による制作システムがあるが音声認識の元になる言葉のデータベースがなく、また研究用の多額の予算もない。民放はNHKからシステムを購入しカスタマイズするだけの予算がないのかもしれないが国が補助すればよいだろう。

国が放送事業者に直接予算を投下することは報道の支配に繋がりかねないので出来ないのかもしれないが、減免制度や貸付方式など方法はいろいろあるだろう。
要は、国と放送事業者の姿勢の問題だ。

ラビット 記
ーーーーーーーーーーーーーーー
Twitter / tvtokyo_hanabi: @jima_ani ごめんなさい、生放送に字幕を ...
今、やっているオリンピック開会式には生放送ですが数
年前から字幕放送ですよ。NHKにできて何故テレ東でできないのですか?RT
@tvtokyo_hanabi:@jima_ani
ごめんなさい、生放送に字幕をつけるのはとても難しい
のです。強い要望を頂いている ことは社内 ...
http://twitter.com/tvtokyo_hanabi/status/228987030217048065
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九州北部豪雨、「目で聴くテレビ」字幕手話配信。

2012-07-13 07:55:56 | 放送・通信
CS障害者放送統一機構、九州北部豪雨情報を字幕と手話で配信した。
ーーーーーーーーーーーー
本日午後3時16分より「目で聴くテレビ」緊急豪雨災害放送1回目を実施しました。音声はありませんが、手話と字幕での放送です。
現地からの情報を含めて状況を伝えました。諸注意の中で、放送には字幕が入っておらず、地域によっては避難広報が出てていることも伝えました。
また、全難聴の申し入れ文書は,原文のまま放送しました。
2回目の放送は、午後6時前の予定です。(緊急信号発信後)
状況の変化に対応しますが、今のところリアルタイム放送の予定はありません。
なお時系列にスコラネット配信します。
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災害情報に!ローカル局には独自に字幕放送をする設備なし。

2012-07-13 07:55:26 | 放送・通信
ほとんどのローカル放送局には字幕放送を重畳する設備がない。
入力体制は九州の民放の字幕共同制作センターがあるが、リアルタイム字幕は対応していない。
総務省は、全難聴のNHKあての要望文をNHKに伝えてくれた。総務省自身は放送事業者には要請しないとのこと。

全難聴では、九州、中国四国ブロックの協会に対し、安否確認と放送局への文字による情報提供を要望することを伝えた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
九州ブロック加盟協会 御中
四国ブロック加盟協会 御中

お世話になっております。

九州の豪雨について、気象庁は「これまでに経験したことのない雨」として
警戒を呼びかけています。

九州、四国の各協会の皆様には、厳戒体制で望むようにお願いいたします。

なお、各協会におかれましては、地域放送局や民放テレビ局に気象情報への
字幕つけをお願いしてください。
また、各市町における防災広報無線による広報などの周知については、
文字による情報提供が行われるように依頼してください。
なお、会員の方々へのFAXやメールなどによる安否確認を行ってください。

不要不急の用事以外は、屋内待機、避難指示のあるところでは、その指示に
従って行動するように周知ください。

皆様のご無事をお祈りいたします。

********************
(社)全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
(略称:全難聴)  事務局長 佐野 昇
********************

天気:九州北部は13日も大雨 気象庁警戒呼びかけ
2012年07月12日
気象庁によると、梅雨前線は九州付近に停滞しており、13日は再び活動が活発となる見込み。九州北部では、13日明け方から昼過ぎにかけて雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となるおそれがあり、記録的な大雨となった熊本県や大分県を中心に、土砂災害、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

12日午後3時現在、九州北部の雨雲は弱まっているが、13日は再び発達した雨雲が流入しそうだ。13日の1時間雨量は多い所で熊本県70ミリ▽大分県、長崎県、福岡県、佐賀県40ミリ〓〓。13日午後6時までの24時間雨量は多い所で熊本県200ミリ▽大分県、長崎県100ミリ▽福岡県、佐賀県80ミリ〓〓と予想されている。

11日午前1時から12日午後3時までの総雨量は熊本県阿蘇市で508ミリ、大分県竹田市で253.5ミリなど記録的な大雨となっている。【毎日jp編集部】
http://mainichi.jp/select/news/20120712mog00m040012000c.html

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すべての人にやさしい放送の視点は何か?

2012-05-29 07:35:20 | 放送・通信

ITUワークショップが終わった。
NHKがITU国際通信連合のアクセシビリティグループと共催した「すべての人のためのテレビにーアイデアから実現にー」というテーマで開かれたものだ。

地デジはアクセシブルと喧伝されていたのに実はアクセシブルではないということが判明したが、多くの国民どころか、地デジ推進の関係者も知らない。
数年前の情報通信審議会で、障害者団体がその実例を例を挙げて説明したが、座長を含めて居並ぶ委員皆が驚きを隠さなかった。

それは今でも変わらない。

NHKがアクセシブルな放送を目指していること、その決意はこのワークショップを共催したことでも分かるが、技術の範囲にとどまる。
その技術をどのように実際の場に投入するのか、受信機の規格は変えないのか、新しい機能を持つテレビが販売されるなら障害者はまた購入しなければならないのか。
地デジ移行で数千万台のテレビが新しくなったばかりだ。

アクセシブルな放送をすることは「コスト」ではないと強調したのに、他のスピーカーはコストがかかるという。
基本的人権に関わる問題、生命・安全に関わる経費はコストとは言わない。

「すべての人のための放送」の視点が「人権」から目をそらそうとしていないか。

ラビット 記
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ニューメディア誌吉井編集長のITUワークショップトピックス

2012-05-29 07:23:31 | 放送・通信
技研公開の余韻が残る28日、NHK放送技術研究所の講堂で、国際機関のITUがメディアのアクセシビリティをテーマにワークショップを開催しました。朝9時30分から夕方5時45分まで、ビッチリでした。

まず、NHK報道局災害・気象センター長の酒井センター長が「東日本大震災時の放送」について話し、東大・高齢社会総合研究機構の伊福部名誉教授が「高齢社会とメディア」をテーマで基調講演。
その次のセッション1では、全難聴の高岡理事長と視覚障害者情報提供施設協会の岩井顧問が「メディアに何を期待しているか」を話しました。
昼休み後、セッション2では「ITUはどう取り組もうとしているか」、セッション3は「国内外の放送・通信分野のサービス、技術研究はどこまで進んだか」をテーマに進みました。

内容は弊誌で紹介するとして、トピックを2つ。
緊急地震速報のときに鳴る「チャイム音」ですが、これは基調講演した伊福部先生が作曲したものです。先生の叔父は映画ゴジラのあの有名な曲をデザインされた方です。ゴジラのような印象的で、かつ不快でもなく快でもない音をねらったとのこと。曲のベースになったのはアイヌに伝わる音楽だったそうで、30曲ぐらい作り、NHK会長(当時)の最終判断で選んだということでした。

もう一つ。会場では情報保障として、要約筆記=話を聞きながら人手でPC同時入力し、プロジェクター表示するサポートと、手話通訳の2つが聴覚障害者へサポートしていました。これは日本語です。※写真参照 ラビット注
さらにもう一つ、米コロラドのスタッフとインターネットで結び、会場の様子を伝える映像と音声を伝送し、米国にいるスタッフが「英語による要約筆記」、それを技研講堂のプロジェクターで表示したのです。
会場では、日本語と英語の2つの言語の情報サポートがあったのです。初めて体験しました。

議論された内容は、字幕放送、解説放送と日本からは手話放送について、技術やそのサービスの精度評価の必要性まで多岐にわたりました。もちろんコストの課題も指摘されましたが、そこは深入りせずでしたが。
弊誌8月号(7月1日発売)で、少しレポートします。

●添付していますが、こんな勉強会=名称を「NaB&B」と呼ぶケーブルテレビの新たな技術の動向を利用した四国の事例を中心にしたセミナーを開催します。
開催場所は四国・徳島のテレビ鳴門の大会議室です。
2009年10月に1回目を開始し、今回6月29日(金)の昼から開催します。
NaB&Bは「Naruto application Broadcast & Broadband」の略称で、どことなく米放送業界イベントのNABを彷彿させる名称です。テーマは放送と通信を一体とした技術を軸にした勉強会です。
テレビ鳴門は徳島空港(阿波おどり空港)からタクシーで20分ほどという便利な場所です。

もともとホテルだった建物を局舎に利用したテレビ鳴門は、2階に大きなホールがあり、会議室として使えるのです。

2回目の開催の主な内容を紹介しておきましょう。詳細は添付の案内を。
・テーマ:注目してみた! 四国のCATV局技術陣の提案
 〜・IPポータル ・データ放送サービス ・放送事故対応策 ・クラウド活用〜
・第1回を延べ69名で開催し、関係者待望の「OmneonサーバとK2サーバをネットワークで
結ぶ素材交換と再生の技術検証」が国内で初めて行われた。
2回目となるNaB&B 2012の開催では、●IPによるサービス実験、●新たなデータ放送サービスと地域づくり、●新放送法と放送事故への技術対応、●クラウド(Windows Azure)×APCが実現するCATVサービス例を勉強します。
【特別講演】には、日本独自の動画コミュニケーションサービス、ニコニコ動画(略称:ニコ動)を展開するニワンゴの杉本誠司代表取締役社長を迎えて、「ニコニコ動画の経験から参加型コミュニケーションを考える」を聞きます。

■研究内容
勉強(1)歓迎と四国の状況
井川 哲:(株)テレビ鳴門 代表取締役専務
・四国のCATV事情について概略と四国支部技術部会の活動から

勉強(2)愛媛CATVが始めたIPによるサービス実験
柴田祐輔:(株)愛媛CATV システム管理部課長
・「スマートテレビ実験協議会」が取り組むIPとテレビの連携
・データ放送からIPのWebブラウジングへの展開
・動画配信、電子チラシなどを実現する技術

勉強(3)ハートネットの新たなデータ放送サービスと地域づくり
大橋弘明:(株)ハートネットワーク 代表取締役
・新たなデータ放送サービスに向けてデザインから刷新した取り組みを紹介
・加入者へポイントサービスも仕組む地域サービスの考え

勉強(4)新放送法と放送事故への技術対応
佐々木治之:ケーブルテレビ徳島(株) 取締役 技術開発部長
・新放送法により厳しくなった技術基準への対応状況
・放送事故をなくすための放送TSや映像の自動監視機器の導入検討
・完全FTTH化したヘッドエンド設備構成の説明など

勉強+デモ(5)クラウド(Windows Azure)×APCが実現するCATVサービス例
井川 哲:(株)テレビ鳴門 代表取締役専務
畠山大有:日本マイクロソフト(株) プリンシパル・テクノロジー・ストラテジスト
平石能敬:(株)ビデオ・テック 代表取締役
・クラウド技術をCATVコミチャンで生かす日本初のデモ提案を体験
・クラウド活用について技術面の理解を深め、メリットを生かしていくための基本をしっかりと体験

<特別講演>ニコニコ動画の経験から参加型コミュニケーションを考える
杉本誠司:(株)ニワンゴ 代表取締役社長
・9万人以上を集めた2日間イベント「ニコニコ超会議」の取り組みも含めたニコ動の最新の表情を聞く
・CATVコミチャンに必要となる双方向参加型の番組やサービスの発想を刺激してもらう

■デモ&展示見学展示システムも用意
ビデオ・テッククラウド型VATIC
マイクロソフトWindows Azure Platform
アルビクス映像/音声エラー検出装置
■情報交換会会場:リゾートホテル・モアナコースト

●開始日  6月29日(金)
12:00 〜  開場(昼食はテレビ鳴門・井川専務お手製のゼッピン芋煮を用意)
13:30 〜 17:15 セミナー+デモ展示見学
18:00 〜 20:50 情報交換会
●【参加定員】45名(先着順)
●【参加費】1名様 10,000円(当日受付にて。領収書もお渡しいたします)
 ※宿泊は各自手配でお願いします。

■NaB&B参加申込み(本メール返信で)
 メール:yoshii@newww-media.co.jp
参加者名:
社    名:
所属・役職:
ケータイ番号:
領収書の宛名(株式会社名を忘れずに):

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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月刊ニューメディア編集長  吉井 勇
PHS 070−5071−9699
メール yoshii@newww-media.co.jp
http://www.newww-media.co.jp
〒104-0061
東京都中央区銀座2−12−5 銀座NFビル
TEL 03−3542−5231
FAX 03−3545−5843
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