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【サッカー】

U−23日本8強!タイに4−0 武蔵先制弾!矢島が久保が続いた

2016年1月17日 紙面から

日本−タイ 前半、先制ゴールを決める鈴木(右)=ドーハで(共同)

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◇サッカー五輪アジア最終予選

 【ドーハ(カタール)占部哲也】手倉森ジャパン、まず8強入り−。サッカー男子のU−23(23歳以下)日本代表は16日、当地で開催中のリオデジャネイロ五輪最終予選を兼ねたU−23アジア選手権の1次リーグB組第2戦でタイに4−0で快勝。2連勝(勝ち点6)で同組2位以上を確定させ、最終戦・サウジアラビア戦(19日)を前に8強による決勝トーナメント進出を決めた。日本は前半27分、MF遠藤航(22)=浦和=の浮き球パスを受けたFW鈴木武蔵(21)=新潟=が右足で決めて先制。後半4分にMF矢島慎也(21)=岡山=が追加点を挙げると、後半途中出場のFW久保裕也(22)=ヤングボーイズ(スイス)=もPKを含む2ゴールで続いた。

 日本は北朝鮮戦から先発6人を入れ替えたが、タイに4−0で完勝。主力を温存しつつ層の厚さも見せつけ、理想的な形で決勝トーナメント進出を決めた。

 手倉森誠監督(48)の狙い通りだった。指揮官は戦前に「タイ戦ではみんなにチャンスを与え、大会の流れに乗せたい。特に前線の消耗は普通の1・5倍くらい。フレッシュな選手を使う」と明言。期待に応えたのが、初先発となったMF矢島とMF原川だった。

 1−0の後半4分、原川の左クロスを、中央の矢島が頭で合わせて貴重な追加点を奪った。「総力戦になると思う。与えられた仕事をしっかりやりたい」と期していた原川。一方の矢島も「今年は(所属のJ2)岡山で試合に出続けているので、体力ははっきり言ってある」。後半33分までプレーし、前線を活性化させた。

 試合は後半途中から出場したFW久保が2点を加え、終わってみれば難敵と見られたタイに完勝。特に交代選手も含めた総力を見せつけたことは、今後の過密日程を考えれば大きな収穫だ。手倉森監督は「1位突破しか目指していない。一つ一つ勝ち続けることで成長していきたい」。19日のサウジアラビア戦も勝って全勝で決勝トーナメントに乗り込むつもりだ。

 

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