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台湾各紙 初の女性総統誕生を大きく伝える1月17日 12時51分
16日投票が行われた台湾の総統選挙で、民進党の蔡英文氏が圧勝したことについて、台湾の各紙は、一夜明けた17日朝の新聞で、初めてとなる女性の総統の誕生を大きく伝えました。
台湾の総統選挙は、16日投票が行われ、開票の結果、民進党の蔡英文氏が689万4744票、得票率で56%余りと、ほかの2人の候補に大差をつけて圧勝しました。
これを受けて、台湾の各紙は、一夜明けた17日朝の新聞で、「初めてとなる女性の総統の誕生」と、大きな見出しとともに、手を上げて支持者の声援に応える蔡氏の写真を一面に掲載しました。
また、同時に行われた台湾の議会、立法院の選挙では、113議席のうち民進党が68議席と、改選前の40議席から躍進し、初めて単独で過半数の議席を獲得しました。これについて各紙は民進党の完全勝利だと伝え、蔡氏は安定した政権運営を実現できるとしています。
蔡氏はことし5月に総統に就任する予定で、これまで、中国との急速な接近は台湾の自主性を損なうなどとして国民党政権の政策を批判してきただけに、今後、中国とどう向き合うのか、対応が注目されています。
これを受けて、台湾の各紙は、一夜明けた17日朝の新聞で、「初めてとなる女性の総統の誕生」と、大きな見出しとともに、手を上げて支持者の声援に応える蔡氏の写真を一面に掲載しました。
また、同時に行われた台湾の議会、立法院の選挙では、113議席のうち民進党が68議席と、改選前の40議席から躍進し、初めて単独で過半数の議席を獲得しました。これについて各紙は民進党の完全勝利だと伝え、蔡氏は安定した政権運営を実現できるとしています。
蔡氏はことし5月に総統に就任する予定で、これまで、中国との急速な接近は台湾の自主性を損なうなどとして国民党政権の政策を批判してきただけに、今後、中国とどう向き合うのか、対応が注目されています。
一夜明け 台湾の市民は
総統選挙から一夜明けた台湾では、初めてとなる女性の総統の誕生を歓迎する声が多く聞かれた一方、中国との関係については慎重な見方が出ていました。
37歳の会社員の女性は、「『台湾を変えてほしい』という大勢の人の期待が、この結果につながったと思います。以前、民進党が与党だったときは、立法院では過半数を獲得できず、政策を進められませんでした。しかし、今回は過半数になったので、やりやすくなると思います」と話していました。
63歳の男性は「新総統に期待しています。一番の課題は中国との関係だと思います。今はこの結果を受けて、中国がどう対応してくるかを見守るだけです」と話していました。
一方、60歳の女性は「選挙の結果にはがっかりしました。民進党は経験がないので、経済などに影響が出ると思います。特に中国との関係が不安です」と話していました。
また、立法院の選挙で若者から支持を受けた新しい政党が議席を獲得したことについて、21歳の大学生の女性は、「若者の声も大きくなっている。立法院でも若者の声が反映されるでしょう」と期待を示しました。
37歳の会社員の女性は、「『台湾を変えてほしい』という大勢の人の期待が、この結果につながったと思います。以前、民進党が与党だったときは、立法院では過半数を獲得できず、政策を進められませんでした。しかし、今回は過半数になったので、やりやすくなると思います」と話していました。
63歳の男性は「新総統に期待しています。一番の課題は中国との関係だと思います。今はこの結果を受けて、中国がどう対応してくるかを見守るだけです」と話していました。
一方、60歳の女性は「選挙の結果にはがっかりしました。民進党は経験がないので、経済などに影響が出ると思います。特に中国との関係が不安です」と話していました。
また、立法院の選挙で若者から支持を受けた新しい政党が議席を獲得したことについて、21歳の大学生の女性は、「若者の声も大きくなっている。立法院でも若者の声が反映されるでしょう」と期待を示しました。