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バス事故 手前カーブでも曲がれず接触か
1月17日 12時04分

バス事故 手前カーブでも曲がれず接触か
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乗客乗員14人が死亡した長野県軽井沢町のバス事故で、事故を起こしたバスは、現場のおよそ100メートル手前のカーブでも曲がりきれずに接触事故を起こしたとみられ、警察は運転ミスがあったとみて、当時のバスのスピードや運転の状況などを詳しく調べています。
15日、長野県軽井沢町の碓氷バイパスで、スキーツアーのバスがセンターラインを越えて道路下に転落し、乗客の大学生12人と乗員2人の合わせて14人が死亡したほか、けが人が新たに1人増え、27人がけがをしました。けが人のうち男性2人が重体です。
警察のこれまでの調べでは、バスは事故直前に急ハンドルを切って右側に傾いた状態で反対車線のガードレールに突っ込み、路面に残っていたタイヤの痕から、転落する直前には急ブレーキをかけていたとみられています。
事故が起きたバイパスはカーブが続いていて、現場の100メートルほど手前の緩やかに右に曲がるガードレールにも車体をこすったような跡があり、この場所でもバスが曲がりきれずに接触事故を起こしたとみられています。
バスの運転手は大型バスの運転の経験が浅く、当初予定していたルートと異なる一般道の峠道を通って事故を起こしていました。
警察は運転ミスがあったとみて、当時のバスのスピードや運転の状況などを詳しく調べています。

運転手の死因は「多発性外傷」

この事故で、バスを運転していて死亡した土屋廣運転手(65)の遺体を調べたところ、死因は全身を強く打ったことによる「多発性外傷」で、心臓発作などの症状は見られず、アルコールや薬の摂取は確認されていないことが、警察への取材で分かりました。
警察によりますと、土屋運転手はバスのハンドル部分や運転席に挟まれた状態で死亡していたということです。

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