
幹部候補生学校の紹介
- 校風:質実剛健にして清廉高潔
- 本校の校風とは、学校の教育理念・精神的支柱というべきものである。すなわち、幹部候補生たる初級幹部を育成する本校の教育・指導理念を指し、教育システムのみならず、教育訓練指導や教育基盤等のすべてを象徴するものであり、校務運営の全般にわたり敷衍していくべきものである。
従って、職員にとっては、校風を正しく意識し、職務遂行の原点とすべき意義を有し、候補生等にとっては、本校卒業後の部隊における「幹部としてのあるべき姿」に思いをいたさせ、修練の指標として努力させるべきものである。
「校風の意味」
「質実剛健」とは、戦う集団の幹部が、有事に真に役立つ人材となるために必要な、古来から武人が尊重砥礪(しれい)してきた質実剛健の気風を指すものであり、「清廉高潔」とは部下を指揮・統御する統率者として不可欠な清廉高潔なる品性を意味する。
したがって、本校の校風「質実剛健にして清廉高潔」とは、「幹部に必要とされる質実剛健の気風」と「統率者に必要とされる清廉高潔なる品性」を兼ね備えた幹部候補生たる初級幹部を育成するための指標を意味するものである。
- 「質実剛健の気風の涵養」
- 質実剛健の気風の涵養とは、正しく強く雄々しい人材となるために必要な「幹部としての本分 (戦闘・戦技、戦術等)の鍛錬」、「強靱、不屈の体力・気力の鍛錬」及び「いかなる障害も克服する勇敢な心の涵養」をいう。
- 「清廉高潔なる品性の陶冶」
清廉高潔なる品性の陶冶とは、上に立つ者にとって特に意識させることが必要な内面、すなわち、「死生観」、「仁愛」、「誠実謙虚」、「公正無私」、「向上心」及び「抑制心」の涵養と個人の外面として表れる「礼儀作法」、「服装・態度」及び「言行」に関する陶冶、修練をいう。
- 校歌
- 陸上自衛隊 幹部候補生学校 校歌
- 重松 恵三 作詞
- 丸山 豊 補作
- 斉藤徳三郎 作曲
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- 学校の任務
- 陸上自衛隊の初級幹部としての職務を遂行するに必要な知識及び技能を修得させるための教育訓練を行う。
- ○ 陸上自衛隊幹部の「入門教育機関」
- 陸上自衛隊の幹部を志すほとんどの幹部候補生が、第一歩として入校しなければならない入門機関であり、”陸上自衛隊 幹部自衛官「心のふるさと」前川原”そして「陸上自衛隊幹部共通の母校」である。
- ○ 職種共通の基礎教育機関
- 本校で職種共通の基礎を確立し、卒業後、15個職種の初級幹部としての専門的な教育を受ける。
学校の組織
- 学校は、幹部候補生を育成するため、企画室・総務部・教育部・学生隊及び隷属の教導隊から組織されている。
- 学校長(第36代) 陸将補 大庭 秀昭 (防衛大学出身)
学校組織図

- 本校の卒業生
- 平成27年4月1日現在 55,115名
- 学校の1年
- 幹候校の一年の行事をアルバム形式で紹介
- 学校の伝統
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