NNNドキュメント

番組詳細説明（内容）

【見どころ】
東京・墨田区「キラキラ橘商店街」。期待していたスカイツリー景気が過ぎ去った今、町の活気を取り戻そうと三代目たちが立ち上がった。クリーニング屋の次男は新サービスで夜の街を疾走。人気総菜店の長男は商店街のテーマソングを作り、父もできなかった日曜の営業に一人で挑む。おでん屋の次男は独立に深い悩みを募らせる。スカイツリー開業から３年…町も人も変わりゆく中、必死に生きる若者たちの成長と心の触れ合いを追う。

【内容】
２０１２年５月、東京スカイツリーの開業に日本中が活気づき、お膝元にある商店街たちも先の
見えない将来をスカイツリーに託した。
しかし、開業で賑わったのはスカイツリーと隣接する商業施設だけ。
地元下町は人出にも売り上げにも大きな変化はなく、千載一遇のチャンスは幻となった・・・
そんな憂き目にあった商店街の一つが「下町人情・キラキラ橘商店街」。
カメラはスカイツリー開業1年前からこの商店街に暮らす人々の日常に密着し、日本一のシンボルタワーの登場に翻弄されながらも、明るくたくましく生きる姿を記録してきた。
あれから３年。
スカイツリー人気はいまだ健在。来場者数も年間3000万人超で、今は外国人観光客の姿も多い。
「キラキラ橘商店街」には、パン屋や喫茶店など数件の新規店舗がオープン。しかし、商店街一の集客源だったスーパーや老舗の家具屋が閉店。客の高齢化も進み、先の見えない状況は続いていた。
そんな中、立ち上がったのが、商店街を担う三代目の若者５人。
商店街一の人気を誇る総菜屋の兄弟、手仕事にこだわるおでん屋の次男、夜の街を駆けるクリーニング屋の兄弟。それぞれが自ら家業を継ぐことを決め、父の背中を追っている。
三代目たちは、手を取り合って“商店街を盛り上げる作戦”に打って出た。
人気商店街に視察に出かけ、新たな集客方法や新サービスを試みる。
しかし、どこか頼りなかったり、時に的外れだったり、すぐに諦めたり・・・。
そんな姿をじっと見守る二代目の父、檄を飛ばしに立ち寄る商店街の先輩店主。
そして、変わらぬ笑顔で小銭を差し出す常連客。そこには、商店街ならではの温かい日常があった。

三代目の頑張りから見えてきたのは、『人と人との繋がり』。
それは商店街の初代と二代目が代々大切に繋いできたもの。
そのことに気付き始めた彼らはどんな成長を遂げるのか。そして、家族や町の応援団はどんな
エールを送るのか。下町に生きる人々の心の繋がりを温かくコミカルに描く。