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正恩氏、核開発で対抗を 制裁や米韓軍動きに

 【北京・西岡省二】北朝鮮の朝鮮中央通信によると、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記は12日、「水爆実験の成功」に貢献した核科学者らの表彰式に出席した。4回目の核実験を受けた制裁論議や米韓軍の動きについて「威嚇的に挑発するなら、核武装力を質的・量的にさらに強化しなければならない」と述べ、核開発を加速して対抗するよう求めた。

     今回の核実験を受けて金第1書記は「わが国は核保有国の前列に堂々と立った」と誇示したうえ、「米国が核を自分らの独占物と見なし、核を握って我々を威嚇、恐喝した時代は永遠に終息し、今や我々が米国にとって最も大きな脅威になっている」と述べ、核実験の成果を強調した。

     国際社会で続く制裁論議などを「朝鮮半島の情勢を極度に緊張させ、核戦争の暗雲をもたらしている」と指摘。「任意の時刻・空間で、米国をはじめとする帝国主義勢力に核攻撃を加えられるよう」核兵器強化を指示した。

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