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ブログ等サイトにおけるページの読み込み速度はPVに影響するだけではない。ページが重ければ広告が表示されない割合も増えるし、遅いこと自体を理由にGoogleにおける検索順位を下げられる事もある。アクセスはもちろん、収入を考える上でもページの読み込み速度は無視出来ない。
自分はこの辺の知識が疎く、苦手とする分野だったので、満足な対策は出来ていなかった。ブログでは主流であるWordPressでも、基本的にはサーバーを変えることで速度を上げて来た。
今回２０１６年１月に入ってから、ブログの更なる高速化が出来たのも、主にサーバーのおかげである。
上記記事はサーバーにより高速化が出来たサイト内の記事である。見てもわかるように、読み込み速度に影響を与える多数の画像の他、広告、ソーシャルボタンも設置している。
リンク先へ飛んでもらえば実感できるかと思うが、サイトの読み込み速度はかなり速く、このはてなブログ以上になっている。しかも、同時アクセスが数百程度ならこの速度を維持できている。
画像の圧縮もしていないし、キャッシュ系のプラグインも稼働していない。難しい対策は全くと言っていいほど行っていない。
レンタルサーバーを使ってブログを運営している人なら誰でも、ここまで速度を上げる事が出来る。面倒な作業があるとすればサーバーの移転ぐらいだろう。
WordPressでおすすめのサーバー
殆どの人がWordPressを運営する場合レンタルサーバーを利用しているかと思う。WordPressはPHPで開発されているが、この最新版PHP７が２０１５年１２月３日にリリースされた。以前のPHP５に比べ、２倍以上の性能向上や大幅なメモリ使用量の改善が行われたとしている。
レンタルサーバー及びWordPress向けのレンタルサーバーはいくつかあるが、上記サイトのようなPHP７の導入及び高速読み込みを実現したのはwpXレンタルサーバーである。値段は月１０００～１２００円（１年分まとめて払うと安くなる）で複数のサイトを運営する事が出来る。もちろん、他にもドメイン代がかかってくる。
こちらのサーバーは２０１５年１２月９日にいち早くPHP７を導入している。PHP７への設定方法は非常に簡単だ。
まず、サーバーの管理画面に飛び、「PHPバージョン切替」の項目をクリックする。
そして変更後のバージョンでPHP７.０ｘを選択するだけである。
これで以前よりも２倍程度、読み込み速度が上がる。
ただ、上記注意書きにもあるが、WordPressにある多くのプラグインやテーマはPHP７に対応できていない。wpXレンタルサーバーであればPHP７の設定は可能だが、殆どのサイトで不具合が生じ、サイトが表示されなくなる。こうなったら元のバージョンへ戻す必要があるだろう。
こうした不具合が生じるのはテーマかプラグインによるところが大きい。プラグインにかんしては普段から使わないものを停止し、削除する習慣をつけよう。プラグインを入れすぎると不具合を起こす事も多くなるし、更新が長い間なされていないものはセキュリティ上も良くない。
WordPressでおすすめのテーマ
PHP７の設定が出来るWordPressのテーマは
▶ PHP７に対応して更新されている
▶ PHP７への対応を前提に作られている
以上のどちらかを満たす必要がある。
以前使用していた有料のテーマや比較的新しいXeory（バズ部のテーマ）等のテーマもPHP７には対応していなかった。今までのテーマは一部を除き、今後もPHP７への対応は行わないだろう。もちろん、コードを修正して不具合の調整が出来る人は今までのテーマでも可能かと思う。
ただ自分の場合、そんな知識も無いので
▶ 比較的新しく、更新頻度の高い
テーマを探す事にした。
加えて
▶ デザイン
が良ければ言う事は無い。
これらを条件として教えてもらったのがブロガー専用のWordPressテーマ「ハミングバード」である。デモサイトを見たところデザインも気に入ったので購入する事にした。値段は７９８０円で、楽天ポイントも使える。
オープンゲージのテーマとしては同時期に「ALBATROS」もある。 共にデザインは似ているが、ハミングバードのアニメーションが気になってこちらを導入する事にした。結果的に非常に満足している。テーマの設定をしてから、PHP7へ変更したところ不具合も無く無事稼働して現在に至る。
ちなみに、今回紹介したテーマ以外でも、PHP7に対応しているものはあるかと思う。ただ、自分は把握していない。
WordPressにおけるサーバーとテーマの重要性とブログ運営
wpXレンタルサーバーはWordPressに最適化されているため、他のレンタルサーバーと比較しても速度は速かった。加えてPHP７との相性も良かったため、更なる高速化を実現したのだろう。
レンタルサーバーやテーマを選ぶ際には何と言っても速さを一番に重視したいところである。上でも述べたが、読み込み速度はPVだけでなく、広告の表示回数の増加や検索順位にも直接的に影響してくる。
サーバーの移転が必要なケースでは少々面倒な点もある。それでも、サーバーとテーマの変更だけで速度を改善したいと思っているなら、なるべく早く導入した方が良いだろう。
自由度が広がる分面倒な作業が増えるが、リスクを考え、ある程度独立してサイトの運営が出来るよう最低限の知識は身に付けておきたいところである。今後新しくアフィリエイトサイト等の専門サイトを作りたいと考えている人は、選択肢の１つとして検討してみてはいかがだろうか？
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