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バス運行会社 基準大幅に下回る安い運賃で受注1月17日 7時34分
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長野県で起きたバス事故で、バスを運行していた東京の会社が、国の基準を大幅に下回る安い運賃で受注して運行していたことが分かりました。国土交通省は、道路運送法違反にあたるとして、安全に影響を及ぼしたおそれがなかったかどうか詳しく調べています。
この事故で国土交通省は16日、バスを運行していた東京・羽村市の「イーエスピー」に対し、2日連続で特別監査に入りました。その結果、この会社が今回のスキーツアーについて、国が適正と定めた価格の最低基準のおよそ27万円を8万円下回る19万円で受注して、運行していたことが分かりました。
国土交通省によりますと、仲介した会社はツアーを企画したキースツアーから「ことしは雪が降らず利用客が少ないので、基準を下回る安い運賃で当面運行してもらうが、利用客が増えれば運賃を上げる」と説明を受けたと、話しているということです。
これについてバスの運行会社の高橋美作社長は16日の記者会見で、「スキーツアーは長く回数が多いので、少し安くても受注した。コストを削ってということは全く考えていない」と述べ、安全をおろそかにする考えはなかったことを強調しました。
貸し切りをバス巡っては、激しい価格競争のなかで不当に安い運賃で受注する事業者があったことから、国土交通省はおととしから適正とする価格の基準を見直し、指導を強化していました。国土交通省は、今回の契約は道路運送法違反にあたるとして、安全に影響を及ぼしたおそれがなかったかどうか詳しく調べています。
違法な運賃で契約が行われたことについて、キースツアーの代表は「ないと思っているが分からないので確認する」と話しています。
国土交通省によりますと、仲介した会社はツアーを企画したキースツアーから「ことしは雪が降らず利用客が少ないので、基準を下回る安い運賃で当面運行してもらうが、利用客が増えれば運賃を上げる」と説明を受けたと、話しているということです。
これについてバスの運行会社の高橋美作社長は16日の記者会見で、「スキーツアーは長く回数が多いので、少し安くても受注した。コストを削ってということは全く考えていない」と述べ、安全をおろそかにする考えはなかったことを強調しました。
貸し切りをバス巡っては、激しい価格競争のなかで不当に安い運賃で受注する事業者があったことから、国土交通省はおととしから適正とする価格の基準を見直し、指導を強化していました。国土交通省は、今回の契約は道路運送法違反にあたるとして、安全に影響を及ぼしたおそれがなかったかどうか詳しく調べています。
違法な運賃で契約が行われたことについて、キースツアーの代表は「ないと思っているが分からないので確認する」と話しています。
国土交通省 安全確保の徹底を要請
今回の事故を受けて、国土交通省は、日本バス協会を通じて、貸し切りバスを運行する会社に対し、確実な点検の実施を始め、運転手の健康状態の把握や適切な運行計画の作成など、安全確保の徹底を要請しました。