香取慎吾「精いっぱいの日々続いている」　ＳＭＡＰ解散報道後初のテレビ出演

　解散問題に揺れるＳＭＡＰ香取慎吾（３８）が１６日、解散報道後初の生番組となるＴＢＳ系情報番組「王様のブランチ」に出演したが、解散については触れなかった。

　香取は同局系で１７日スタートの連続ドラマ「家族ノカタチ」に主演。「−ブランチ」には共演の上野樹里（２９）らと一緒に出演、「いよいよ（放送）なんで本当うれしいですね」と時折笑顔を見せ、結婚相手に求める条件などについて語った。

　また、香取は「−ブランチ」に先立って１６日朝のＴＢＳ系トーク番組「サワコの朝」（事前収録）にも出演。中居正広（４３）について「優しい人ですよ。でも、優しすぎるところもある。周りの人たちのことを気遣い過ぎて具合悪くなっちゃうくらい」と信頼感をにじませた。

　ＳＭＡＰ結成の経緯や、なかなか売れず「なんでこんなことしなきゃいけないんだろう」と悔しい思いを抱きながらコントをやっていたことも吐露。「だからこそ、とにかく精いっぱいやらないとという日々がいまだに続いている感じです」と仕事へのプライドを見せた。ホスト役の阿川佐和子さん（６２）に、売れなかった時代について「解散って（話にならなかったのか）？」と尋ねられ、「ぼくが会社の人間だったら、もう終わらせてるでしょうね」と振り返る一幕もあった。

　ＳＭＡＰでは草なぎ剛（４１）もテレビ朝日系の主演ドラマ「スペシャリスト」の開始日の今月１４日に情報番組に生出演したが、番宣に専念、騒動について自ら口を開くことはなかった。

　ＴＢＳ系情報番組「サタデープラス」でメーンキャスターを務める関ジャニ∞丸山隆平（３２）が１６日、解散報道について「びっくりしました。ウソみたいな話ですから信じられない」と驚きのコメントをした。

　続いて丸山は「でも、解散するとまだ決まったわけでもないので、後輩としてもメンバーの方々が何か語られることを待つことしかできない。全国のみなさんと待ちたいと思います」と前向きな発言で事態の収拾に希望をつないだ。

　ＳＭＡＰの解散騒動で、存続を望むファンの思いは、「購買」運動となって現れ、騒動発覚後、初めて集計が出る最新のオリコン週間チャートが注目される。ＳＭＡＰの楽曲が上位１０位に食い込めば、改めてファンの熱い思いが立証されそうだ。

　ＳＭＡＰの最新シングルは昨年９月発売の「Ｏｔｈｅｒｓｉｄｅ／愛が止まるまでは」。発売から時間がたち、騒動が発覚（今月１３日）する直前のオリコン週間ランキングの１００位圏外だったが、今月１４日付のデイリーチャートで４位に急浮上。同１５日付では５位。

　一方、配信市場では、ファンの呼び掛けで代表曲「世界に一つだけの花」が、「レコチョク」のデイリーランキング１５日付で２日連続で１位となったほか、「オレンジ」が３位、「夜空ノムコウ」が１０位、「らいおんハート」が１１位に躍進している。