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サーバーからクラフトビールを注ぎ入れる中戸正親さん=神戸市中央区琴ノ緒町3
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サーバーからクラフトビールを注ぎ入れる中戸正親さん=神戸市中央区琴ノ緒町3
「白いのん」(左)と「二宮ファンクエール」。二宮商店街の総菜は持ち込み無料=神戸市中央区琴ノ緒町3
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「白いのん」(左)と「二宮ファンクエール」。二宮商店街の総菜は持ち込み無料=神戸市中央区琴ノ緒町3

 コウベウオーターとして名高い天然水「布引の水」を使ったクラフト(自家製)ビールが、神戸市中央区の二宮商店街のバーに登場した。果実の香りと甘い味わいが特徴の「二宮ファンクエール」と、小麦を使った少し苦味のある「白いのん」の2種があり、ビール党の舌をうならせている。(長嶺麻子)

 六甲山系の花こう岩層で自然ろ過された布引の水は、適度なミネラルを含んで口当たりが良いとされ、環境省の名水百選にも選ばれている。

 バーは、同市灘区のJR六甲道駅前から今春移転した「インザドア」。元パン店の空き店舗を借り、ビール醸造所を併設した店に生まれ変わった。ビールは麦の粉砕から3~4週間で完成し、壁を通して貯蔵タンクにつながったサーバーから直接注ぎ入れられる。瓶や缶での販売はなく、その場でしか飲めない。

 以前から同市内で唯一、吉備土手下麦酒(きびどてしたばくしゅ)醸造所(岡山市)の生ビールを扱っていたインザドア店主の中戸正親(まさちか)さん(44)が「布引の水で造りたい」と一念発起。同醸造所でビール造りを学び、水源に近い地に出店した。

 酒造免許を取得し、8月初めに醸造に着手。水はくみ上げて販売している会社から購入している。中戸さんは開店前や休日に一人で仕込みを続け、同月下旬にようやく提供にこぎ着けた。「季節やタイミングで仕上がりが変わるはず。楽しく飲んでもらい、感想を聞かせてもらえればうれしい」と話す。

 ビールは1杯300円から。同店のつまみは、神戸市内産の野菜を中心としたおばんざいが評判だが、二宮商店街で購入した総菜なら持ち込みは無料といい、商店街の散策を楽しんだ後に入店するのもお薦めだ。

 営業時間は午後5時(土、日曜は正午)~午前0時。水曜休み。同店TEL078・222・6330

  
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