2016年1月17日（日）
16日午後０時10分ごろ、川崎沖の東京湾でタンカー「第１サンウェー丸」（92トン）と砂利運搬船「第８大福丸」（449トン）が衝突したと、タンカー乗組員から通報があった。第３管区海上保安本部（横浜）によると、タンカーは船首を海面に出した状態で沈んだ。タンカーの乗組員３人は運搬船が救助しており、けが人はいない。
保安本部によると、タンカーは長さ約30メートル。川崎港内に停泊する船に積み荷を運ぶ業務用で、事故当時は潤滑油約55キロリットルを積んでいた。船体から油が漏れて南西方向に長さ約３キロ、幅約１キロにわたって薄い油膜が点在したため、防除作業した。タンカーは17日以降に撤去する方針で、撤去までは巡視船が周辺で警戒に当たる。
第８大福丸は東京都大田区の城南島を出て神奈川県横須賀市の浦賀港に向かう途中だった。
現場は高速道路の「東京湾アクアライン」付近の海上。〔共同〕
タンカー、タンカー沈没、運搬船
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