リスニングが苦手な、よくできる?学生《@yokudekiru》です。
私は中学生になってから、本格的に英語を習い始めたのですが、始めの頃は追いついていくのに精一杯でした。現在は苦手を克服して、英語でも高得点を取れるようになったのですが、それでもリスニングは苦手です。私以外にも、英語は苦手じゃないけど、リスニングは苦手という方はたくさんいると思います。
それでも自分なりに練習してコツを掴んだので、以前に比べるとだいぶマシにはなりました。(苦手なのに変わりはありません)
今回は自分の経験を活かして、リスニングが上達するためのおすすめ勉強法とリスニング問題の解くコツを紹介します。
目次
リスニングが上達するための勉強法
私が、英語のリスニングを上達させるためにやってみて、効果のあった具体的な方法を紹介します。
リスニングの上達には、リスニングの勉強よりも文法や単語の勉強が大事
そもそもの問題ですが、文法や単語を知らないのに、リスニングができるはずがありません。
したがって、英語のテストで「筆記も苦手で、リスニングも苦手」という方はリスニングの勉強をするよりも、文法や単語の勉強をしましょう。そうすることで、自然にリスニングの点数も上がってくるはずです。
英語を書くときは口と耳を使う
普段、私が英文を書くときには、手だけではなく耳や口も使いながら書くようにしています。
例えば、「I like an apple」と書くときには「アイ ライク アン アップル」と発音しながら書きます。
そうすることで、例え自分の発音でも英語を聴きながら書くことができるので、耳を英語に慣らすことができます。また、リスニングの時に大切な英語の発音も覚えることができます。
口と耳を使うことははリスニング能力だけでもなく、全体的な英語力の向上に繋がるので本当におすすめです。もっと詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。
リスニング問題に慣れるためには
英語を耳に慣らすということと、リスニング問題に慣れておくということから、実際にリスニング問題は月に一回ほど練習しておくべきです。。
ところが、リスニング専用の問題集はあまりありません。あったとしても、自分のレベルに合っていないことも多いです。
そこで、私がおすすめするのは、英語検定の過去問のリスニングです。
実際に英検で使われたものなので問題や絵などしっかりとできていますし、リスニングをするのはネイティブの人です。
また、5級から1級まであるので、中学生から一般人まで幅広いレベルでの練習が可能です。
英検の級 | 目安 |
5級 | 中学1年生 |
4級 | 中学1~2年生 |
3級 | 中学2~3年生 |
準2級 | 中学3年~高校生 |
2級 | 高校生 |
準1級 | 大学生~一般人 |
1級 | 大学生~一般人 |
英語検定の過去問ですが、1年分(3回分)なら英検のサイトから無料でダウンロードして、使うことができます。
「3回分では足りない」という方は、過去問題集を買うと良いです。私が英検を受けるときに使った旺文社の過去問題集なら過去問が6回分あって、解説が丁寧なのでおすすめです。
リスニング問題のコツ
先生から教わったり、自分で考えたりして掴んだリスニングのコツを紹介します。
集中しよう
私の場合、集中できていないとリスニングの内容が全く頭に入ってきません。
リスニング中は周りのことを気にすると集中が切れてしまうので、周りは気にせずにリスニングを聴くことだけに集中するようにしましょう。
集中していると、英文が頭に吸い込まれるように入ってきます。
聴きとる優先順位は動詞>目的語=主語>その他
英文には主語(誰が)、動詞(~をした)、目的語(何を)、その他に分けられます。
種類 | 例 |
主語 | Mr.taro,He,They |
動詞 | play,run,is,are |
目的語 | 名詞(a pen,an apple) |
その他 | at home,in summer |
英文の内容をつかむうえで、最も大事なのが動詞です。動詞だけでも、英文のだいたいの流れをつかむことはできます。
例えば、leave(出発する)→climb(登る)→arrive(到着する)なら動詞だけでも、山登りをしたことがなんとなく分かります。
それでも、動詞だけでは得られる情報は足りないので、次に大切な目的語と主語も聴き取れるようにしましょう。動詞に加えて主語と目的語も聴き取れると、英文のほとんど全てのの意味をつかむことができるといっても過言ではありません。
もちろん、その他の英文も聴きとれるなら、聴きとったほうがが良いのですが、問題を解くにあたって必要のない場合が多いですし、難しいリスニングほどその他の部分が増えてややこしくなるので、その他より主語、動詞、目的語を聴くことに集中すべきです。
問題と選択肢からどこを聴き取ればいいのか考えておこう
リスニングが選択問題の場合、選択肢のなかに聴きとるべき内容のヒントがある場合があります。
例えば以下の様な問題の場合です。
1番の選択肢を見ると、全て時間であることが分かります。ということは、時間に着目して英文を聴くようにすれば良いということです。
2は全ての選択肢で「Mr.Taro enjoys」は同じですが、そのあとが違います。ですから、「太郎さんが何を楽しんだか」を聴きとれるようにします。
聴くべき内容は何かはっきりさせておくと、リスニング問題はとても簡単になります。リスニング問題の前には必ず選択肢をみて、聴くべき内容を考えておきましょう。
分からない単語は無視
リスニングをしているなかで分からない単語だったり、聴き取れない部分もあると思います。それで考えたり焦ってしまうと、リスニングに集中できなくなって他の箇所まで聴き逃してしまったり、混乱してしまいます。
リスニングでは分からない単語や聴き取れない単語は無視して、その後のリスニングを聴くことに集中しましょう。分からなくてもその前後が分かれば、分からなかったところの意味を掴むことも可能ですし、分からなかったところはリスニングが終わってから考えたほうが良いです。
疑問文(質問)は最初を聴きとろう
ほとんどの疑問文は最初の部分を聴きとるだけで、どう答えればよいか分かります。
例えば以下の様な感じです。
最初 | 答える内容 |
Are/Was/Do/Did/Can/Wellなど | Yes/No |
What | モノやコト |
What time | 時間 |
Why | 理由 |
Where | 場所 |
When | (おおまかな)時 |
Who | 人 |
Whose | 所有者 |
Which | 選択(どっちか) |
How | 方法 |
How long | 長さ |
How many(much) | 数(量) |
これを知っておくと、「まず英文を流してから、その後にそれに関わる質問が流すので、それを答える」という形式のリスニング問題が簡単になります。ぜひ、覚えておきましょう。
メモをとろう
短いリスニングだと、メモをとらなくても頭のなかである程度は記憶しておくことが可能です。
しかし、長いリスニングでは覚えることが増えて頭がごちゃごちゃしてしまい、覚えたことを忘れてしまったりリスニングに集中できなくなったりしてしまいます。
なので、長めのリスニングではメモをとることをオススメします。
リスニングで聴きとったこと全てをメモするのは不可能です。リスニングの速さにメモが追いつきません。
そこで、キーワードだけメモするようにします。キーワードは問題を解くときににリスニングの内容を思い出すために使います。なので、後から見たときに思い出せる程度に動詞や目的語などの重要な部分を英語のままで、キーワードとしてメモします。そのときに、キーワードは縦、もしくは横1列に並べて英文ごとに区切ると、あとで見たときに思い出しやすいです。
日本語でメモすると、頭のなかで英語を日本語に翻訳する時間と手間がかかるので、英語でメモするようにしましょう。
実際に場面を想像する
リスニングの英文が会話文の場合、その場面を想像しながら聴いてみましょう。
そうすることで、より集中できますし、英文の内容も頭に入ってきやすくなります。さらに、記憶に残りやすいので問題も解きやすくなります。
英語のリスニングまとめ
リスニングが苦手だという人は、リスニングよりも文法や単語がしっかりと身についているかということを確認してみてください。身についていない人は、文法や単語を勉強していくことでリスニングの力もついていきます。
リスニング問題のコツは、いきなりテストでやってみるのは危険なので、英検の過去問のリスニング問題等で試してみて慣れておくとといいと思います。
今回紹介した以外にも、リスニングのコツはたくさんあると思いますが、英語を本格的に勉強し始めて2年もたっていない中学生(執筆時点)の私はこれくらいのコツしか持っていません。他に良いコツがあったら教えていただくと参考になります。
英語のリスニングは簡単とはいえませんが、勉強してコツをうまく使えば、簡単に解くことはできると思います。リスニング問題を苦手から得意にできるように頑張りましょう。