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政府・与党と翁長知事の代理戦争だ…宜野湾市長選告示まであと5日
佐喜真氏は自民、公明両党の推薦を受け、志村氏は翁長氏を中心にした保革共闘の移設反対派に擁立された。自民党は8日に額賀福志郎元財務相らが宜野湾入りし、地元企業への働きかけを強めているのに対し、翁長氏は保守層や企業の切り崩しに躍起となっている。
翁長氏が志村氏に白羽の矢を立てたのも保守層を切り崩すためだ。昨年12月に死去した志村氏の父は自民党県連会長を務めた重鎮だったからで、世論調査では60歳以上で志村氏の支持が高くなる傾向がある。
ただ、最も選挙に強いとされる「2期目を目指す現職」の佐喜真氏が相手だけに、翁長氏はなりふり構っていられないようで、今月6、7両日は平日にもかかわらず公務を一切入れず、宜野湾市内などの企業を回って支持を訴えた。