産経ニュース

政府・与党と翁長知事の代理戦争だ…宜野湾市長選告示まであと5日

ニュース 政治

記事詳細

更新


政府・与党と翁長知事の代理戦争だ…宜野湾市長選告示まであと5日

 米軍普天間飛行場を抱える沖縄県宜野湾市の市長選(17日告示、24日投開票)の告示まであと5日間となり、一騎打ちの見通しの現職と新人が複数の世論調査で数ポイント差でせめぎ合う大接戦の情勢だ。普天間飛行場の名護市辺野古移設で対立する政府・与党と同県の翁長雄志(おなが・たけし)知事の代理対決の様相も呈し、翁長氏は公務を二の次にしててこ入れを図るなど選挙戦は熱を帯びている。

 7日に市内で行われた公開討論会で注目を集めたのは辺野古移設に対する候補者の立場の違いだった。現職の佐喜真淳氏(51)は辺野古移設への賛否は明確にしないものの、「固定化を避けることが公約の一丁目一番地だ」と普天間飛行場の固定化を回避させる姿勢を強調した。一方、元県職員の新人、志村恵一郎氏(63)は「(移設)条件をつけない閉鎖、返還もあり得る」と辺野古移設阻止を前面に掲げた。

関連ニュース

自民“背水の陣” 宜野湾市長選に挙党態勢 連敗ドミノ断ち切れるか

「ニュース」のランキング