CPAP療法において、マスク選びは最も重要なポイントです。症状を和らげ、快適な睡眠を得るためのマスクの選び方とは?
マスクの種類は大きく分けると5種類あり、さらに細かく分けると、さまざまな種類のものがあります。代表的なものは以下の5タイプです。
鼻を覆うタイプで、種類も多く、最も一般的なタイプです。シリコン素材のものや肌への接触面が少ないものなど、さまざまなものがあります。
鼻と口を両方覆うタイプです。あまり見かけないタイプですが、鼻マスクをつけると口が開いてしまう方は一度試してみる価値があるかもしれません。
鼻腔に直接挿入して空気を送るタイプです。個人差はありますが、一部の方からは支持を得ているタイプです。
鼻と口、両方に直接挿入して空気を送るタイプです。国内どころか海外でも品揃えが少なくなっており、価格が高くなりがちです。
口に直接挿入して空気を送るタイプです。鼻腔が閉じやすい方におすすめのマスクです。
CPAP療法で最も重要なことは、「自分に適したマスクを選ぶ」ということです。いくら継続的に使用をしても、マスクが自分に合っていないと治療がうまくいきません。以下のような状況の場合は、マスクがあなたに合っていない可能性があるので、医師に相談の上、早急に適切なものに切り替えることをおすすめします。
①フィット感がなく、よく眠れない
②マスクでかぶれる
③空気が漏れる
④目や口が乾燥する
⑤鼻や喉に痛みがある
では、どのようなマスクを選べばいいのでしょうか。効果的にCPAP装置を使用するために、以下の2点に留意してください。
購入する場合もレンタルする場合も、医師に相談の上で自身の症状に合ったマスクを選ぶのが前提です。ただ、シリコン素材でアレルギーを起こしたり、マスクそのものが重く、接触面が大きいために、快適な眠りを妨げたりする場合があります。ですから、症状だけでなく素材や重さ、接触面などにも考慮する必要があります。
サイズについては実際に装着し、一定期間試してみることが一番です。輸入品の場合は難しいかもしれませんが、購入後の不一致を防ぐためにも、まずレンタル品で試してから所有を検討することをおすすめします。