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ブルーパブ名: | [パブなし] | ||||
ビールの種類: | ブロンド ゴールデンビター ブレッタ・テーブルビア |
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醸造開始: | 2015年4月10日 | ||||
URL: | http://songbirdbeer.blogspot.jp/ | ||||
製造元: | (同)ソングバード | ||||
電話番号: | |||||
住所: | 千葉県木更津市清川1丁目14番12号 | ||||
アクセス: | JR久留里線/上総清川駅から徒歩5分 JR内房線、久留里線/木更津駅東口からタクシーで10分 |
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コメント: | 2015年4月、飲みました。 ソングバードというビールが発売されたと聞いて、早速ブルワリーを訪ねてみました。 ソングバードビールのブルワリーは、千葉県の木更津市にあり、JR内房線の木更津から分岐する 久留里(くるり)線の上総清川(かずさきよかわ)駅から歩いて5分足らずのところにあります。 ソングバードのブルワリー ソングバードビールは、ブルワーの中島恭平さんと奥様のモナミさんのお二人で立ち上げた マイクロブルワリーです。ビール造りを始めるのに当たり、美味しい水が手に入る手頃な物件を 探していたところ、ここが見つかりトントン拍子で話がまとまり、2014年にそれまで住んでいた 船橋から木更津へ移って来ました。 中島さんは、以前両国のポパイでアルバイトをしていたこともあり、そこからビール造りに興味を持ち、 その後ワインの産地として有名な米国カリフォルニア州のナパバレーにあるブルーパブで2ヶ月ほど インターンシップとして経験を積まれ、ご自身のブルワリーを設立するまでに至りました。 2015年2月18日に酒類等製造免許(発泡酒)を取得、3月2日より初バッチの仕込みを開始、 そして4月10日、地元木更津のクラフトビールバー「Beer O'clock」(ビアオクロック)でのお披露目会に 漕ぎ着けました。 開業したばかりのブルワリーには、真新しいケグと原材料が準備されていました ソングバードという名前の由来は、中島さんご夫婦が以前住んでいた船橋市の宮本というところに 「鹿島湯」という銭湯があり、その銭湯の物置の整理にちょうど居合わせたところ、「ソングバード」 という看板を発見しました。それは以前、津田沼にあった「ソングバード」というロックカフェの看板で、 ブルワリーの開業に際して看板ごと名前をもらってしまったそうです。 「えっ? マジ!!」と思うような、ちょっと面白いネーミングの仕方です。 ソングバードビールは、清澄山系に源を発し房総半島の丘陵地帯を流れる小櫃川(おびつがわ)と 矢那川(やながわ)から取水される美味しい水を仕込み水として使用し、ドイツ産やイギリス産の麦芽と チェコ産サーズやイギリス産ケントゴールディングなどのホップを使用して醸造しています。 基本ラインナップとなるのは、「ブロンド」と「ゴールデンビター」の2種類です。 ブロンドは、ベルギースタイルの軽めのビールで、ドイツ産ピルスナーモルト、チェコ産サーズホップと ベルギー産酵母を使用したゴクゴク飲めるビールです。 ゴールデンビターは、イングリッシュスタイルのビールで、少しホップを利かせたしみじみと味と香りを 楽しむのに良いビールです。
ソングバードビールは、瓶内熟成タイプのビールで、充填からおおよそ2〜3週間の瓶内発泡・熟成 期間に入ります。充填作業は、すべて手作業なので地味な作業が続きます。 ボトルのラベルの絵柄は、代官山にあるバー「CAFE STREAMLINE」(ストリームライン)の店主さんが デザインした作品なのだそうです。 今のところブルーパブ開業の計画はなく、近郊のビアパブに置いてもらうところから始めるそうで、 生産量の関係からOEM製品の受託も当面はやらないそうです。 現在使用しているタンクは200リットルで、最初は120リットルくらい仕込むところからバッチをまわして、 徐々に仕込み量を増やしていく計画です。麦芽やホップなどの原材料は、ある程度まとまった量を 仕入れる必要があるため、ビール1種類ごとの生産量が少量なことから原材料の回転率を上げる ことが課題となってきます。それでも、中島さんは、小さ目のタンクで仕込みを数多くまわす多品種少量 生産を武器に、様々なスタイルのビール造りに挑戦して、毎月、月替わりでシーズナルビールを出して 行きたいと意気込みを語っていました。 ソングバードビールのブルワリーでは、すべての工程が手作業なので、いつもブルワリーに流れる BGMを聴きながら、仕込みから瓶詰めまでご夫婦お二人きりで作業を続けています。 そのブルワリーの醸造設備を、中島さんのご厚意により見せて戴くことができました。 仕込室 タンクの役割は左から、ボイルケトル、 もろみ仕込みタンク、 ホットリカータンク 醗酵室 中島さんご夫妻は、気軽に会話のできる気さくな方で、お二人ともとてもビールがお好きなのが お話しの中からひしひしと伝わってきました。また、マイクロブルワリー業界の多くの方々とも 広く親交があるようで、他のブルワリーやクラフトビールバーのこともよくご存知で、 ブルワーさんならではのエピソードを沢山お聴きすることができました。 ブルワーの中島恭平さんと奥様の中島モナミさん |