2015年の全国の自殺者は前年と比べて1456人(5.7%)減の2万3971人で、6年連続の減少となったことが15日、警察庁の集計(速報値)で分かった。3万人を下回ったのは4年連続。18年ぶりに2万5千人を割り込んだ。
15年1~11月の集計を内閣府が分析したところ、動機別では「健康問題」の減少が最も多く、「かかりつけ医らによる、うつ病患者の早期発見と治療につなげる対策などが奏功したのではないか」(自殺対策推進室)としている。
年間の自殺者数の内訳は男性が1万6641人(前年比745人減)、女性が7330人(同711人減)。都道府県別で増加率が高かったのは、岡山(19.0%)、石川(17.1%)、熊本(10.3%)。減少率が高かったのは高知(36.2%)、徳島(23.1%)、山梨(20.2%)だった。
年間の自殺者は、警察庁が統計を取り始めた1978~97年は2万~2万5千人台で推移。景気低迷が深刻化した98年に3万人を超え、14年連続で3万人台を記録していた。過去最悪は03年の3万4427人。
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