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【ゴルフ】

片岡 米デビュー20位発進 首位と3打差、やったりましたぁ

2016年1月16日 紙面から

第1ラウンド、12番でティーショットを放つ片岡大育=ワイアラエCCで(共同)

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◇ソニー・オープン<第1日>

 ▽14日、米ハワイ州ホノルル、ワイアラエCC(7044ヤード、パー70)▽晴れ、気温23度、強風▽賞金580万ドル、優勝104万4000ドル▽144選手

 【ホノルル(米ハワイ州)テッド・ムース】米ツアー初出場の片岡大育(27)=Kochi黒潮CC=が1イーグル、4バーディー、2ボギーの66で回り、4アンダーで首位と3打差の20位タイにつけた。谷原秀人(37)も4アンダー。石川遼(24)=カシオ=は3アンダーで32位タイ。その他の日本勢は小平智(26)=Admiral=が2アンダーで52位、宮里優作(35)は1アンダーで68位、武藤俊憲(37)は1オーバーで102位、岩田寛(34)は2オーバーで116位だった。7アンダーの首位にはビジェイ・シン(フィジー)ら5人が並んでいる。

 「やったりましたぁ!」。ホールアウトし、報道陣に囲まれた片岡が開口一番、にこにこ顔で叫んだ。昨年は日本ツアーで唯一の初優勝。だが、秋にスペインで行われた欧州ツアーの出場予選会に挑んだものの失敗。気持ちを切り替えて、初めて米ツアーにやってきた。まだ初日とはいえ、日本勢7人の中で最上位。気分は上々だ。

 飛距離は出ないが、正確性と小技のうまさが持ち味。開催コースにうってつけのスタイルだ。1番で第1打を左ラフに打ち込んだもののパーセーブして落ち着いた。2番で3メートル、3番で2・5メートル、4番で6メートルを沈めて3連続バーディー。9番パー5では、追い風を利用して第2打を4メートルにつけてイーグルも。後半も危なげなく回った。

 初めての米ツアーの印象は、これまでテレビで見ていた強豪たちがあちこちでプレーしていて「やっぱりすごい! 自分が小さく感じる」。だが、その中での好スタートに「自分がいいプレーをすれば、そこそこ成績は出せると思う」と、言葉は希望にあふれる。

 江戸時代に日本地図をつくり上げた伊能忠敬の末裔(まつえい)、伊能恵子キャディーとの二人三脚ぶりは、日本ではおなじみ。1983年に青木功が日本人として初めて米ツアーで優勝したワイアラエで、次代を担う若武者が新しい歴史を刻もうと奮戦している。

 

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