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【プロ野球】

純平は「ものが違う」 筋トレの達人が絶賛

2016年1月16日 紙面から

杉内級と太鼓判を押されたソフトバンクの高橋。他の新人選手とは別メニューでトレーニングする(古瀬哲裕撮影)

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 ソフトバンクの高橋純平投手(18)=県岐阜商=が「筋トレの達人」からお墨付きをもらった。多くのアスリートを指導してきた高西文利ストレングス担当トレーニングアドバイザー(60)が絶賛したのは体の感覚の鋭さだ。いわく「ものが違いますね」。それもセンスであり才能だという。

 「まだ数日しか指導をしていないから、性格までは分からない。ただ、体の動きのセンスがいい。こんな動きをしてほしい、と指示をすれば、すぐにそう動ける。誰もができることではない」

 ウエートトレーニングには、正しい姿勢がある。例えばバーベルを使ったスクワットで「もっと重心を前に、と言えばスッと動ける」という。「努力もすごかったけど、杉内君もそうだった」。社会人時代から指導していた巨人・杉内の姿になぞらえた。

 さらに驚くのは高橋が実は器具を使った筋トレが初体験ということだ。高校時代、下半身はランニングや自重で強化していた。筋トレの基礎の基礎から教わっているという。「高西先生に、筋肉の必要さを教わった。上半身も鍛えて、故障しない体をつくりたい」と意気込んだ。

 昨夏の左太もも裏肉離れの影響で、左右の筋力差があるため一部別メニュー。ただトレーニングは順調で、新人合同自主トレ初日にリタイア1号となる左すねの張りは完治した。「1月の終わりにはダッシュができるように、というペースでやっていけています」と表情は明るい。

 16日は新人合同自主トレの休養日。「休み明けには、走る方で次のステップにいけそうです。いい練習はできています」。回り道はしても、確かな歩みを続けている。 (谷光太郎)

 

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