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【プロ野球】巨人攻撃力アップに秘密兵器 進化したバーチャルマシン2016年1月16日 紙面から
4点打線でV奪還だ。巨人は15日、都内のホテルでスタッフミーティングを行い、高橋由伸監督(40)はプラス1点のための具体的な数値目標を設定。宮崎キャンプではバーチャル打撃マシンに大野(中日)ら各球団のエース級4投手の映像を導入し、最大のテーマである打線強化に取り組む。 新体制の首脳陣や球団幹部が集結。「より監督として実感が出てくる」という指揮官がまず訴えたのは貧打解消だった。「課題の攻撃では、チーム打率を2割6分から2割6分5厘ぐらいを目標に。そうなると、平均得点が4点前後になる」 会議の中では、より細かい数字も出した。「同じ打席数にはならないから難しいけれども」と机上の計算であることを自覚した上で、安打が昨季から102本増えて1239安打で目標打率に届くことを例示した。 宮崎キャンプでは攻撃力アップの秘密兵器が用意される。昨秋に導入されたバーチャル打撃マシンが進化し、大野、藤浪(阪神、対戦防御率2・48)、黒田(広島、同1・15)、ジョンソン(同0・00)の映像を導入した。内田打撃コーチは「打席で映像とボールを見るだけでもイメージができる」と活用策を練っている。他の3人は打ちあぐねたが、大野に対しては昨季3勝、防御率4・33と相性は二重丸。それなのになぜ選ばれたのか…。打倒巨人に意気込む竜のエースには、さらに負けられない理由ができた。 昨年は投手陣が3点に抑えても、3点しか取れなかった。1点の上積みを狙う由伸監督は「チームとして戦うことはもちろん、個の力、レベルアップは必要」と力を込めた。数値目標を達成するための第一歩が、宮崎キャンプでの「おおの君」との真剣勝負だ。 (井上学) PR情報
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