蹴球探訪
手倉森監督 リオへの道はベンゲル流
来年1月五輪アジア最終予選
(10月7日)
トップ > 中日スポーツ > 大相撲 > 紙面から一覧 > 記事
【大相撲】高安が5連勝 秋元才加パワーだ2016年1月15日 紙面から
◇初場所<5日目>(14日・両国国技館) 高安(25)=田子ノ浦=が臥牙丸を上手投げで下し、平幕で唯一全勝を守った。ます席に招待した幼なじみで元AKB48のタレント、秋元才加の応援にこたえられた。横綱白鵬(30)=宮城野=は5連勝で通算951勝目として北の湖と並び史上4位となった。大関琴奨菊も小結栃ノ心を寄り切り、全勝をキープした。鶴竜は小結の勢に引き落とされ、2敗目となった。2勝目の勢は横綱戦初勝利。 幼なじみが両手を合わせ、祈るように高安を見つめていた。「頑張って!」。その声援は確実に届いただろう。高安が上手投げで臥牙丸を転がすと、ます席に座っていた元AKB48の秋元才加は中腰になり、両手を突き上げた。 「母親同士が友だちなんです。10歳くらいのころよく遊んでました」と高安。2014年6月にフィリピン大使館で開かれたパーティーに招待されたとき、ステージで秋元とお母さんが紹介された。それを見たフィリピン出身の高安の母ビビリタさん(54)が「才加ちゃんのお母さんが昔から親しい人だった」と驚きの再会となり、そこから連絡を取り合うようになった。 「(秋元は)当時からカラオケがうまかったですよ。モーニング娘。を歌ってましたね。けんかをしたこともあります」と思い出を鮮明に覚えている高安。ます席を自ら用意して招待した幼なじみに、成長した姿を見せることができた。 昨年秋場所は左脚を負傷し4日目から休場した。だが、その経験から得たものもある。「相手を研究して、相手十分にならないように考えてる」という。取組が終わって部屋に帰ると「ひたすら(ビデオを)見てる。3〜4時間は見てる。集中的にも見るし、全体的にも見てる。(以前の)倍以上は見てる」と相撲漬けの日々を送る。休場中は見たくなかった相撲中継を「今後につながると思って、自分のために見た」。精神的にも成長した。 5連勝でも普段と変わりはない。「験は担がなくなった。験を担がなくても勝つときは勝つ。そこに頼ってしまうと、何かがあると嫌だなと思って。縛られるのはやめようかなと思って」。平幕でただひとり全勝となっても、伸び伸びと取り続ける。 (岸本隆) PR情報
|