韓国、桜田氏の発言を強く非難
慰安婦問題で「無知蒙昧な妄言」
2016年1月14日 19時57分
【ソウル共同】韓国外務省報道官は14日、定例記者会見で、従軍慰安婦について「職業としての売春婦だった」とした自民党の桜田義孝元文部科学副大臣の発言を「無知蒙昧な妄言」と強く非難した。
その上で、昨年末の日韓合意に基づく措置について「円満で着実に進める雰囲気と環境づくりが大事だ」と日本側に発言の自制を求め、合意内容の履行を重視する考えを示した。
報道官は「歴史の前で恥も知らない国会議員の妄言に、いちいち言い返す価値も感じない」と不快感を表明。慰安婦問題は「強制的に連れて行かれた女性を対象に広範囲に行われた戦時の性暴力であり重大な人権侵害」と指摘した。