【ヒューマン】
高良については「すごくまじめな方で、撮影以外で話すときも何となくかみ合わない感じですが(笑)。だけど、その空気感が心地よいです」と全幅の信頼を置く。
今回が民放連ドラ初主演作で「今は良い作品にすることだけに集中しています」。日本を代表するスター女優に成長した有村は、2010年1月9日付のサンケイスポーツ企画「新春ガールズコレクション」が実質的な芸能界デビューだった。
当時のサンケイスポーツを見ながら「懐かしいですね~」としみじみ。「あのころは自分が楽しいと思える仕事ができたらいいなと思うくらいで…。それからいろんなことを経験させてもらって、少しは強くなれたと思います」と振り返った。
「自分に負けたくない性格なので、今まで女優をやめようと思ったことはないです」。常に前向きだが、転機が訪れたのは19歳だった。
ブレークのきっかけとなった13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」の前年にあたる12年で「演技をしても『ただ演じているだけ』という感覚しかなくて。上達の実感もないし、このままでは私、終わっちゃうという漠然とした不安を感じました」と告白。「仕事に慣れ始めた時期で、どこかで『もう大丈夫』という甘えの意識が芽生えたのかも」と付け加えた。