今季40歳シーズンを迎える大先輩の全てを吸収してみせる。歳内が福原とともに過ごしている、充実の日々を明かした。
「福原さんにはシーズン中も中継ぎとしての気持ちの持ち方を教えてもらっている。今は主に技術的なこと。見て勉強、聞いて学んでいます」
甲子園での自主トレを一緒にやらせてもらうなかで、新たな試みに取り組んでいる。具体的には下半身を使った投球方法の習得。昨季は中継ぎで29試合に登板して1勝1敗2H、防御率2・62。終盤は疲れがたまって、ボールが走らなくなった。上半身主導の投球フォームからの脱却を図るため、キャッチボールから下半身を意識して投げている。
「とにかく七、八、九回の勝ってるときに(試合に)入っていきたい。安藤さん、福原さんに割って入って、新外国人(マテオ、ドリス)にも負けたくない」
国産リリーフ陣“ASF”の完成は、39歳の福原、38歳の安藤の仕事を軽減することになる。それは22歳・歳内の使命だ。(野原勉)
(紙面から)