かれこれ1年弱、無職生活が終わったので書いてみることにする。
自分の無職生活のまとめと、これから無職になる人への助けになればいいと思う。
・エジプトに行っても何も変わらない。
仕事を辞めてアフリカ大陸に渡ったくらいでは何も変わらない。そもそも1日あれば着くしね。仕事を辞めてエジプトに行ったくらいでは何も変わらないってことは仕事を辞めてエジプトに行かないと分からないのかもしれない。旅に出て何かが変わる人は旅くらいで変わる程度の何かしか持っていないのかもしれんね。
仕事を辞めると人と社会人とは生活のリズムが合わなくなる。そのせいか分からないのだけれど、気付けば周りに無職がわりと居る、みたいな状況になっている。仕事をしている時は周りに無職は全然居なかったので、住む世界、見える世界が変わったのかもしれない。
基本的に何にも所属していない無職は時間に縛られない生活をすることが可能なので夜型の生活になったりしがちなのだが、だからこそ夜寝て朝起きるリズムを大切にしないともうほんとどんどん社会との隔絶が加速する。朝起きて日光を浴びるべきだし、無料で利用できる公共施設は夜は閉まっているのだ。あと、運動をしないと太る。食事も一日三食にこだわる必要はないのだけれど、どうしても寝る時間は増えて、体重も増える。できれば身だしなみも整えておきたい。
求職活動・失業保険など無職にはやっぱり頼れるハローワーク。職業訓練などもある。とりあえずちゃんと行っとこう。
人間生きているだけでやっぱりお金はかかる。でもまぁ無ければ無いなりになんとかなる。無ければ無いなりに頭を使うものだ。あと、人には頼ろう。無職のプライドなんて一文にもならない。
これはモテ論みたいなものだけれど、モテる人にはモテる理由があるが、モテない人にはモテない理由がある訳ではない、モテない人にはモテる理由が無いのだ。そのモテる理由が仕事やお金に由来しているのでなければモテなくなるわけではない。マメさでモテている人は無職の方が時間があるのでよりモテるのかもしれない。
よく勘違いされるのだが、お金が無いから無職を続けられなくなるのではなく、無職を続ける意思を保ち切れなくなるから人は無職を辞めるのだ。無職を続けるのは大変だ。何をしなくても腹は減る、貯金も減る。毎日不安だしヒマだし人と話すこともどんどん減っていく。その上で、なお気高く無職であろうとする不断の意思のみが、無職を無職たらしめ続けるのである。