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2016-01-14

大阪市ヘイトスピーチ規制条例について

 いよいよ「言論弾圧」が始まるようですね。明日、大阪市議会で所謂「ヘイトスピーチ規制条例」(大阪市ヘイトスピーチへの対処に関する条例)が可決成立するそうです。全会一致で可決される可能性もあるそうですね。

 戦争になるなぁ、これは。

 “嘘吐き”はこんな感じの記事で内容を紹介しています。

 嬉しそうですね。

 余命さんのブログではこんな感じで紹介されています。

 興味があるのは「ヘイトスピーチ」の定義です。これについて“嘘吐き”は「特定の人種もしくは民族の個人や集団を社会から排除し、憎悪や差別意識をあおる目的で侮蔑や誹謗(ひぼう)中傷するもの――など」と書いてあります。

 余命さんのブログに紹介されている大阪市の要綱に書いてあるヘイトスピーチの定義は以下の通りです。

(1)対象
 ヘイトスピーチの対象は、人種又は民族に係る特定の属性を有する個人又は当該個人の属する集団に向けられたものとします。
(2)要件
 ヘイトスピーチというための要件として、「社会からの排除等といった目的性」、「侮蔑誹謗中傷といった態様面」及び「不特定多数の者が表現内容を知り得るといった対象者の不特定性」の3つの要件を設けます。
(3)拡散活動
 表現活動そのものだけでなく、表現活動を記録した印刷物やDVD等の頒布販売や上映、インターネット動画サイトへの投稿など元となる表現活動の拡散活動も対象とします。

 
 うまいな、と思うのは(2)の要件の最初にある「社会からの排除等といった目的性」ですね。社会からの排除となると、その社会の中の多数派はヘイトスピーチの対象になりません。つまり、日本社会の中では日本人はヘイトスピーチの対象にはなり得ないのです。なぜなら少数派が多数派を排除するという構図は、完全に不可能とは言えないけれども、事実上不可能に近いからです。

 ここではっきりするのは、この「ヘイトスピーチ規制条例」とは一方的に多数派である日本人を攻撃するものであるということです。逆に言えば、日本社会の中で少数派と見なされる集団による多数派の日本人に対する「侮蔑誹謗中傷」は、この条例では取り締まる対象とはなり得ません。少数派が多数派の日本人を日本社会から排除するなど最初から考えられないからです。

 簡単に言えば、これは日本人を差別する条例なのです。日本人を攻撃し、貶め、辱め、晒し者にし、好きなように懲罰を与え、萎縮させ、敗北させ、怠惰にさせ、絶望させ、失望させる・・・そんな条例であるということです。大阪市議会は、そういう条例を明日全会一致で可決するというのです。嗚呼、日本という国は何というアホな国なのでしょうね。

 まぁ、いいでしょう。
 私も晒し者になる心の準備をしておく必要があるのでしょうな。

 ただ、今から言っておきますが、これは所謂「在日」という言葉で表現されている方々にとって、最終的には耐え難い将来をもたらすことになると私は思っています。なぜなら“力”によって人間を黙らせることは出来ても、信頼や友情を勝ち得ることは絶対にあり得ないからです。多くの日本人は、場合によってはこれによって“黙らされる”ことになるかもしれません。しかし、その屈辱感は絶対に忘れません。

 確かに、所謂「在日」という存在を批判する言動には、行き過ぎた表現が無いというわけではないと思っています。しかし、その全てが根拠を持たない言動であるということではありません。論理的には正しいものも数多く存在するのです。むしろその方が多いかもしれません。

 今回の条例成立によって、彼らを一瞬は黙らせることが出来るかも知れません。しかし、その反動は恐ろしいものになるでしょうね。先ずは、最初に選ばれるヘイトスピーチ審査会のメンバーが「攻撃」の対象になるはずです。人を裁く者は裁かれるのです。彼らは真面目に「仕事」をするかも知れませんが、その判断に少しでも落ち度やミスがあった場合、徹底的に責任を取ってもらうことになるのではないでしょうか。

 この条例を叩き潰す方法があるのかどうかわかりませんが、数万人、数十万人の人間が、首謀者もないまま一斉に彼らの定義する所謂「ヘイトスピーチ」を行った場合、彼らはどう対処するのでしょうかね。まぁ、お手並み拝見といきましょうか。

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