たまに、はてなブックマークなどのSNSから流れてくる「月間20万達成しました!!」などの勇ましいタイトルの他のブロガーの記事を見て、それに比べてご自身のブログの閲覧数(PV)が少なくいとお嘆きのブロガーが数多いらっしゃることと思います。
ブログのアクセスアップ術を本やサイトを勉強したり、はたまた有名ブロガー(有名ブロガー一歩手前の人やそこまで到底到達していない人も最近は運営していますが)が運営する有料サロンに入会して教わったり、わざわざ会社を辞めて高知に移住してトマトブロガー教に入信されるなど、涙なくしては語れない努力と費用を費やしていらっしゃいますがなかなか成果があがらないと思っていらっしゃる方のために、ちょっとしたヒントをお伝えします。
このエントリーの目次
- そもそもブログで取り上げている内容がニッチすぎないか?
- ニッチかどうかはインターネット上の検索サイトの検索ボリュームで判断できる
- 検索ボリュームはGoogleAdWordsのキーワード プランナーを利用してみよう
- ちなみに2015年のインデックス投資の検索ボリュームは月間平均6,600回です
- 投資関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- スマートフォンなどのガジェット系の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- スポーツ関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- アニメ関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- アイドルグループの単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- 2chや動画の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
- 違う分野のサイトやブログのPV(閲覧数)は比較対象にすらならない
- PV集めるために、検索ボリュームが多い単語の記事を書けばよいと思わないこと
そもそもブログで取り上げている内容がニッチすぎないか?
いくらSEO(検索エンジン最適化)を徹底的に施して、自分のブログ記事が検索結果の上位に進出したとしても、そもそも世間の人々が興味が無い内容をブログで取り上げている限り閲覧数(PV)が少なくなるのは当然です。
当たり前のことですね。
ネタがニッチであればあるほど、ブログを閲覧してくれる人は少ないのは理解できたとしても、自分が取り扱っているブログで取り上げている内容がニッチかどうかはどうやって調べればいいのでしょうか?
ニッチかどうかはインターネット上の検索サイトの検索ボリュームで判断できる
雑誌などは、発行部数によってその影響力の強さを推し量ることができます。インターネット上で公開しているサイトやブログの内容がニッチかどうかは、検索サイトの検索ボリュームで判断することが可能です。
検索ボリュームとは、検索サイトでその単語がどの程度検索されたのか数値化したもので、メジャーな単語ほど、検索ボリュームが多く、ニッチな単語ほど、検索ボリュームが少ないです。
その検索ボリュームはどうやって調べればよいかというと、検索エンジン最大手のGoogleのサービスであるGoogleAdWordsを利用すれば簡単に調べることができます。
検索ボリュームはGoogleAdWordsのキーワード プランナーを利用してみよう
GoogleAdWordsは、Googleの広告掲載サービスです。Googleアカウントを所有していれば、GoogleAdWordsのアカウントを取得することができ、そのサービスを利用することができます。もちろん、広告など出稿する必要はありません。
このGoogleAdWordsのキーワードプランナー(※)というサービスを利用すれば単語ごとの検索ボリュームを簡単に調べることが可能です。
※GoogleAdWords内の運用ツール>キーワード プランナー
具体的には、「新しいキーワードの選択と検索ボリュームの取得」の中にある「検索ボリュームと傾向を取得」から調べることが可能です。
Google AdWords: Keyword Planner
ちなみに2015年のインデックス投資の検索ボリュームは月間平均6,600回です
私が行っている投資手法はインデックス投資ですが、このニッチな投資手法が日本においてどの程度検索されているかどうか調べてみました。
「インデックス投資」というキーワードでの月間検索ボリュームはgoogleと検索パートナー(gooやLivedoorなどのポータブルサイト)において、2015年の平均で8,800回です。これが多いかどうかは、投資に関連する単語の検索ボリュームと比較することでわかります。
投資関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
以下のとおりです。「インデックス投資」は、「株価」という検索キーワードに比べてにくらべて1/102の検索ボリュームであることがお分かりになるかと思います。
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
インデックス投資 | 6,600 | 1倍 |
株式投資 | 22,200 | 約3倍 |
不動産投資 | 33,100 | 約5倍 |
投資 | 40,500 | 約6倍 |
投資信託 | 90,500 | 約14倍 |
株主優待 | 90,500 | 約14倍 |
FX | 201,000 | 約30倍 |
為替 | 450,000 | 約68倍 |
株価 | 673,000 | 約102倍 |
投資の分野だけではちと分かりにくいかもしれませんので他の分野の主要なキーワードでも比較してみましょう。
スマートフォンなどのガジェット系の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
SIMフリー | 165,000 | 約25倍 |
スマートフォン | 246,000 | 約37倍 |
アイフォン | 201,000 | 約30倍 |
iPhone | 823,000 | 約125倍 |
スポーツ関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
プロレス | 110,000 | 約17倍 |
大相撲 | 201,000 | 約30倍 |
ラグビー | 301,000 | 約46倍 |
Jリーグ | 368,000 | 約56倍 |
サッカー | 1,000,000 | 約152倍 |
野球 | 1,220,000 | 約185倍 |
プロ野球 | 4,090,000 | 約620倍 |
アニメ関連の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
エヴァンゲリオン | 450,000 | 約68倍 |
アニメ | 1,500,000 | 約227倍 |
ラブライブ | 1,500,000 | 約227倍 |
妖怪ウォッチ | 2,240,000 | 約339倍 |
アイドルグループの単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
EXILE | 550,000 | 約83倍 |
AKB48 | 1,500,000 | 約227倍 |
嵐 | 2,740,000 | 約415倍 |
2chや動画の単語の検索ボリューム(2015年月間平均)
検索ワード | 2015年月間平均 検索ボリューム |
インデックス投資 を1とした場合 |
---|---|---|
2ちゃんねるまとめ | 823,000 | 約125倍 |
2ちゃんねる | 1,220,000 | 約185倍 |
ニコニコ動画 | 1,500,000 | 約227倍 |
ニコニコ | 2,740,000 | 約415倍 |
ようつべ | 3,350,000 | 約508倍 |
Youtube | 24,900,000 | 約3,773倍 |
違う分野のサイトやブログのPV(閲覧数)は比較対象にすらならない
このように、ご自身が取り扱っているブログの内容と全く違う分野のブログやサイトのPV(閲覧数)は比較対象になりません。投資系のブログとガジェット系のブログではPVは圧倒的に違います。いわんやアニメやプロ野球系のブログは圧倒的な検索ボリュームがあることから、検索結果の上位のサイトは圧倒的なPV(閲覧数)を集めており、比較どころではありません。
SNSなどで「月間50万PV達成!!」など流れてきた場合は、まずそのブログの取り扱っている内容などを調べてることが大切です。
PV集めるために、検索ボリュームが多い単語の記事を書けばよいと思わないこと
ちなみに、手っ取り早く、PV(閲覧数)アップのために、検索ボリュームが多い単語の記事を盛り込んで記事を公開したとしても、すぐには結果がでない可能性が高いです。
検索ボリュームが多い単語は、人気があることから、通常はその内容を取り扱っているサイトやブログが多く競争はめちゃくちゃ厳しいのが現状です。その競争を勝ち抜いたドメインパワーの圧倒的に強いサイトやブログが検索結果の上位に表示されますので、ブログを始めたばかりでは、検索結果の上位進出はもちろんのこと、10ページ目にも掲載されないという悲惨な結果になりかねません。
もちろん、検索ボリュームを事前い調べてブログの記事を執筆することは、アクセスアップの戦略としては間違っていませんが、ブログのブランディング戦略から考えると、ブログの取り扱う内容や方向性を逸脱してPV(閲覧数)目当てに人気のありそうな内容を書くのは、長期的にはマイナスと考えます。
ブログは続けてナンボです。
続けるためには自分の得意とする分野や好きな内容を、それを知らない人のためになるように、コツコツと記事にしていくことが大切です。
そのような地道な努力がファンの獲得につながり、自分が運営するブログが育っていくと思います。手っ取り早くPV集めたいからと、安易にアクセスアップを狙って記事を書いても、大方は挫折して途中で疲れるだけだと思いますよ。(雑多な内容と取り扱うブログでも、文才があるブロガーやキャラクターが確立されていれているブロガーならば別ですけど、それは本題とそれるので、後日にでも。)
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