15日夜19時半頃、大阪市が進めるヘイトスピーチ規制条例案の審議が行われている大阪市議会本会議で、大阪維新の会所属議員が賛成討論を行っていたところ、議場に、銀行やコンビニエンスストアなどで防犯用に使われるカラーボールが投げ込まれた。
カラーボールは議場にいた人には当たらず怪我人は出なかった。
カラーボールを投げ込んだ男性は、「日本人の人権を守れ」「日本人の表現の自由を守れ」と叫んでいた。
事態を受けて、本会議は休憩に入った。
大阪維新の会関係者によると、カラーボールを投げ込んだ男性は、傍聴席にいた人物に羽交い絞めにされ、殴打されたという。
条例案に関しては、自民党が、条例案の内容について「十分な議論をする時間が必要」として反対を表明しているが、維新、公明、共産等が賛成に回っており、条例成立は免れない状況になっている。