徳島ラーメンってすっげー美味しいって聞いたことがあるんだけど、まだ食べたことなかったんですよ。
最近ではほとんど埼玉から出ない生活してますし、徳島県に行ったのはもうかれこれ20年以上も前のことですし、20年前に遊びに行った時には徳島ラーメンっていうものが存在したのかどうかさえ興味がなかったから知らなかったですし。
全国にいろんな地元ラーメンがあるので、死ぬまでにとても全部を食べることはできないだろうし、逆に全部食べたら死ぬだろうなって気がしてますから、特に徳島ラーメンにだってこだわりなんてものはなく、「死ぬまでに一度は食べてみたい!」とかこれっぽっちも思ってなかったんです。ああ今ちょっと「徳島ラーメンこそ命!」みたいな人たちを敵に回したような気がしましたが。気のせいですね。
そんな僕でも、たまたま都内に用事があって、たまたま目の前に徳島ラーメンのお店があったら、やっぱり入りますよね。
たまたまって単語が続くとなんだか罪悪感があるのは、Google先生に飼い慣らされている証拠でしょうか。
やたらと目立つ「阿波徳島中華そば」の幟や、徳島県の謎のプローモーション「VS東京」の看板が目に突き刺さって、お店の名前が写真に入ってませんね。ブログで紹介しようというのに基本ができていません。
店内に入ってすぐの券売機で食券を買います。
券売機のトップに餃子セットの三連星が並ぶあたりにお店の餃子への並々ならぬ意気込みを感じてしまいましたが、ここは餃子推しよりも「阿波徳島中華そば」へのこだわりを見せなくていいのでしょうかなどとド素人ながらちょっと心配。そんなの大きなお世話ですね。きっと徳島餃子も名物なんだよね。知らんけど。
僕はお店のナンバーワンよりも三番手くらいが好きなので、左から三番目の「肉そば」をチョイス。ナンバーワンよりもナンバースリーくらいに憧れるという大人な選択をする自分に「渋いなあ」と酔いしれるひととき。一番じゃなくていいんです。
ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンはSMAPですね。書きたかっただけです。すいません。
店内は昔の少年漫画雑誌が飾ってあったりしてレトロな雰囲気。
装飾や調度品はレトロなんだけど、店内のBGMは阿波踊りなので都会の四次元ポケットに迷い込んだような気分が味わえます。大げさか。
待つこと数分。肉そば(特大)が キタ━(゚∀゚)━!!!!!!!
なんで特大とか注文してんだよ。麺の量が 2人前だよ。脂肪肝で死ぬよ。あれ?脂肪肝って死ぬのかな。並盛り〜特大まで同じ料金なのでつい...
トッピングは豚バラ肉、もやし、ネギ、メンマ。丼から立ち上る豚骨醤油の香りがとってもいいです。
食欲を極端に刺激する香りに「とめどなくあふるる唾液」...詩的に書いてみてもやっぱり汚いな。「唾液」がダメなんだろうね。きれいな言葉に言い換えられないけど。
1枚目の写真は比較するものがなかったからイマイチ大きさがわからなかったと思うんだけど、さすが特盛だけあって丼もけっこうデカくて深いです。わかるかなあ。
肉そばを名乗るだけあって、豚バラ肉がたくさん入っています。これがしっかりと甘辛く煮付けてあって、ご飯が欲しくなるほど美味しい。ラーメンのトッピングにしておくのはもったいないくらい。君なら立派なおかずとして主役を張れるよ。
もやしだって、いつも食べているもやしよりもシャキシャキしている感じがして、肩に力が入りながらも他のトッピングやスープに負けるものかと気張っているのが伝わってきます。え?何がって、もちろんもやしの気持ちですよ。スピリチュアルか。
メンマは普通。気の利いたことを書いてやれなくてごめんなメンマ。
う〜ん、普通なんだけどこの場合は主張しすぎていないところが魅力なのかな。
麺は軽く縮れたモチモチの中太麺。少しトロみのある豚骨醤油で、独特の甘みがあるコク旨スープがよーく絡んできて美味しいです。
麺とスープの相性がいいんだろうなあ。
なんだよ、徳島ラーメンって本当に美味しいじゃないか。これは食べなきゃ一生後悔するよ、たぶん。だから大げさかって。
正直なところ、美味すぎてもう死んでもいいってほどではないけれど、とても後を引く美味しさというか、一度食べるとクセになるのは間違いない。
途中で特製ラー油を加えてみたら、味わいが変化して特大でも飽きずに最後まで行けました。これオススメ。
さっきから何回か書いたけど、スープはトロみのある豚骨醤油味。独特の甘さがあって後を引く感じが好きです。
コクがあってまろやかな美味しさのスープにはご飯が合いそうです。麺が特大でなければご飯をぶち込みたいところでしたが、さすがに自重しました。ふっ、僕も大人になったものです。
もちろん完食です。そろそろ汁完がデフォってどうかと思うよって体の中から声が聞こえます。幻聴なの?
満足の一杯、ごちそうさまでした!またなんか用事を作って行きます!
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