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中国 習主席 19日から中東3か国歴訪へ1月15日 21時27分
中国の習近平国家主席が来週、サウジアラビアなど中東3か国を歴訪することが決まり、石油などの資源を安定的に確保するため関係強化を図るとともに、中東情勢の安定化に向けて積極的に貢献する姿勢をアピールし、「新しい大国」としての存在感を示したいものとみられます。
中国外務省は15日、習近平国家主席が今月19日から23日まで、サウジアラビア、エジプト、イランの3か国を訪問すると発表しました。習主席がこれらの国を訪れるのは2013年3月の就任以来初めてで、今回の歴訪を通じて、石油などの資源を安定的に確保するため、関係強化を図るとみられます。
また、サウジアラビアは国民の平均所得が高く、エジプトとイランは人口が多いことから、市場としても有望だと中国は見ていて、アジアとヨーロッパをつなぐ経済圏構想「一帯一路」の推進に弾みをつけたい考えです。
さらに3か国は、いずれも中東で強い影響力を持つことから、習主席は、それぞれの首脳と、シリアの内戦終結に向けた話し合いを行うほか、サウジアラビアとイランには外交関係を断絶しても、ともに冷静に対応するよう働きかける見通しです。
中国は、イランの核開発問題で欧米側との最終合意にこぎつけたのは、みずからが重要な役割を果たした結果だと自負していて、今回の歴訪でも中東情勢の安定化に向けて積極的に貢献する姿勢をアピールし、「新しい大国」としての存在感を示したいものとみられます。
また、サウジアラビアは国民の平均所得が高く、エジプトとイランは人口が多いことから、市場としても有望だと中国は見ていて、アジアとヨーロッパをつなぐ経済圏構想「一帯一路」の推進に弾みをつけたい考えです。
さらに3か国は、いずれも中東で強い影響力を持つことから、習主席は、それぞれの首脳と、シリアの内戦終結に向けた話し合いを行うほか、サウジアラビアとイランには外交関係を断絶しても、ともに冷静に対応するよう働きかける見通しです。
中国は、イランの核開発問題で欧米側との最終合意にこぎつけたのは、みずからが重要な役割を果たした結果だと自負していて、今回の歴訪でも中東情勢の安定化に向けて積極的に貢献する姿勢をアピールし、「新しい大国」としての存在感を示したいものとみられます。