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NY原油市場 12年2か月ぶりの安値に1月16日 2時38分
15日のニューヨーク原油市場は中国経済の減速で原油の需要が減る一方、イランの経済制裁が解除され供給は増えるとの見方から原油の先物価格は大きく下落し、およそ12年2か月ぶりに1バレル=29ドル台前半の安値をつけました。
15日のニューヨーク原油市場は、中国・上海の株式市場が大きく値下がりし、中国の景気の減速が改めて意識されたことや、産油国のイランの経済制裁が近く解除され石油の輸出が増えるとの観測から原油の供給過剰な状態が一段と強まるという見方が広がりました。
このため原油の先物に売り注文が集まり、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時、節目となる1バレル=30ドルを再び割り込み29ドル台前半まで下落しました。これは2003年11月以来およそ12年2か月ぶりの安値水準です。
市場関係者は「この日発表されたアメリカの先月の小売業の売上高も振るわず、アメリカ国内でも原油の需要の拡大は期待できない。エネルギー関連企業や産油国に与える影響は深刻だとみられ、投資家の警戒感が強まっている」と話しています。
このため原油の先物に売り注文が集まり、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時、節目となる1バレル=30ドルを再び割り込み29ドル台前半まで下落しました。これは2003年11月以来およそ12年2か月ぶりの安値水準です。
市場関係者は「この日発表されたアメリカの先月の小売業の売上高も振るわず、アメリカ国内でも原油の需要の拡大は期待できない。エネルギー関連企業や産油国に与える影響は深刻だとみられ、投資家の警戒感が強まっている」と話しています。