フィアット・クライスラーの北米部門を自動車ディーラーが提訴
2016/01/15 00:54 JST
(ブルームバーグ):自動車メーカー、フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)の北米部門が不正を働いたとして、同部門を自動車ディーラー2社がシカゴ連邦地裁に提訴した。FCAは金銭の提供と引き換えに、ディーラー各社に虚偽の販売台数を報告するよう促していたという。
FCA株は欧州市場で一時9.4%下げ、売買停止となった。
提訴した自動車ディーラーは、イリノイ州拠点のネープルトン・アーリントン・ハイツ・モータースとフロリダ州拠点のネープルトン・ノースレイク。12日付の訴状によると、複数のディーラーが毎月末に虚偽の販売報告を行い、翌日にその販売分を取り消した。この行為に対してはFCAの北米部門であるFCA USが金銭を支払っていた。
FCAの広報担当ケリー・エンライト氏にこの提訴について電話でコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
原題:Fiat Chrysler Unit Accused of Racketeering to Falsify Sales(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先: Wilmington, Delaware Phil Milford pmilford@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先: David Glovin dglovin@bloomberg.net
更新日時: 2016/01/15 00:54 JSTニュース一覧
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